英語面接でよく聞かれる質問のひとつが、
“What motivates you?”(あなたのモチベーションは何ですか?)です。
抽象的な質問でもあり、この質問にうまく答えられない人は少なくありません。
「モチベーションなんて、そんなに意識したことがない…」と感じる方も多いでしょう。
しかし面接官が知りたいのは「モチベーション」そのものより、候補者がどんな環境で力を発揮し、どう成長していく人なのかです。
答え方次第で、「一緒に働きたい人かどうか」が判断される重要な質問です。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- “What motivates you?” は、単なるやる気ではなく、「価値観・適性・再現性」を確認するための面接質問。
- 回答では、具体的な経験 → モチベーションの源 → 仕事への活かし方の流れで伝えると説得力が高まる。
- 「自己成長」「感謝されること」「課題解決」など、自分のモチベーションタイプを理解し、応募企業との相性を示すことが重要。
この質問をするのはなぜ?

面接官は、モチベーションを通して「価値観」「適性」「再現性」を見ています。
企業やポジションとの相性を見ている
企業は、長く安定して活躍してくれる人を求めています。そのため、応募者のモチベーションが実際の業務内容と合っているかどうかは非常に重要です。
たとえば、「人と関わることが好き」という人が営業職を志望していれば自然ですが、「一人で黙々と作業することが好き」という人が同じ職種を志望している場合、ミスマッチの可能性が生まれます。
面接官は、候補者のモチベーションの源が仕事の内容と一致しているかを見極めています。
仕事に対する価値観を知るため
モチベーションの話には、その人の価値観がそのまま表れます。成果を出すことに喜びを感じるのか、チームで協力することにやりがいを感じるのか、それとも新しいことを学ぶことに魅力を感じるのかによって、働き方は大きく変わります。
この質問を通じて、面接官は「どんな場面で力を発揮する人なのか」を具体的にイメージしようとしています。
自己理解の深さを見ている
自分のモチベーションを言語化できる人は、自己理解が深く、自律的に行動できる傾向があります。どのような場面でやる気が高まり、どのような仕事に満足感を得てきたのかを整理できている人は、入社後も安定して成果を出す可能性が高いと判断されます。
What motivates you? をうまく答えるコツ
良い回答には共通点があります。「経験に基づき、仕事につながる形で語ること」です。
経験をもとに伝える
まず重要なのは、自分の実体験をベースにすることです。抽象的な言葉だけでは説得力がありません。これまでの経験の中で、どんなときにやりがいを感じたのか、どんな場面で自然と頑張れたのかを思い出し、そのエピソードを軸に話すことが重要です。
たとえば、「お客様に感謝されたときにやりがいを感じた」という場合でも、その背景や状況を具体的に説明することで、リアリティが増します。
具体的なエピソードを添えることで話に説得力が生まれます。どんな経験を通してそのモチベーションを感じたのか、そしてそれが現在の自分にどうつながっているのかを丁寧に説明しましょう。
応募先の仕事とつなげる
次に大切なのは、そのモチベーションが応募先の仕事とどのようにつながるかを示すことです。「これが好きです」で終わらせるのではなく、「だからこの仕事で生かせる」と結びつけることで、面接官は候補者が実際に働いている姿をイメージしやすくなります。
企業の価値観とマッチさせる
さらに、企業の価値観との一致も重要です。企業の理念や方向性を理解した上で、自分のモチベーションがそれとどのように重なるのかを伝えることができれば、志望度の高さも自然と伝わります。
モチベーションにはどんな種類がある?
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モチベーションは人それぞれですが、いくつかの共通したパターンがあります。
「周囲から頼られること」
誰かに必要とされることで責任感が生まれ、それが行動の原動力になるタイプです。こうした人は、チームの中で信頼関係を築く役割に向いています。
「感謝されること」
顧客や同僚からのフィードバックがモチベーションにつながるため、サービス職や対人業務で強みを発揮しやすい傾向があります。
「自己成長」
自己成長を重視するタイプは、新しいスキルを学んだり、できることが増えていく過程そのものに喜びを感じます。このタイプは変化の多い環境でも前向きに取り組める強みがあります。
加えて、「小さな成功の積み重ね」によってモチベーションが高まる人もいます。日々の達成感を大切にしながら、着実に成果を積み上げていくスタイルです。
「探究心」「チャレンジ精神」
新しい知識を学び、それを実践で試すことに喜びを感じる人は、成長スピードが速く、変化に強い傾向があります。
「課題を解決したときの達成感」「困難を乗り越えたときの成長実感」
課題解決の達成感や困難を乗り越えることにモチベーションを感じる人は、プレッシャーのかかる状況でも粘り強く取り組む力があります。
「数字や結果が改善していくこと」
改善していくことにモチベーションを感じる人は、営業やマーケティングなど、成果が可視化される仕事で力を発揮します。
「チームで成果を出すこと」
協働を重視する組織で高いパフォーマンスを発揮します。
モチベーションを仕事につなげて伝える方法

「自分の話」で終わらせず、「仕事でどう生かすか」まで伝えることが重要です。
回答では、まず自分のモチベーションの源を簡潔に伝えます。そのうえで、それがどのような経験から生まれたのかを説明し、最後に応募先の仕事でどのように生かせるのかを示します。
I’m motivated by solving problems and seeing tangible results. In my previous role, I worked on improving a process that reduced costs by 10%. I found it very rewarding to identify issues and implement solutions. I believe this motivation will help me contribute effectively to your operations improvement initiatives in this role.”
私は課題を解決し、具体的な成果が見えることにモチベーションを感じます。前職では業務改善に取り組み、コストを10%削減しました。課題を見つけて解決するプロセスに大きなやりがいを感じています。このモチベーションを生かして、御社の業務改善の取り組みにおいて貢献していきたいと考えています。
tangible=「実際の、具体的な」(英辞郎)
I’m motivated by working collaboratively with a team to achieve a common goal. In my previous role, I was part of a cross-functional project where we launched a new internal system. By coordinating with different departments, we were able to complete the project ahead of schedule. I found it very rewarding to see how teamwork can lead to strong results. I believe this motivation will help me contribute effectively to your project management initiatives in this role.
私は、チームで協力しながら共通の目標を達成することにモチベーションを感じます。前職では、複数の部署と連携して新しい社内システムを導入するプロジェクトに参加しました。各部門と調整を行うことで、予定よりも早くプロジェクトを完了させることができました。チームワークによって大きな成果を生み出せることに、大きなやりがいを感じました。このモチベーションを生かして、御社のプロジェクト推進業務において貢献していきたいと考えています。
まとめ
“What motivates you?” は、候補者がどのように働き、どのように価値を生み出す人なのかを示す質問です。
重要なのは、自分のモチベーションを具体的な経験と結びつけ、さらにそれを仕事にどう生かすかまで伝えることです。
うまく答えられれば、「この人は安定して成果を出せる」と面接官にイメージさせることができます。しっかり準備をして面接に臨みましょう。
motivate=「to be the reason why somebody does something or behaves in a particular way」(Oxford Learners Dictionaries)
