子ども向けオンライン英会話について保護者の方から相談を受けるとき、「教材は実際どうですか?」「子どもは飽きませんか?」という質問は思っていたより多いです。料金や回数ももちろん大事ですが、小さな子どもはの場合は特に、「教材が子どもに合うか」「先生がどんなふうに進めるか」で続けやすさが大きく変わると感じています。

私自身、バイリンガル保育の現場で長く子どもたちと関わってきましたが、小さな子どもへの英語は“内容の難しさ”より、 “取り組みやすさ”の設計がとても大切です。実際に家庭でKimini英会話の「小学生の英会話1」を受講してみて、「なるほど、家庭学習と相性がよく作られているな」と感じる場面が何度もありました。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Kimini英会話「小学生の英会話1」は未就学児にも対応しており、落ち着いた画面設計と知育教材のような絵柄が特徴で、初めてオンライン英会話に挑戦する子どもの家庭学習との相性が高い。
  • 沈黙を作らない講師の進め方や「Can you〜?」で体を動かしながら楽しめる構成が特徴で、答えられなくても自然にフォローしてくれるためインプット期間の子どもでも無理なく続けやすい。
  • レッスン後に「Do you want apple?」など生活英語につなげやすい表現が多く、「英語をガンガン話せるようにする」というより、日常に英語時間を自然に作ることに強いコースといえる。

最初に感じたのは「学研教材っぽさ」

最初に感じたのは「学研教材っぽさ」

こちらは、「小学生の英会話1」のレッスンスライドです。年齢の目安は小学生ですが、未就学児でも受講できます。

Kimini英会話を開いて最初に感じたのは、「 “学研っぽい”教材設計だな」ということでした。

これは悪い意味ではなく、むしろ子どもの家庭学習との相性が良い方向の“学研感”です。

画面は全体的にごちゃごちゃしておらず、色使いも強すぎません。海外系オンライン英会話の中には、アニメーションや効果音が多く、子どもは喜ぶけれど集中が散りやすいものもあります。その点、Kiminiは落ち着いています。

イラストも、いわゆる“知育教材っぽい”やさしい絵柄で、子ども向け通信教材に近い空気があります。

例えば、果物の単元では、apple, banana, orange が並ぶだけではなく、” Which one do you like?” “What color is it?”と自然に会話が広がる構成になっていました。

単語を覚えるだけで終わらない構成になっています。 受けてみると、「これ、紙教材だったらそのまま幼児ワークになりそうだな」と感じる場面も多かったです。

Kiminiのコースはテンポよく進む

Kiminiのコースはテンポよく進む

実際のレッスンは、思っていた以上にテンポよく進みました。

子ども向けのオンライン英会話は、間が空くと子どもの集中が一気に切れます。特に4〜6歳くらいは、 “待つ時間”だけで気持ちが離れてしまうことがあります。

Kiminiの講師は、沈黙を作らない先生が多い印象でした。

最初のレッスンでは、先生が笑顔で、 “How are you today?” のような簡単な会話から始まり、その日の気分や食べたものを聞く流れで、テンポよく進んでいきました。

ここで印象的だったのが、 “答えられなくても止まらない”ことです。

子どもが黙ってしまったときも、 “Carrot?” “Do you like carrot?” と、選択肢をどんどん出してくれます。

子どもレッスンで大事なのは、「正解すること」より、「会話が止まらないこと」だと私は思っています。

Kiminiはここがとても上手でした。

実際に多かった講師の質問

小学生の英会話1」コースでは、とにかく“答えやすい質問”が多かったです。

例えば色のレッスンでは、” What color is this?”のような基本質問だけで終わらず、
“Is it red or blue?”と選ばせたり、” What’s your favorite color?”と本人の好みに話題を広げたりする流れが自然でした。

動物の単元になると、今度は”Can you roar like a lion?”のような体を使うやりとりが増えています。うちでは一気にテンションが上がり、画面の前でライオンの真似を始めていました。

