「また」とか、「さらに」、「そして」といった文章を繋ぐ言葉、皆さんは英語を話す時や書く時にきちんと使えていますか?聞いて理解できることはあっても、いざ自分が使う番になったらなかなかスムーズに喋れなかったりするのではないでしょうか。そんな時は、接続語の語彙をアップさせておくと良いですよ!今回は、既に話したことにプラスして何か言いたい時に使う「また」という言葉のバリエーションを学んでいきます。色んな文の間に挟めるので、単調な短い文章だけにならないようになります。

also

also

alsoというと、「私も~だ」のように、「too」と同じ扱いで使うものというイメージが強いですかね。しかし、このalsoは接続副詞という使い方もできて、この場合は文と文の間に置くことで、それぞれを繋ぐ方の「また」という意味になります。日本語での訳が副詞でも接続副詞でもどちらであっても同じなのがなんとなく複雑さを増していますが・・・。とりあえず。既に伝えた事柄にプラスして何か言いたいことがあったらalsoが使えると覚えておきましょう。

副詞としてのalsoとは違うことを明確にするため、1つの文章が終わったら文頭に置き、その直後にコンマを入れることがあります。これだと読み手は確実にalsoが接続副詞であるとわかるからです。もしライティングをするなら、このような方法もあるのだと頭に入れておきましょう。

Aさん
Please be here at eight in the morning. Also, don’t forget to bring your lunch.
訳)朝8時にここに集合ですよ。また、お昼ご飯も忘れないで持ってきてくださいね。
Bさん
OK! It must be fun!
訳)わかりました!絶対楽しくなるぞ!

文頭にalsoがあるおかげで、追加して何かまだ言いたいのだなとわかります。会話の時は、文が一旦終わったのかどうかで判別できますね。一番はその時の状況、ニュアンスでしょうけど。

besides

日常英会話で使える「また」といった英語表現なら、besidesがぴったりです。カジュアルなので英語での会話を強化したい方は必須の英単語と言えるでしょう。

既に言った文章よりも重要なことを付け加えるという特徴があるので、英語にしては珍しく、重要なことを後から言う流れになっています。理由を言う時、後からもっと説得力のあることを思い出した際などには使えますね。

moreover

moreover

改まった言い方で「また」と言いたい時、既に言ったことに付け加えてさらにその原因を補強したい時にはmoreoverを使います。カジュアルに友達と話す際にはあまり使うことはないかもしれませんが、理由を補強する時にはぴったりのニュアンスなのでこちらも覚えておくと便利ですよ!特にライティングのテストの時や、リーディングでは使えるのではないでしょうか。

Aさん
I didn’t buy the bike because I didn’t like the design. Moreover, it was too expensive.
訳)私がその自転車を買わなかったのはデザインが気に入らなかったからなんです。それに高すぎましたからね。
Bさん
Cost is impoortant, I know.
訳)値段は重要ですからね、確かに。

なぜ自転車を買わなかったのかという理由を補強するために、値段が高かったことを後付けしていますね。

furthermore

フォーマルで、書き言葉に使われる「また」という英語表現だとfurthermoreがあります。こちらは改まった言い方なのでレポートやスピーチなどで発見することができます。

ビジネスシーンで部下を紹介したり、推薦文を書く場合にはこのような単語が必要です。

in addition

in addition

追加をするという意味で使うなら、熟語のin additionが有名ですね。こちら、カジュアル表現かなと思われがちなのですが、実は形式的な場面や書き言葉で使われるためフォーマルな表現となります。その言葉通り何かを追加して言いたい時に使います。

Aさん
This book says, ”He was a good tennis player. In addition, he was a great coach”.
訳)この本にはね、「彼は優れたテニスプレーヤーでした。それに加え、素晴らしいコーチでもありました。」って書いてある。
Bさん
Yes, that’s your father baby.
訳)そうよ、それがあなたのお父さんなのよ。

テニスプレーヤーとして成功を収めていること以外に、教える側としてもすごかったことを追加して述べています。

まとめ

文と文を繋ぐ役割をする「また」にも色々なパターンがありましたね。カジュアルなものなのか、それともフォーマルなものなのかだけでもわかっておくと、会話中や文章中に相手に違和感を持たせないで、きちんとした英語の「普通」の文章になります。文は1つだけだと幼稚な印象を与えてしまうので、上手に接続詞を使うことでより内容が濃い文章を作ることができます。長ければ良いというわけではありませんが、「また」を使って1文にもう少し意味を持たせてあげましょう。