英語を習っていると、親は「何ができるようになったか」に目が向きます。
わが家でも、英検や学校の英語の授業などを通して、娘の変化を見ることがあります。
ただ、娘自身が「英語をやっていてよかった」と感じるのは、テストで点数が取れたときや、レッスンで褒められたときだけではありません。
日常の中で、ふと「英語がわかった」と感じた瞬間に、本人なりのうれしさがあるようです。
今回は、娘が「英語がわかってよかった」と感じた、日常の中の出来事を紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 日常の中で「英語がわかった」喜びイベントで話しかけられた英語や、ALTの先生の自己紹介が聞き取れたことが、娘にとってうれしい実感になりました。
- わかるからこそ「自分で答えたい」英検のリスニングや授業を通して、理解できる手応えが「真っ先に答えたい」という気持ちにつながっています。
- 友達に頼られ、身の回りの英語にも気づくスペルを聞かれたり服のロゴの意味が気になったりと、英語が少しずつ身近なものになっています。
イベントで話しかけられて「何を言ってるかわかった」

印象に残っているのは、定期的に行われるダンスイベントです。
主催者の方が、チームメンバーが集まっているところで英語で話しかける場面がありました。
周りの友達は、何を言っているのかわからず、ポカンとしていたそうです。
そんな中、娘には話している内容がわかりました。
その場から戻ってきた娘は、少し興奮した様子で、
「さっき英語で話しかけられた!」
「名前なんていうのって聞かれた!」
と話していました。
そこで私が、
「意味わかったんだ?」
と聞くと、
「何言ってるかはわかったよ!」
「でも個人情報だし、チーム名だけ伝えといた!」
とのこと。
英語の内容がわかっただけでなく、何を答えるかも自分で判断していたことに、私も少し驚きました。
誰かに「英語ができたね」と褒められたわけではありません。
みんなに向けて話された英語を、自分は聞いて理解できた。
そのことがうれしくて、すぐに話したくなったのだと思います。
娘にとっては、まさに「英語わかってよかった」と感じた出来事だったのではないでしょうか。
授業中に友達が「何でわかるの……」
5年生のころ、学校に新しいALTの先生が来ました。
英語で自己紹介をする先生の話を聞きながら、娘は小声で、
「フィリピン出身で……」
「〇〇が好きなのかぁ」
「飛行機、結構時間かかったんだ……」
と、聞き取れた内容をつぶやいていたそうです。
すると、隣の席の友達が驚いたように娘のほうを見て、ぼそっと、
「え、何でわかるの……」
と言いました。
娘にとっては、特別なことをしているつもりはありませんでした。
ただ、聞こえてきた英語の内容がわかって、「そうなんだ」と思ったことを口にしていただけです。
でも、友達に驚かれたことで、自分が英語を聞いて内容を理解できていることを、改めて意識したのかもしれません。
家で聞いてきた英語が、学校の授業でも「わかる」につながっている。
娘にとっては、そんなことを実感する瞬間だったようです。
英検のリスニングで「もう一回聞かなくてもわかる」

