英語をやった日に、カレンダーへ○をつける。
わが家では、今もできる範囲で、そんな記録を続けています。

きっかけは、子どものためというより、二人分の学習を見ている私自身が「把握しきれない」と感じたことでした。

最初は簡単な記録のつもりでしたが、続けるうちに少しずつ形が変わっていきました。

今回は、英語をやった日に○をつけ続けた1年を振り返ります。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 二人分の学習を見える化するために記録を開始その日やることを紙に書き出すことから始め、少しずつ先の予定まで見渡せる形になっていきました。
  • 子どもの達成感と親の気持ちに変化子どもたちは○を見返して自分で振り返るようになり、親もダラダラする姿にイライラすることが減りました。
  • 記録と実力は別もの、ゆるく続ける○の数がそのまま力になるとは限らないと割り切り、途切れてもいいと思えるゆるさで記録を続けています。

二人分の学習を把握するために

二人分の学習を把握するために

長女と次女の二人分の学習を家庭で見ていると、何をやったのか、何が残っているのかを頭の中だけで把握するのは難しくなってきました。

塾に通っているわけではないので、家庭でそれぞれの進み具合を見ていく必要があります。

もちろん、すべてを親が細かく管理したいわけではありません。
ただ、家庭で学習を続けていくには、親側にもある程度の仕組みが必要だと感じるようになりました。

そこで、まずは「やったことを見えるようにしておこう」と、記録を始めました。

最初は「今日やること」から

まずは、家にあったいらない紙を使って、その日にやることを書き出しました。

終わったらチェックをつける。
最初は、それだけです。

子どもたちにも「ママ、把握しきれないから、書いていこうと思うんだけど、どう?」と話しました。
二人とも「そうなんだ」という程度の反応で、特に興味を示すことはありませんでした。

子どもたちからすると、何のために始めるのかも、まだよくわかっていなかったと思います。

まずは、その日にやることを目に見えるようにしてみる。
そんなところからのスタートでした。

「今日」から少しずつ先が見えるように

その日の予定を書いて、終わったものにチェックをつける。
それを続けているうちに、チェックをしたあと、明日やること、明後日やることも書き出してみるようになりました。

実際に書き出してみると、不思議と「思っていたより多くないな」と感じることがあります。
もちろん、反対に「思ったより残っているな」となることもあります。
それでも、頭の中だけで考えているときより、書き出したほうが今の状況がわかります。

「今日できなかったから、明日はここをやる?」
「今日進んだから、明日は少なくしようか?」

その日の進み具合を見ながら、翌日の予定を調整することも増えていきました。

少し先まで書いてみると、「これをやったら、ここまで終わる」と見えてきます。
すると、今やることも少し楽になります。

子どもたちも、そうした感覚が少しずつわかってきたようでした。

最初は、その日を回すためのメモだったものが、明日、明後日、そして長い休みへと、少しずつ先の予定を見渡すためのものになっていきました。
やっていることだけを見ると、まるで仕事のタスク管理のようですが、こうして見える形にしておくほうが、私には合っていました。

記録が残ることで得られた達成感

記録が残ることで得られた達成感

途中から、書き込み欄が大きいカレンダーを使ったこともありました。

できたことをチェックして、英語をやった日は○をつけるだけです。

でも、その○は、ただの印ではありません。
「今日、これだけできた」という記録でもあります。

親から「よく頑張ったね」と言われるのとは少し違って、自分で記録を見て、「これだけやったんだ」と気づく。

そして、実際に子どもたちにも少しずつ変化がありました。

翌日になってカレンダーを見返すと、
「結構すごくない?」
「えらくない?」
と、口にするようになっていきました。

さらに、
「今週、連続で頑張ってるじゃん」
「そろそろ休み入れたくない?」
と、二人で話しながら振り返ることもあります。

毎日できたかどうかだけを見るのではなく、続いているところや休んだところを、自分たちで確認する。

「今日は無理だったから、別の日に回そう」と考えることも、少しずつできるようになりました。

あとから見てもわかるようにしておくことが、わが家では案外ハマったようです。
最初は、こんな簡単な記録でいいのかなと思っていたので、子どもたち自身がカレンダーを見ながら振り返るようになったことには、少しほっとしました。

