学研オンライン英会話を採用した理由は、「中学英文法 for スピーキング」のレッスンを活用し、通常の授業と連携させて文法項目の定着を図るためです。授業で学んだ内容を生徒たちが実際に外国人講師との会話で使うことで、「生きた英語」や「使える英語」を習得してほしいと考えました。毎月1回のオンライン英会話で英語を話すことへの壁を取り除き、スピーキング力の向上をめざしています。また、オンライン英会話で困ったことがあった際にも、事務局や担当の方が迅速に対応してくださるため、教員側も安心して利用できています。

導入のねらい通り、生徒たちからは「授業で習った文法が使えた！」「授業で習った内容だから、講師が話す英語を理解できた！」といったうれしい声が聞こえてきます。1対1のオンライン英会話のレッスンは、授業内でのクラスメイト同士のやりとりでは得られない体験を提供する非常に良い機会となっています。初めは緊張してレッスンを受けるのが精一杯だった生徒も、回を重ねるうちに講師との会話を心から楽しむ様子が見られるようになりました。レッスン後には、「レッスン中にできたこと」や「どんな話をしたか」をクラスメイト同士で楽しそうに話し合う姿が印象的です。

レッスンを通じて、生徒たちは英語を使って他国の人とコミュニケーションを取る喜びや、うまく伝えられなかった悔しさを実体験として強く感じていると思います。このような体験が、生徒たちのスピーキング力やコミュニケーション力を高めるきっかけになっていると感じています。