“log”という英単語をご存知でしょうか?
最近では日本語でもカタカナで「ログ」という単語を見かけることがありますが、この記事では英語の”log(ログ)”の意味を深堀りします。
いくつかの意味がある単語ですので、ぜひこの記事で学んでみてください。
“log”の意味①:記録(名詞)
「log(ログ)」には記録(名詞)の意味があります。
元々は航海の記録や航海日記をつけたりする際に使用されていましたが、最近では旅行の記録をつけたり、コンピューターの記録(ログ)として使用されます。
ミーティングの記録を残しておいてください。
ITやインターネットの業界では、「何らかの出来事や起こったことの記録」を「log data(ログデータ)」と表現することもあります。
私の上司のパソコンが不調のようです。データログを確認してもらうことはできますか?
もちろんです。
“log”の意味②:記録する、記録をとる(動詞)
「log」は動詞としても使用できます。動詞では「記録する、記録をとる」の意味になります。
その学生は、このクラス内で一番速いタイピング記録を残した。
「log」には「記録する、記録をとる」から派生して
- (仕事)〜するのに時間をかける
- (ある距離を)走行する
- 〔航空機や船がある速度を〕出す
の意味もあります。
彼はパーティのために3時間かけてパンを焼きました。
私が所有していた車は、売る前に30,000km走行していました。
その飛行機は時速560マイルを出している。
“log”の意味③:材木・丸太
「log」には「材木・丸太」の意味もあります。
昔は航海の記録を付ける際に、丸太を利用していたことから「log」に「記録する」の意味が加わりました。
火をおこすためにこれらの丸太を使ってください。
ありがとうございます。
「logging(ロギング)」には「材木の切り出し業」の意味があります。
わたしたちは材木の切り出し業で生計を立てています。
※「make a living」は「〜で生計を立てる、自活する」の意味です。
“log”の意味④:木を切る(丸太として切り出す:動詞)
「log」には「木を(丸太として)切り出す」の意味もあります。
彼らは今日のキャンプファイヤのために丸太を切り出しています。
数学では対数を表す
数学では「対数」という概念があり、「log」の記号を使って表します。
対数「logaM」は「Mはaの何乗なのか?」を表しています。
例えば、
「2の2乗は4」を対数で表すと、log24=2(2を何回かけると4になりますか?2回です。)
「5の2乗は25」の場合には、log525=2(5を何回かけると25になりますか?2回です。)
となります。
“log”を使ったイディオム
次に、「log」を使った表現をご紹介します。
sleep like a log
「sleep like a log(スリープ・ライク・ア・ログ)」は、「ぐっすり眠る」の意味です。
丸太のように眠るの意味から「ぐっすり眠る」の意味となっています。
わたしの犬はいつもぐっすり眠ります。
(as) easy as falling off a log
「(as)easy as falling off a log(アズ・イージー・アズ・フォーリング・オフ・ア・ログ)」は「とても簡単な・とても簡単にできる」の意味です。
「丸太を落とすのと同じくらい簡単」という意味から派生しています。
こんなにおいしい食事をどうやって作るの?
とっても簡単です。レシピに従って、材料をレシピのとおりに測って作るだけですよ。
log in / log out
「log in (ログ・イン)」は「(アカウントなどに)ログインする」、「log out(ログ・アウト)」は「(アカウントなどから)ログアウトする」の意味です。
日本語でも利用されている表現のため、馴染みのある意味ですね。
どうしたらログイン/ログアウトできますか?
派生して「log into work」は「出勤する」の意味で使われることもあります。
明日、1時間早く出勤(ログイン)はできますか?
予定を確認させてください。
まとめ
この記事では、”log(ログ)”の意味や、数学における”log”の意味、”log”を使ったイディオムなどをご紹介しました。
「log」には記録(名詞)、記録する(動詞)、丸太(名詞)、丸太として木を切り出す(動詞)などの意味があります。
数学では、対数の記号として「log」が使用されています。
「log」を使ったイディオムとして「sleep like a log(スリープ・ライク・ア・ログ)」「(as)easy as falling off a log(アズ・イージー・アズ・フォーリング・オフ・ア・ログ)」「log in/log out(ログ・イン/ログ・アウト)」もご紹介しました。
日常会話でも使いやすい表現です。ぜひ、英会話で使ってみてください。