記録をつけて、私のイライラも減った

一番大きかったのは、目の前で子どもたちがダラダラしている姿に、イライラしてしまうことが減ったことです。

以前は、今日何をどこまでやるのかが、私自身にもはっきりしていませんでした。

そのため、子どもが遊んでいたり、ぼんやりしていたりすると、

「何かやらないと」
「英語、やらないと」
と、こちらばかり焦ってしまうことがありました。

でも、やることを書き出しておくと、今日はここまでやればOKというのが見えます。

昨日できなかったことがあれば、今日はそれをやる。
予定より進んでいれば、今日は少し減らす。

そんなふうに、その日の状況に合わせて考えられるようになりました。

目の前の何もしていない姿だけを見て、「勉強させなきゃ」と思うのではなく、予定を確認して、「今日はもうこれをやれば大丈夫」と思える。

もちろん、今でも「そろそろ始めたら?」と思うことはあります。
それでも、何をするのかが見えていることで、以前より淡々と声をかけられるようになったと思います。

やることを見えるようにするために始めた記録でしたが、気づけば私自身の見方も変わっていきました。

書いただけで終わる日もある

ただ、記録があるからといって、毎回きれいに積み上がっていくわけではありません。

「英語をやった」と○をつけていても、あとからレッスン履歴を見たら、実は受けていなかったり、キャンセルになっていたりすることもあります。
いわば、「宿題やったよ」と言われて確認したら、やっていなかった、というのと同じです。

やったことが十分に身についていなかったり、その日の気分やモチベーションによって、取り組み方に差が出たりすることも少なくありません。
だから、○の数だけを見て、「これだけ続けたから、これだけ力がついた」と単純に考えることはできません。

「やった」という記録と、「身についた」という実力は、別のものです。

やったからといって、それがそのまま力につながるとは限らない。
それでも、何もしなければ、身につくものもありません。

だから私は、記録と実力は切り離して考えるようになりました。

「今日はとりあえず、これだけはやった」
そう思えるようになると、できなかったことをいつまでも気にすることも減りました。

家庭学習を回すための記録

家庭学習を回すための記録

二人分の学習を把握するために始めた記録ですが、1年たった今も、この記録に一番助けられているのは私です。

二人分の学習を見ていると、今日は何をやったのか、どこまで進んでいるのかがわからなくなることがあります。
そんなときも記録を見れば、今の状況を冷静に確認できます。

「今日はここまでできた」
「ここはできなかった」
「じゃあ、次はどうしよう」
と、その都度、予定を見直すこともできます。

予定通りに進まなかったときも、最初からやり直すのではなく、残っているものを見て、次の予定を調整する。
反対に、思ったより進んでいれば、少し予定を減らすこともあります。

最初は私が把握するためのメモでしたが、続けるうちに、親子で家庭学習を進めていくには欠かせないものになっていました。

よくある質問

家庭学習の記録は、どんな方法で始めればいいですか?

この家庭では、家にあったいらない紙にその日やることを書き出し、終わったらチェックをつけることから始めました。慣れてきたら明日以降の予定も書き出し、書き込み欄の大きいカレンダーも活用しています。

学習の記録をつけると、子どもにどんな変化がありますか?

カレンダーを見返して「これだけやったんだ」と自分で達成感を感じるようになりました。続いている週には休みを入れようと話すなど、子ども同士で振り返る場面も増えています。

○の数が多ければ、英語力も伸びていると考えていいですか?

「やった」という記録と「身についた」という実力は別のものです。○をつけていても実際はレッスンを受けていなかったこともあるため、この家庭では記録と実力を切り離して考えています。

まとめ|ゆるく続ける○印

家庭学習では、親がある程度、子どもの学習状況を見ておく必要があります。

特に二人以上となると、頭の中だけですべてを把握しておくのはなかなか難しいものです。
でも、記録を残しておくことで、今どこまで進んでいるのかがわかり、予定を調整するときにも考えやすくなりました。

それだけのシンプルな記録ですが、1年続けてみて、毎日欠かさず続けることよりも、途切れてもいいと思えることのほうが大切なのかもしれないと感じています。

わが家にとって、カレンダーの○は、今では「毎日きちんとできたか」を確認するためだけのものではありません。

○がつかない日があっても、それだけで「続かなかった」とは考えない。
今も、そんなゆるさで記録を続けています。

投稿者アバター
KatoTomomi 英語教育ライター / English Education Writer
英語教育を専門的に学び、言語習得理論に基づいた学習法を研究。塾講師として受験英語や英検対策の指導経験を持つ。現在は小学生2人の母として家庭での英語教育を実践しながら、Kimini英会話で子ども向け英語学習や家庭学習のノウハウを発信している。