ペペロンチーノにボロネーゼ、カルボナーラにマリナーラ、どのパスタ料理がお好きですか?「パスタ」はササッと作れて美味しく、日本でも日常的に食べられていますよね。

普段は料理をしないけれど「パスタには自信がある」という男性も少なくありません。

さてこのパスタ、英語ではなんて言うのでしょうか?そもそも「パスタ」って英語なんでしょうか?この記事ではパスタにまつわる単語やフレーズをいろいろ紹介します。

 

「スパゲッティ」って英語でなんて言う?

「生パスタ」って英語でなんて言う?

「スパゲティ」は英語で「Spaghetti」といいます。発音記号は「spəgéṭi」なので、カタカナにすると「スパティ」という感じですね。

日本では「パスタが好き」とか「スパゲティが食べたい」など、パスタとスパゲティを使う人が同じくらいいるイメージです。例えば「たらこスパゲティ」とか「明太子スパゲティ」というのはよく耳にします。

パスタとスパゲティは同じものなんでしょうか?

 

パスタとスパゲティって同じもの?

実は「パスタ」は「スパゲティ、マカロニ、ペンネ、ラザニアなど小麦粉を練って作る麺類の総称」です。

イタリアにはなんと650種類以上の麺が存在し、それら全てがパスタになります。長いものを「ロングパスタ」、短いものは「ショートパスタ」といいます。

スパゲティはパスタの中の種類で、「断面が円形でひも状になったもの」を指し、日本で一番食べられているものです。ただ、ひも状になったパスタが全てスパゲティではありません。パスタはもっと細かい種類分けがされています。

 

パスタにはどんな種類がある?

パスタにはどんな種類があるのか、表にしてみましょう。さすがに650種類以上紹介するのは難しいのでよく食べられるものをまとめてみます。

 

Vermicelli

ヴェルミチェッリ

(ヴァミセリ)

英語圏ではスパゲティより細い麺を指しますが、本場イタリアではスパゲティより太い2.08mm〜2.14mmの麺を指します。ソースによって太さを変えるのがおすすめです。春巻きも英語で「Vermicelli」ですよ。
Spaghetti

スパゲティ

日本で最も食べられている直径1.4〜1.9mmほどのひも状のパスタのこと。太めのソースほど濃い味のソースに合い、細い麺は軽い味のソースに合わせるのがおすすめです。
capellini

カペッリーニ

「天使の髪の毛」と呼ばれる、直径0.8〜1.1mmほどのひも状のパスタのこと。日本では「カッペリーニ」と呼ばれている。茹で時間が2分程度で、茹で過ぎるとドロドロになってしまう。冷製パスタがおすすめ。
Linguine

リングイネ

「舌」という意味を持つ、長径が3mm、短径が1mm程度の楕円形のロングパスタ。しっかりめの味のソースと合わせるのがおすすめ。
fettuccine

フェットチーネ

「小さなリボン」という意味を持つ、幅7mm程度の平打ち麺のこと。牛や鶏のラグー(シチュー)と合わせて出されることが多い。
Tagliatelle

タリアテッレ

正式には5mm幅ですが、日本では幅4〜10mmのものをタリアテッレとして扱っています。ボロネーゼやカルボナーラなどしっかりめのソースがおすすめ。
pappardelle

パッパルデッレ

「食いしん坊」という意味を持つ、リボン状のパスタのこと。幅が2〜3cmあり、チーズソースやクリームソースなどの濃い味と合わせるのがおすすめ。
macaroni

マカロニ

サラダやグラタンによく使われるマカロニは日本だけでなくアジアやアメリカでも人気のパスタ。ケチャップ味にしてお弁当にも使われることがあります。
ravioli

ラビオリ

チーズやひき肉、野菜などを平打ちの生地で挟んだもの。茹でて食べたり、スープに入れたり幅広い食べ方ができます。
Lasagne

ラザニア

シート状になったパスタのこと。ミートソースとチーズを交互に重ねてオーブンで焼くラザニアはイタリア料理の定番メニューの一つです。
couscous

クスクス

世界最小のパスタといわれる粒状のパスタ。100gでカロリーが約110cal、食べるとお腹の中で膨らんで満腹感を味わえます。

参考:日本パスタ協会「パスタの種類」

「アルデンテ」って英語でなんて言う?

「生パスタ」って英語でなんて言う?

パスタの茹で具合は「アルデンテ」が理想、といいますが、このアルデンテは英語ではありません。

パスタの本場のイタリアの言葉なんです。意味は「髪の毛1本ほどの芯を残した状態で茹で上げること」をいいます。

茹で上がった後、余熱でちょうど良い茹で具合になるわけです。アルデンテは英語ではないので、英語圏のレストランではどう表現すれば良いのでしょうか?会話形式で確認してみましょう。

Aさん
Are you ready for order?
訳)ご注文はお決まりでしょうか?
Bさん
Yes, I’ll have the Cream sauce pasta. I’d like to have it slightly underdone, please.

訳)はい、クリームソースパスタをお願いします。少し硬めにして下さい

このように「アルデンテ」は「underdone」を使って表現します。覚えておくと良いですね。

パスタって栄養はあるの?

パスタはお米と同じ炭水化物ですが、パスタ単体で食べる場合、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などが不足しがちになります。バランス良く栄養を摂るには、具材やソースを工夫すると良いでしょう。

例えばペペロンチーノはパスタ以外の具材がオイルやにんにく位なので、肉や魚、きのこなどを使った料理を加えたり、サラダやスープを付けると栄養バランスが良くなります。

 

「麺」を表す英語

「麺」は英語で「noodles」といいます。

これは日本のうどんやそばはもちろん、パスタもこの中に含まれます。といってもパスタのことを「noodles」を使って表現することはあまり無いと思いますが。ベトナムのフォーなどの米粉を使った麵は「rice noodles」のように英語で表すことができますよ。

ちなみに盛岡冷麺は小麦粉とでんぷんから、韓国の冷麺はそば粉が原料になっていますが、英語ではどちらも「cold noodles」になります。

 

「マカロニ」って英語でなんて言う?

「マカロニ」って英語でなんて言う?

マカロニは英語で「macaroni」ですが、マカロニを使った料理といえば、やはりマカロニチーズでしょうか。英語では「Macaroni and Cheese」ですが、「Mac ‘n’ Cheese」と省略されることが多いです。

本当にマカロニとチーズ、牛乳くらいで作られているのですが、子供たちは大好きなんですよね。

このマカロニチーズのように、私たち日本人がお味噌汁を飲んでホッとするのと同じ、食べるとホッとする、懐かしくなる料理のことを「Comfort food」といいます。

 

「生パスタ」って英語でなんて言う?

「生パスタ」って英語でなんて言う?

「生パスタ」は火が通っていないというのではなく「打ち立て」という意味なので、「raw pasta」ではなく「fresh pasta」を使って表現します。

生パスタはモチモチした食感で本当に美味しいんですよね。もし食べたことが無いという方がいらっしゃったら是非一度試してみて下さい。

「生パスタ」は「homemade pasta」という表現がされている場合もありますから覚えておくと良いですね。

 

まとめ

パスタの種類が650種類もあるなんてイタリアはすごいですね。太さが違えば食感もかなり変わりますから、イタリアに行くことがあったら是非色々なパスタを食べ比べてみたいですよね。

また、アメリカなどではパスタを注文すると茹で過ぎた状態で出されることが多いので、今日紹介した「アルデンテ」が伝えられると便利だと思いますよ。

是非今日インプットした単語やフレーズを意識的にアウトプットするようにしましょう!

You can do it!