英語学習を頑張っている皆さんなら、おそらく英語の曜日を正しく「言う」ことはできるでしょう。しかし、正しいスペルがあいまいになっている人も多いのではないでしょうか。
ミーティングやホームパーティーの予定など、メールで曜日を書き添えることもあると思うので、正しいスペルなどをこの機会におさらいしましょう。

曜日を表す英語表現と発音

曜日を表す英単語一覧

曜日を表す英単語をおさらいしておきましょう。

  • Monday(月曜日)
  • Tuesday(火曜日)
  • Wednesday(水曜日)
  • Thursday(木曜日)
  • Friday(金曜日)
  • Saturday(土曜日)
  • Sunday(日曜日)

曜日は必ず語頭を大文字で表記するので注意しましょう。

曜日を表すそれぞれの単語は、以下のように発音します。

  • Monday [ˈmʌndeɪ] (ンデイ)
  • Tuesday [ˈtjuːzdeɪ] (テューズデイ)
  • Wednesday [ˈwenzdeɪ](ウェンズデイ)
  • Thursday [ˈθɜːzdeɪ](サァズデイ)
  • Friday [ˈfraɪdeɪ](フライデイ)
  • Saturday [ˈsætədeɪ](タデイ)
  • Sunday [ˈsʌndeɪ](サンデイ)

発音に注意したいのは、TuesdayとThursdayです。
Tuesdayはカタカナ語で「チューズデイ」と発音すると、意味が通じなくなる可能性があるので気をつけましょう。
また、Thursdayはカタカナで書くと「サーズデイ」ですが、語頭の音は「sa」ではないので、「th」が正しく発音できるようにしましょう。

各曜日の省略表現

カレンダーなどで見かける省略表現と、実際の曜日の対応もチェックしておきましょう。

  • Monday:Mon. / Mo.
  • Tuesday: Tues. / Tue. / Tu.
  • Wednesday : Wed. / We.
  • Thursday : Thurs. / Thu. / Th.
  • Friday : Fri. / Fr.
  • Saturday : Sat. / Sa.
  • Sunday : Sun. / Su.

略称を使う時は、省略を表すピリオド「.」を語尾に忘れずにつけましょう。

年月日と曜日を合わせた表記法

基本的な表記法

メールや手紙で年月日を入れる場合、日本語とは順番が違うため、注意が必要です。
また、アメリカ式とイギリス式でも違いがあります。

アメリカでは ①曜日 ➁月 ③日にち ④年 の順で書きます。
イギリスでは ①曜日 ②日にち ③月 ④年 と、②と③が逆になります。

「2021年8月25日火曜日」を表す場合、

アメリカ式では “Monday, August 25, 2021.” となり、イギリス式では “Monday, 25 August 2021.” となります。
アメリカ式の場合は、曜日と日の後にコンマを付けます。一方、イギリス式では曜日の後にはコンマを付けますが、日付の後にはコンマは付けません。

メールでの表記法

ミーティングやホームパーティーの予定などをメールで伝えたい時は、以下のような表現を使います。

Sales conference
Date: February 20th (Fri)

Paul’s birthday party
Date: March 7th (Sat)

このように、曜日の略を付け足すとわかりやすいです。

イギリス式表記法に注意!

ちなみにイギリスでは以下のような表記も見かけます。

  • Tuesday, 25th August 2021
  • Tue 25th Aug. 2021
  • Tu. 25/8/2021
  • 25/8/2021 (Tue.)

アメリカでは賞味期限や消費期限は日本と同じく月の後に日を書くため、8月25日は「8/25」と分かりやすいのですが、イギリスに行くと消費期限の表記がややこしくて困ることがあります。
消費期限が「3/8」と書かれている場合、本当の消費期限はは「8月3日」なのに、「3月8日」と勘違いしてしまうこともあります。

ホームステイ先で、「とんでもなく前に賞味期限が切れてる…!」と驚いて、食品を捨ててしまわないように、曜日が併記されている場合は、ぜひ参考にするようにしてください。

曜日の覚え方

惑星

惑星と関連づけて覚える

曜日は惑星などの天体に関連付けて名づけられています。
それぞれ日曜は太陽、月曜は月、火曜は火星、水曜は水星、木曜は木星、金曜は金星、土曜は土星というように対応しています。

  • 日曜日(Sunday)→太陽(Sun)
  • 月曜日 (Monday)→月(Moon)
  • 火曜日 (Tuesday)→火星(Mars)
  • 水曜日 (Wednesday)→水星(Mercury)
  • 木曜日 (Thursday)→木星(Jupiter)
  • 金曜日 (Friday)→金星(Venus)
  • 土曜日 (Saturday)→土星(Saturn)

日曜日は「太陽(Sun)」の日で”Sunday”、月曜日は「月(Moon)」で”Monday”、土曜日は「土星(Saturn)」で”Saturday”と結び付けると覚えやすくなりますね。

