「TOEICのリスニングは伸びるのに、リーディングのスコアがどうしても頭打ちになる……」
「毎日問題集を解いているのに、本番では時間が足りなくて最後まで解き終わらない」
そんな悩みはありませんか?
TOEICのリーディングセクションは、膨大な語彙力と正確な読解力、そしてスピードが求められるため、多くの学習者が一度は「伸び悩み」を経験する大きな壁です。
実は私も、ある時期からリーディングのスコアがピタッと止まってしまい、模試を解いても点数が上がらない辛い時期を経験しました。
しかし、これまでの学習方法を見直し、ある「5つの行動」を実践したことで、その壁を突破することができたのです。
この記事では、私がリーディングで伸び悩んだときに実際にやって効果があった、具体的で実用的なアプローチを体験談ベースでご紹介します。
あなたのスコアアップのヒントになれば幸いです。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 単語を「音声」や「画像」とセットで覚える暗記法に切り替え、コロケーション(フレーズの塊)で学習することで語彙の定着とスピードが向上した。
- 多読よりもSVOCを見極める「精読」に力を入れることで、感覚ではなく文構造の理解に基づいた「早く正確な」読み方が身についた。
- スマホの言語設定やSNS、洋書などで日常を英語漬けにし、可能であれば英語を使う仕事環境に身を置くことでリーディング力がさらに伸びた。
1. TOEICの単語の暗記方法の見直し

TOEICのリーディングの土台となるのは、やはり語彙力(単語力)です。
しかし、スコアが伸び悩んでいた時期の私は、単語帳を「ただ目で追って覚えるだけ」になっていました。
このやり方を見直したことが、最初のブレイクスルーとなりました。
視覚と聴覚をフル活用する
まず、ただ文字を眺めるだけの暗記をやめ、五感を使うスタイルに変えました。
特に効果的だったのが「音声」と「画像」の活用です。
- 音声で覚える:単語の正しい発音やリズムを耳から入れることで、記憶の定着率が格段に上がりました。
- 画像で覚える:抽象的で覚えにくい単語は、Googleの画像検索を使いました。例えば、ビジネスシーンの単語を検索し、出てきた画像(オフィスの様子や書類のイメージ)と単語をセットで脳内に焼き付けるのです。
自分に合う暗記スタイルを見つける
人間の脳は、人によって「文字で覚えやすいタイプ」「音で覚えやすいタイプ」「映像で覚えやすいタイプ」など、得意な認知スタイルが異なります。
もし今の方法で単語が頭に入らないなら、それはあなたの記憶力が悪いのではなく、スタイルが合っていないだけかもしれません。
ぜひ、画像検索や音声アプリなど、自分に合うスタイルを模索してみてください。
2. コロケーションを活用する
単語を1語1訳でバラバラに覚えていても、TOEICのリーディングのスピードは上がりません。
そこで取り入れたのが「コロケーション(単語の自然なつながり・相性)」を意識した学習です。
単語単体ではなく「塊(フレーズ)」で捉える
TOEICのPart5(短文穴埋め問題)やPart6では、空欄の前後を見ただけで一瞬で答えが決まる問題が数多く出題されます。
例えば、「〜を考慮に入れる」を“take”と“consideration”で別々に覚えるのではなく、“take … into consideration”というひとかたまりのフレーズ(コロケーション)として頭に入れておきます。
コロケーション学習で読解スピードが劇的に上がる
塊で覚えていると、英文を読むときに文字を1語ずつ追う必要がなくなります。
「視界に入った瞬間に意味が理解できる塊」が増えるため、Part7の長文を読むスピードが大きく向上し、時間切れになる恐怖から解放されました。
3. 精読に力を入れる