この「Can you〜? 」が多いのは、子どもにはとても合っていると思います。

実際、うちでも画面越しに lion の真似を始めたり、elephant の鼻をジェスチャーしたりして、途中から“勉強”というより遊びに近くなっていました。

教材画面は「親が横で見やすい」

実際に家庭で使って大きかったのですが、Kiminiの教材は、親が横から見て内容を把握しやすいです。

オンライン英会話によっては、画面情報が多すぎて、「今何してるの?」が分からなくなることがあります。

Kiminiは基本的に、

  • 今日の単語
  • イラスト
  • 質問
  • 簡単な会話

が整理されて表示されます。

しかも講師が画面上に丸を書いたり、指差ししたりしながら進めるので、子どもでも理解しやすいです。

レッスン中も、先生が apple をぐるっと囲みながら、 “This is apple.” “Can you say apple?”と進めてくれました。

そのあと、 “What color is the apple?”へ自然につながっていきます。

一問一答だけで終わらないのがKiminiらしいところだと思います。

「言わせる」より「慣れさせる」感じが強い

印象的だったのですが、Kiminiは“無理に話させる圧”がそこまで強くありません。

オンライン英会話によっては、”Repeat!” “Say it!”が続き、子どもが疲れてしまうことがあります。

Kiminiは、 “Can you say tomato?” 、“Tomato!” 、“Good job!”くらいの軽さで進みます。

言えなくても、先生が自然にフォローします。

最初の数回はほとんど聞いているだけの日もありました。

こういう時期は、親が横でにこにこしているだけで十分です。急かさず、その日のレッスンが終わったら『今日も聞けたね』くらいで流してあげると、子どもは次回も嫌がりません。

子どもの場合、最初は聞いているだけでも、ある日急に言葉が出始めることがあります。

インプット期間を急かさない設計は、家庭学習では非常に重要だと思っています。

予習復習は「親の負担が少ない」

予習復習は「親の負担が少ない」

個人的に助かったのがここでした。

子どものオンライン英会話は、レッスンそのものより、 “家庭準備”が負担になるケースがあります。

Kiminiは、予習復習が比較的シンプルです。

レッスン前に教材を少し見るだけでも流れが分かりますし、「今日は色かな」「今日は食べ物かな」がすぐ把握できます。

しかも内容が急に難しくなりません。ここも“学研っぽさ”を感じた部分でした。

少しずつ積み上がる作りになっています。

例えば前回が red, blue なら、次回はそこに yellow が追加されるくらいの進み方です。

急激に負荷が上がらないので、子どもが「分からない」で止まりにくいです。

復習も、「今日の単語を夕飯で少し使う」くらいで十分回せました。 “Do you want apple?”
“What color is your cup?” など、生活に乗せやすい表現が多いのも使いやすかったです。

実際に感じた「Kiminiらしさ」

いろいろ受講して感じたのは、Kimini英会話は、 “派手さ”より、 “家庭で無理なく続けられること”を 重視しているサービスだということです。

海外系サービスのような強いエンタメ感はそこまでありません。

でも、その代わりに、毎日続けやすい。親が内容を把握しやすい。復習まで生活に乗せやすい。この3つが揃っているサービスは、意外と多くありません。

特に小さな子どもは、 “楽しかった”だけで終わると家庭で定着しません。

Kiminiは、レッスン後に自然と生活英語につなげやすい教材構成でした。

これは実際に家庭で使ってみて感じた部分です。

まとめ

実際に受講してみて、Kimini英会話の「小学生の英会話1」は、「英語をガンガン話せるようにする」というより、 “英語時間を家庭に作る”ことに強いサービスだと感じました。

特に、初めてオンライン英会話をする、子どもがまだ集中しにくい、という家庭には合いやすいと思います。

私自身、長くバイリンガル保育の現場で子どもたちを見てきましたが、小さな子供への英語は「続くこと」が本当に大切です。

その点でKiminiは、 “毎日少しずつ積み上げる家庭学習”との相性が良いと感じました。

オンライン英会話は、「25分しっかり座れたか」より、「生活の中で英語が出始めるか」が大事だと私は思っています。

Kimini英会話は、その最初の入口を作りやすい教材だと感じています。

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lily 子ども英語教育講師・保育士 / Early Childhood English Educator
英会話講師・保育士として活動し、インターナショナルスクールを10年間経営。独学で英語を習得し、幼児英語教育の現場で長年指導に携わる。シンガポールをはじめ各国で幼児教育を研究し、「生きた英語」を重視した指導を実践している。