「文法は覚えているはずなのに、いざ英語で話そうとすると言葉が出てこない」
「『好きなものは?』と聞かれても、単語ひとつで会話が止まってしまう」
「知識を詰め込むだけでなく、実際に使う練習をさせたい」
中学英語は「知っている」状態を作ることには強い一方、それを「使って話す」練習の機会はどうしても限られます。Kimini英会話には、この「使って話す」ことに取り組む「実践編」というシリーズがあります。
今回はKimini英会話の「中学生コース1 実践編」のLesson 1「あいさつをしよう」を実際に受講し、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場から、レッスンの内容・難易度・通常版との違いを解説します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- Lesson 1は”I am …” “I like …”で名前と好きなものを伝える内容。食べ物やスポーツの話題に講師が「なぜ?」「いつ?誰と?」と深掘り質問を重ね、一問一答で終わらず会話が広がりました。
- 全26レッスンで、場面の中で表現を使う設計。通常版の「中学生コース1」は文法確認が中心のため、文法に不安があるなら通常版から始めるのが目安です。
- 中学1年生の基本文法・単語が未習得だと難しく感じやすい。文法をゼロから教える設計ではないため、予習教材の「話す内容の準備」で何を話すか決めておくと話しやすくなります。
結論:中学生コース1実践編はどんな人におすすめ?
Kimini英会話の「中学生コース1 実践編」は、学んだ文法や単語を実際の会話で使いたい人におすすめです。今回のLesson 1では、”I am …” “I like …” を使って名前や好きなものを伝えました。基本表現を確認してから受講すると取り組みやすいと感じます。文法・単語にまだ不安がある場合は、通常版の「中学生コース1」で土台を作ってから進む方法もあります。
学校のスピーチや発表などのパフォーマンステストは内申(観点別評価の「思考・判断・表現」)にも関わります。中学1年生のうちから「話す経験」を積んでおくと、英検®5級・4級のスピーキングテストに向けた準備にもつながります。
Kimini英会話とは
Kimini英会話は、80年以上の教育実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。フィリピン人講師を中心に世界各国の講師が在籍し、丁寧で分かりやすい指導に定評があります。110以上の多彩なコースから目的やレベルに合わせて選べるのが魅力で、教育機関200校超の導入実績もある、信頼性の高いサービスです。
レッスン紹介

今回受講したのは「中学生コース1 実践編」のLesson 1「あいさつをしよう」です。
学習指導要領に対応し、「目的・場面・状況」が設定された活動(タスク)に取り組むコースです。会話・プレゼンテーション・リーディングの3パターンのレッスンで、全26レッスンを通じて中学1年生の文法や表現を実際の場面で使っていきます。
レッスンの内容
「中学生コース1 実践編」では、be動詞・一般動詞、canの文、疑問詞、三人称単数、現在進行形、過去形などを、あいさつ・自己紹介・お店の予約・道案内といった具体的な場面で使います。Lesson 1「あいさつをしよう」では、”I am …” “I like …” で初めて会った講師にあいさつし、名前や好きなものを伝える練習をします。
このコースでは、以下のようなことができるようになることを目指します。
- あいさつ・自己紹介で自分のことを伝えられる
- 出身地や身近な人・持ち物について紹介できる
- お店の予約やレストランでの注文ができる
- 道案内ができる
- 夏休みにしたことなど、過去のできごとを発表できる
レッスン一覧
| Lesson | タイトル | 主な内容 |
|---|---|---|
| Lesson 1 | 【会話】あいさつをしよう | 名前や好きなものを伝える。 |
| Lesson 2 | 【会話】自己紹介をしよう | “I am/like/can …” で自己紹介する。 |
| Lesson 3 | 【会話】出身地について話そう | 出身地を伝え合う。 |
| ・・・ | ・・・ | ・・・ |
| Lesson 24 | 【会話】最近見たテレビ番組の感想を伝えよう | 過去形で感想を伝え合う。 |
| Lesson 25 | 【プレゼンテーション】日本の(地元の)観光名所を紹介しよう | 見どころを発表する。 |
| Lesson 26 | 【リーディング】ブログから情報を読み取ろう | 過去進行形で伝え合う。 |
レッスンの流れ
実際に受講したLesson 1は、次の6ステップで進みました。
| ステップ | 取り組む内容 |
|---|---|
| 1. Warm-up | 話題に関する質問で、話す準備をする。 |
| 2. Situation & Today’s Goal | 今日の場面・目標を確認する。 |