TOEICのリーディングに伸び悩んでいた頃の私は、「とにかくたくさんの英文を読めば速くなるはず」と、多読やスピードばかりを意識していました。
しかし、なんとなく斜め読みをしていても、本質的な読解力は向上しません。
そこで一度スピードを捨て、1文1文を正確に読む「精読」に舵を切りました。
「なんとなく読む」から「構造を理解する」へ
精読では、文法の基礎に立ち返り、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)を正確に見極める訓練をしました。
修飾語がどこにかかっているのか、文の骨組みをパズルのように解き明かしていく作業です。
精読のやり方を調べて実践した結果
解説が詳しいTOEIC模試の教材を使い、1ページずつ丁寧に精読を実践しました。
すると、これまで「嘘のように速く読める人」だと思っていた人たちは、感覚で読んでいるのではなく、この英文の構造がクリアに見えているのだろうと気づきました。
構造が分かれば、結果として「迷いなく、早く、正確に」読めるようになります。
急がば回れ、の精神が一番の近道でした。
4. TOEICだけでなく日常でも英文を読む
TOEICの教材だけに向き合っていると、勉強自体が苦痛になってしまうことがあります。
そこで、勉強のハードルを下げるために、日常生活のあらゆるスキマ時間を「英語漬け」にする環境を作りました。
スマホの設定変更とSNSの活用
一番手軽でオススメなのが、スマートフォンの言語設定を「英語」に変えることです。
毎日必ず目にする画面を英語にすることで、強制的に英語アレルギーをなくせます。
パソコンを使う人は、パソコンの設定を変えてもいいかもしれません。
また、X(旧Twitter)などのSNSで、日常のちょっとした出来事を英語で短文投稿(ツイート)する習慣も始めました。
アウトプットを意識することで、読む力も同時に鍛えられます。
また、好きな海外インフルエンサーなどをフォローして投稿を読むだけでもリーディング力が鍛えられます。
洋書の読書を習慣にする
さらに、本屋の洋書コーナーやKindleで、「短めで、今の自分のレベルより少し簡単そうな洋書」を購入して読みました。
TOEICのビジネス文書とは違い、自分の興味のあるストーリーを読むことで、「英語を英語のまま楽しんで読む体力」が自然と身についたと感じます。
ビジネスでもそのまま活用できる、英字新聞を読むのもオススメです!
5. 英語を使う仕事をする(可能であれば)

最後に、これは環境が許す場合のプラスアルファの提案ですが、私は思い切って「環境」そのものを変えてみました。
英文事務として働いた体験談
私はある程度TOEICのスコアが伸びてきた時点(750点くらい)で、実務で英語を使う「英文事務」の仕事に就きました。
毎日嫌でも海外からのメールや書類を読み、処理しなければならない環境です。
最初は緊張しましたが、この「強制力」のおかげで、生活の中に無理なく毎日英文を読む習慣が組み込まれました。
キャリアのチャンスを活かす
もし現在の職場で可能であれば、「英語を使う部署への異動希望」を出してみたり、「英語が必要な新しいプロジェクト」に積極的に手を挙げて参加してみることを強くオススメします。
仕事で使う英語は、試験以上の集中力を伴うため、リーディング力は爆発的に伸びます。
まとめ
TOEICのリーディングでスコアが伸び悩んだとき、私が実践した5つのアプローチを振り返ります。
- 単語の暗記方法の見直し(音声やGoogle画像検索の活用)
- コロケーション(単語の塊)での効率的な暗記
- スピードを捨て、英文構造を把握する「精読」の徹底
- スマホ設定やSNS、易しい洋書による「日常の英語化」
- 仕事環境の利用(英文事務や英語プロジェクトへの参加)
スコアが伸び悩んでいるときは、「勉強量を増やす」ことよりも「勉強のやり方や環境を変える」ことの方が大切です。
すべてを一度に始める必要はありません。
まずは「これなら今日からできそう」と思うものを1つ選んで、あなたの学習に取り入れてみてください。
一歩踏み出した先で、必ずリーディングの壁を突破できるはずです!