一方で、火曜日・水曜日・木曜日・金曜日は一見すると、曜日の名前と惑星の名前が全然違いますよね。
次の項で、由来となった神様について解説します。

曜日の由来となった神様の名前

曜日の呼び名の由来となった神様について、簡単に解説します。

火曜日(Tuesday)の語源になっているのは、北欧神話の軍神「テュール」です。テュールはローマ神話の軍神「マルス」と同一視されます。そのため火曜日は「Tuesday」、火星は「Mars」となります。
響きは違いますが、同じ神様を表しているのです。

水曜日(Wednesday)の語源となっているのは北欧神話の主神「オーディン」。”Odin” が “Woden”(ウォーデン)に変化し、「Wednesday」の由来になりました。
オーディンは商人や旅人の守護神「Mercurius(メルクリウス)」と同一視されるため、「水星」は「Mercury」となっています。

木曜日(Thursday)の語源は「雷神トール」で、木星の語源となったローマ神話の雷神「Jupiter(ユピテル)」と対応しています。

金曜日(Friday)の語源となったのは豊饒の女神「フレイヤ」で、金星の語源となった美の女神「Venus(ヴィーナス)」と対応しています。

ただ、曜日の語源はとても古いので、今伝わっていることがすべて正しいかどうかは誰にもわからないところがあります。「諸説あり」ということですね。

ゲーム好きな方にとっては、耳にしたことのある名前も多いのではないでしょうか。由来となった神々や神話について調べてみると、英語の曜日についてより楽しく覚えられるかもしれませんね。

歌で覚える

親子で英語の曜日を覚えたい方には、歌を使って覚えるのがおすすめです。「Sunday, Monday, Tuesday」は、学校の授業やテレビなどで一度は耳にしたことがあると思います。
以下のような歌詞です。

“Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Thursday, Friday, Saturday, Sunday comes again.”

思わず口ずさんでしまうシンプルなメロディと歌詞で、楽しく曜日を覚えましょう。

「The Days of the Week Song」は、曜日の英語とともに、曜日の順序やしくみが歌詞になっている英語の童謡です。

”Morning, afternoon and night.” ”Seven days in a week.” ”Sunday comes around again.”

覚えやすいメロディとリズミカルな曲運びが特徴のため、楽しく歌って曜日を覚えられます。

「Seven Days」は、歌とリズムに合わせて、英語の曜日を楽しく学べる英語の童謡です。子供と一緒にクイズ感覚で曜日を言い合ったり、掛け合いをしたりするのもおすすめです。

子どもと一緒に英語で歌を歌うのは、教育面からみてもとても有効です。こちらの記事も参考にしてみて下さい。

ダジャレで覚える

親子で曜日を英語で覚えるなら、ダジャレを使った覚え方も人気です。

月ようびが はじマンデー(Monday)、
火ようび あいさつ「ち~す」デー(Tuesday)、
水ようころんで うぇ~んズデー(Wednesday)、
木よう雨かな?傘さーすデー(Thursday)
金よう ひるめし フライデー(Friday)、
土ようび バッタリ会って ごぶサタデー(Saturday)、
日ようくらい おこサンデー(Sunday)、
そんなかんじで今週も 行くで~!

という歌詞です。
いずれにせよ、楽しく覚えられる方法が一番かと思います。

曜日を正しく伝えよう!

曜日を正しく伝えよう!

基本の前置詞「on」

会話で曜日を伝える時には、基本的に「on」を使います。

Aさん
I have work on Wednesday.
訳)水曜日は仕事です。
Aさん
I have a day-off on Saturday.
訳)土曜日は休みです。

ただし、「毎週水曜日」と言いたい場合は、「on」ではなく「every」を使います。

Aさん
Let’s have a meeting every Wednesday.
訳)毎週水曜日にミーティングをしましょう

特定の日を表したい時は this/next/last

「今週木曜日」と言いたい時は「this Thursday」といい、「来週木曜日」と言いたい時は「next Thursday」といい、「先週木曜日」と言う場合は「last Thursday」と言います。
この場合、「on」を一緒につけることはないので注意しましょう。

Aさん
Are you busy this Thursday?
訳)今週木曜日は忙しいですか?
Aさん
The meeting is scheduled for next Thursday.
訳)ミーティングは来週木曜の予定です。
Aさん
I sent in the report last Thursday.
訳)先週木曜日に報告書を提出したんですが。

「まで」を表す「by」と「until」の使い分けに注意

「by」「期限」を表し、「until」「期間」を表します。「by Monday」と言う場合、Mondayという「点」のみが対象となっているのに対し、「until」と言う場合は、「今からMondayまで」の長いスパンが対象となっているイメージです。
以下の例文を参考にしてみて下さい。

Aさん
We need to be ready for the presentation by Monday.
訳)月曜日までにプレゼンの準備ができている必要があります。
Aさん
We can practice our presentation until Monday.
訳)月曜日までプレゼンの練習ができます。

「by」と「until」の違いについて詳しい説明が欲しい方は、以下の記事も参考にしてみて下さい。

まとめ

曜日は義務教育の早い段階で習い、日常生活でも触れる機会が多い一方、古い由来を持つ言葉であるためスペルが難しく、表記の順番などでも戸惑うことが多いですよね。
しかし、曜日は会議やパーティーの日程などで誤解を生まないための大切な手がかりでもあります。
日付に曜日の略称が添えられている場合は、よく確認しましょう。