| 3. Let’s Practice | モデル会話で練習する。 |
| 4. Let’s Learn | 表現・文法を確認し、入れ替えて練習する。 |
| 5. Let’s Talk | 学んだ表現で目標タスクに取り組む。 |
| 6. Talk about Yourself! | 自分の意見を自由に伝え合う。 |
Warm-upはフルーツの写真から始まりました。1つ答えると「他には?」「なぜ?」と続き、食べ物では「寿司とラーメンが好き」と答えました。Situation & Today’s Goalでは「好きなものについて話そう」がテーマで、好きなスポーツを答えると「いつ?誰と?どこで?」と深掘り質問が続き、単発の一問一答で終わりませんでした。
Let’s Practiceは会話のロールプレイでモデル会話を体に入れ、Let’s Learnでは名前と好きなものの言い方(”I’m Tom. T-O-M.” “I like basketball.”)を語句を入れ替えて練習。Let’s Talkは「自己紹介してみよう」というタスクで、講師が先に質問し、同じ質問を私から講師へ。チャット欄に質問文が用意されスムーズでした。
講師が韓国語を勉強しているという話から、言葉の話題で自由な会話にも発展しました。最後のTalk about Yourself!では好きな色を聞かれ「白と黒」と答えると、理由を添えたことでさらに深掘りの質問が返ってきました。
予習教材の使い方
中学生コース1 実践編の予習教材には、フレーズの習得に加えて「話す内容の準備」をするセクションがあります。指導の現場では、「好きなものは?」と聞かれてもパッと答えが出てこず、話す内容そのものがなくて止まってしまう生徒をたくさん見てきました。レッスン前に「何を話すか」まで準備しておくと、レッスン中は話しやすくなると感じます。
レッスンレビュー

率直な感想・楽しかったところ
中学1年生の1学期程度の内容で、しっかり会話が進みました。知っている表現を口に出して使う練習ができる構成だと感じます。講師の深掘り質問で一問一答が自然な会話に広がり、趣味の話から脱線して自由に話せた瞬間は、記憶に残る楽しさでした。
難しかった点
逆に、文法事項や基本単語をまだ習得していない生徒には難しく感じられるはずです。このコースは発話量を増やすことに主眼を置き、文法をゼロから教える設計ではありません。
中学生コース1実践編と通常版、どちらを選ぶべき?
通常版の「中学生コース1・2・3」は、文法を確認しながら会話を練習することに重点を置きます。実践編は、目的や場面のある活動(タスク)を通じて、学んだ表現を使うことに重点を置きます。優劣ではなく、重点の置き方が異なるコースです。
| 比較項目 | 通常版 | 実践編 |
|---|---|---|
| 学習の重点 | 文法を確認しながら会話を練習する | 目的や場面に合わせて表現を使う |
| 選び方の目安〈筆者の見解〉 | 文法の理解を整理したい人 | 学んだ表現を使う機会を増やしたい人 |
- 向いている人:とにかく実践したい人、自分に何が足りていないかを話してみて把握したい人です。
- 向いていない人:中学1年生の基本的な文法・単語がまだ入っていない人。通常版や基礎コースで型を作ってから進むのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 中学1年生以外でも受講できますか?
A. 公式サイトの「こんな方におすすめ」欄には中学1年生が挙げられています。学年より文法・単語のレベルが目安と考えられるため、正確な受講条件はコース公式ページでご確認ください。
Q. 通常版の「中学生コース1」と、どちらを受けるべきですか?
A. 文法に不安があるなら通常版が先。文法・単語がある程度分かっているなら、実践編から始めても良いと感じました。
Q. レッスン前には、どんな予習がおすすめですか?
A. Lesson 1では、名前や好きなものを英語で伝える準備がおすすめです。何を話すか考えておくと、答えを組み立てやすくなります。
Q. どんな場面で英語を話しますか?
A. Lesson 1では、あいさつ・自己紹介・好きなものの会話を通じて、話す場面が何度もありました。
まとめ
Lesson 1を体験して感じたのは、「知っている表現を口に出して使う」ことを重視したレッスンだということです。
- 6ステップで、1つの話題から会話がどんどん広がっていく
- 講師の深掘り質問の質が、会話の広がりを左右する
- 予習教材の「話す内容の準備」が、話しやすさを支える
- 文法・単語の土台がある人には取り組みやすく、ない人にはやや難しい
- 通常版=文法の確認、実践編=目的のある活動で表現を使う、という重点の違い
基礎的な文法・単語が身についていて、話す経験を積みたい中学1年生に向いたコースだと感じました。詳しい受講条件は公式ページでご確認ください。
※「英検」は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。




