alsoは中学校で習う基本的な英単語です。
中学校で習うので、馴染のある方も多いでしょう。
alsoは「〜もまた」の意味で習う基本的な英単語ですが、英語を使う外国人は色々な使い方でalsoを表現力豊かに用います。
そこでこの記事では、”also”の色々な意味や使い方について例文付きで紹介します。
この記事を読み終わる頃には、あなた自身も英語を使う外国人のように”also”の意味と使い方を適切に使い分けられるようになっているので、ぜひ最後まで読んでください。
alsoの意味と使い方まとめ
“also” は英語で「または」「さらに」「その上」といった意味を持ちます。
”also”は「副詞」の形で使われ、英語の文章でいくつかの使われ方がされます。
代表的な意味や使われ方をそれぞれ見ていきましょう。
文の先頭で使うalso
alsoを文の先頭に置くことで、「さらに」や「また」という意味を強調します。
alsoに限らず、副詞の形をした英語を文の先頭に置くと、「文章全体」を修飾して意味が追加される使い方をする場合が多いです。(further moreやthusなど)
ですから「〜もまた」の意味を持つ”also”を文の先頭に置くことで「さらに」や「また」の意味で使われるわけですね。
【例文】
- Also, I would like to mention the upcoming project.
さらに、次のプロジェクトについても触れたいと思います。 - Also, she has extensive experience in project management.
さらに、彼女はプロジェクト管理に豊富な経験があります。 - Also, remember to submit your report by the end of the week.
また、週末までにレポートを提出することを忘れないでください。
主語の直後で使う
主語の直後に”also”を置くことで、主語が他の主語と同じ行動や状態にあることを表します。
”also”の意味と聞いて多くの日本人英語学習者さんが思い浮かぶ「〜もまた」の意味も、「主語の直後に置かれるalso」で表現されるわけですね。
文字では伝わりづらいので、例文を見てみましょう。
【例文】
- The company also plans to expand its operations to new markets next year.
その会社もまた、来年に新しい市場への事業拡大を計画しています。 - She also enjoys hiking and outdoor activities during her free time.
彼女もまた、自由な時間にはハイキングやアウトドア活動を楽しみます。 - John also contributed significantly to the success of the project.
ジョンもまた、プロジェクトの成功に大きく貢献しました。
上の1.の例文では、「その会社」以外にも、新しい市場への事業拡大を計画していることがalsoによってわかります。
また2.の例文でも「彼女」以外にもハイキングやアウトドア活動を楽しむことがわかり、
そして3.の例文でも「ジョン」以外にも、プロジェクトの成功に大きく貢献したことがわかりますよね。
動詞の前で使う
”also”を動詞の前に置くことで、新しい動作が他の動作と一緒に行われることを表現できます。
文字での説明だとわかりづらいので、例文を見てみましょう。
【例文】
- He plays football and also coaches a youth team on weekends.
彼はサッカーをすると同時に、週末には若手チームのコーチもしています。 - The new software also enhances security.
新しいソフトウェアはセキュリティも強化します。
1.の例文を見ると、動詞のcoachesの直前にalsoがあることで、コーチすることの他にも何かしている(1.の文ではサッカーをプレイすることですね)ことがわかります。
2.の例文も、動詞のenhanceの直前にalsoがあるので、新しいソフトウェアがセキュリティの強化以外にも何かすることが表現されています。
ですので、「”also”が動詞の前に置かれることで、新しい動作が他の動作と一緒に行われることを表す。」と言えるわけですね。
また”also”を助動詞の直後で使うことで、上述した「動詞の直前に置かれる”also”」と同じ意味で使うことができます。
【例文】
- She can also speak Spanish.
彼女はスペイン語も話すことができます。
上の例文をでは、彼女がスペイン語以外にも話せることが、alsoによってわかります。
文末で使う
“also”を文末に置くことで、文章全体を修飾して「新しい情報を追加している」ことを表現できます。
文字の説明よりも例文を見た方がわかりやすいので、以下の例文を見てみましょう。
【例文】
- He is a talented musician. He plays the guitar also.
彼は才能ある音楽家です。また彼はギターも弾きます。 - He works as a teacher. He writes books also.
彼は教師として働き、また本も書いています。
1.の例文では、彼が音楽家であることに加えて「ギターも弾く」という「新しい情報を追加している」ことが、文末のalsoを見て判断することができます。
また2.の例文も、教師として働いていることに加えて、「本も書いている」という新しい情報が追加されていることを、文末のalsoから読み取れます。
以上のように、文末に”also”を置くことで、文章全体を修飾して「新しい情報を追加している」ことを表現するというわけですね。
句や節の後で使う
“also”を句(単語のまとまり)や節(主語と動詞でできた英語のまとまり)の後に置くことで、新しい情報を追加することができます。
前述した文末に置くタイプのalsoが文章全体を修飾しているのに対して、句や節の後に置かれたalsoは、その句や節を修飾します。
例文を見てみましょう。
【例文】
- I have to finish this report, and I need to prepare for the meeting also.
私はこのレポートを終わらせなければならないし、さらに会議の準備もしなければならない。
上の例文では、レポートに加えて「会議の準備(prepare for the meeting)」という句を修飾して、「会議の準備も」を表現しているわけですね。
文脈や文章によって、alsoが文章全体を修飾しているのか、特定の言葉(句や節)を修飾しているのかを意識できるようになると、英語上級者のレベルで英文を読めていると言って良いでしょう。
まとめ
この記事では、”also”の色々な意味や使い方について例文付きで紹介しました。
ここまでお読みのあなたは、”also”の意味と使い方を、あなた自身も英語を使う外国人のように適切に使い分けられるだけの知識が身についているでしょう。
この記事でお伝えした内容が、あなたの英語の表現力をより豊かにできれば幸いです。