今回は、英単語“share”(シェア)の意味や使い方を紹介します。
shareは、日常会話やビジネスシーンでよく使われる単語の1つです。
「共有する」「分け合う」という意味で知られていますが、実は他にも意味があり、さまざまな使い方があります。
英語の例文を豊富に紹介するので、使い方をしっかり理解しましょう!
shareの意味・使い方

まずは、shareの基本的な意味と使い方を学びましょう。
shareの基本的な意味
shareは、主に「共有する」「分け合う」という意味で使われます。
また、「分け前」や「株」の意味もあります。
shareの例文
shareは、さまざまな場面で使われます。
まずは「共有する」「分け合う」という意味で使われる際の例文を見てみましょう。
Can you share your notes with me?
(あなたのノートを私と共有してもらえますか?)
We shared a taxi to the airport.
(私たちは空港までタクシーを相乗りした。)
He always shares interesting stories.
(彼はいつも面白い話を共有してくれます。)
さらに、shareを「分け前」「株」という意味で使われる際の例文も紹介します。
Everyone got an equal share of the profits.
(全員が利益を均等に分けた。)
He bought shares in a tech company.
(彼はテクノロジー企業の株を買った。)
また近年では、SNSで投稿を広める(シェアする)際にも使われます。
Please share this post with your friends.
(この投稿を友達とシェアしてください。)
sharedの意味
“shared”はshareの過去形・過去分詞形で、「共有された」「共用の」という意味になります。
例文はこちらです。
We stayed in a shared room.
(私たちは共用の部屋に泊まった。)
She shared her experience with us.
(彼女は自分の経験を私たちと共有した。)
share A with Bの意味
shareを使った表現である”share A with B”は、「AをBと共有する」「AをBに分け与える」という意味になります。
「誰かと共有する」という意味を明確にする場合にwith(B:人)を使います。
share A with Bを使った例文はこちらです。
I shared my umbrella with a stranger.
(私は見知らぬ人と傘を共有した。)
She shared her knowledge with the team.
(彼女はチームと知識を共有した。)
share with youの意味
“share with you”は、「あなたと共有する」「あなたに話す」といった意味になります。
I want to share something with you.
(あなたに話したいことがある。)
Let me share my thoughts with you.
(私の考えをあなたと共有させてください。)
ビジネスにおけるshareの意味・使われ方

ビジネスにおける”share”の意味や使われ方は、主に以下の3つの文脈で登場します。
- 株式
- 市場シェア
- 利益や責任の分配
それぞれ詳しく解説しますね。
株式(Share as Stock)
すでに触れたように、shareは、会社の所有権の一部を表す「株」を指します。
例文はこちらです。
He invested in 500 shares of Tesla.
(彼はテスラの株を500株買った。)
The company issued new shares to raise capital.
(その会社は資金調達のために新株を発行した。)
ビジネスでは”shareholder”(株主)や”share price”(株価)といった関連語も頻出します。
市場シェア(Market Share)
shareは、ある企業が業界や市場全体の中で占める割合を指すこともあります。
「市場シェアを拡大する(increase market share)」といった目標が、ビジネス戦略でよく出てきます。
例文はこちらです。
Our goal is to capture a 20% market share in the smartphone industry.
(我々の目標はスマートフォン業界で20%の市場シェアを獲得することだ。)
They lost market share to their competitors.
(彼らは競合他社に市場シェアを奪われた。)
ここでの”share”は「分け前」のニュアンスで、市場という「全体のパイ」の中でどれだけ取れるかを示します。
利益や責任の分配(Share of Profits/Resources)
shareは、ビジネスにおける利益、責任、資源などの「分け前」を指すこともあります。
パートナーシップや共同事業で、関係者間で成果や負担を分ける際に使われます。
例文はこちらです。
Each partner gets an equal share of the profits.
(各パートナーは利益を均等に分け合う。)
We need to share the workload fairly among the team.
(チーム内で仕事を公平に分担する必要がある。)
協働やチームワークの文脈で、具体的な「取り分」を示す場合に登場します。
「シェアする」に関連するさまざまな英語表現
「シェアする」は、”share”を使わなくても表現できることがあります。
類似の言い回しも学ぶと、表現のレパートリーが増えるのでおすすめです!
ここでは代表的な「シェア(share)する」に近い表現を紹介します。
Give(与える)
まずは”give”(与える)です。例文はこちらです。
Can you give me some information?
(情報を教えてくれますか?)
Divide(分ける)
さらに、”divide”(分ける)を使うこともできるでしょう。
Let’s divide the cake into four pieces.
(ケーキを4つに分けましょう。)
Split(分配する)
divideに似ていますが、”split”(分配する)という単語でも、「分けること」を表現できます。
We split the bill evenly.
(私たちは割り勘した。)
まとめ
今回は、日本語でもそのまま使われることがあるシェア(share)の意味や関連表現、ビジネスにおける使われ方などを解説しました。
解説の内容をまとめて終わりましょう。
- shareの意味は「共有する」「分け前」「株」「(SNSでの)拡散」など
- share A with B:「AをBと共有する」「AをBに分け与える」
- share with you:「あなたと共有する」「あなたに話す」
- ビジネスにおいては「株式」「市場シェア」「利益や責任の分配」の文脈で登場する
- 「シェアする」は、giveやdivide、splitなどでも表現できる
この記事で紹介した例文を参考に、実際の会話やライティングで活用してくださいね!