6年生になる直前、英検4級の過去問にも取り組んでいました。
英検の勉強そのものは、娘にとって決して楽しいものではありません。
本番の試験では同じ音声が2回流れるため、練習のときも基本的には2回とも聞いていました。
ところが、あるときから、2回目の音声をとても退屈そうに聞くようになりました。
途中で飛ばして次の音声を聞いていることもありました。
「ちゃんと聞いて」
と声をかけると、
「わかってるもん」
「もう選んだの!」
と娘。
1回目の音声を聞いた時点でもう答えを選び終えていて、その早さに私はとても驚きました。
そこで、
「じゃあ、1回目で絶対にわかったと思ったときは、2回目を聞かずに次の設問を読むようにしてみたら?」
と伝えました。
1回目で答えがわかっているなら、2回目をぼんやり聞いているより、次の問題を読む時間に使ったほうがいい。
「せっかくわかっているんだから、その時間を次の問題に使ったほうがいいんじゃない?」
と話すと、このときばかりは、
「確かに!」
と素直に納得していました。
先生になかなか指されず「わかってるのに」
6年生になってからの英語の授業では、また別の形で「わかっている」ことを実感しているようです。
先生が質問をすると、娘は答えがわかるのですぐに手を挙げます。
ところが、なかなか指されません。
先生はほかの子にも答える機会をつくろうとしているようで、英語が苦手な子が答えを間違えたり、誰も答えられずに少し間があったりしたあと、しばらくしてから娘が指されることが多いそうです。
授業が終わると、
「今日も全然指されなかった」
「わかってるのに」
と、不満そうに愚痴をこぼします。
何度か続いたので、あるとき、
「でも、それって、先生から『わかっている子』だと思われているってことでもあるんじゃない?」
と伝えました。
すると、ときどき話を聞いていた次女や夫も、
「先生って、必ず正解する子ほど、最初には指さないよね〜」
と加わり、みんなで笑いました。
娘はしばらく考えてから、「指されない」ということだけに目を向けていたけれど、「自分は答えがわかっている」と認められていることにも気づけたようです。
ただ、最後にはやっぱり、
「でも、わかってるんだから、真っ先に答えたいじゃん!」
と言っていました。
6年生になった娘を見ていると、英語がわかるようになったことで、「答えられるとうれしい」だけでなく、「だからこそ自分で答えたい」という気持ちも生まれてきたのだと感じます。
「英語がわかってよかった」と思う場面が増えた

小学校での英語の授業や、英検の勉強を通して、娘が「英語がわかってよかった」と感じる場面は少しずつ増えてきました。
最近では、友達からこんなふうに頼られることもあるそうです。
「これ、英語でどうやって書くんだっけ?」
「スペル、見てくれない?」
学校で委員会のポスターを作っているときに、英語表記について聞かれたとのこと。
娘が答えると、
「そうだった!」
「ありがとう!助かった!」
と、すぐに納得していたそうです。
英語を始めたばかりの頃には、こんなふうに友達から頼られる姿は想像していませんでした。
英語がわかることで、テストの問題に答えられるだけでなく、先生の話を理解したり、友達の「わからない」を助けたりすることもできます。
こうした何気ない場面を見ると、これまで続けてきた英語が、少しずつ日常の中でも役立っていることをとてもうれしく感じます。
服を選びながら「ちょっと恥ずかしくない?」
また、洋服を選んでいたときのことです。
娘が服のロゴを見て、
「このロゴ……」
と、少し考えてから、
「これ、ちょっと恥ずかしくない?」
と一言。
どうやら、ロゴに書かれている英語の意味が気になったようです。
以前なら、デザインの一部として見ていたかもしれません。
でも、英語の意味がわかるようになったことで、服を選ぶときにも「何て書いてあるんだろう」「どういう意味だろう?」と気づくようになりました。
英語がわかるようになると、こんな日常の場面にも変化があるのだなと感じた出来事でした。
よくある質問
子どもが「英語がわかってよかった」と感じるのは、どんなときですか?
テストの点数や褒められたときだけではありません。この家庭では、イベントで話しかけられた英語やALTの先生の自己紹介が聞き取れたときなど、日常の中で「わかった」と実感した瞬間に喜びを感じていました。
英検のリスニングで、1回目で答えがわかった場合も2回目を聞くべきですか?
この家庭では、1回目で確実にわかったと思ったときは、2回目を聞かずに次の設問を読む時間に使うよう伝えました。わかっている時間を有効に使えるため、本人も納得して取り組んでいます。
英語がわかるようになると、日常でどんな変化がありますか?
友達から英語の表記やスペルを聞かれて頼られるようになりました。また、服のロゴに書かれた英語の意味が気になるなど、身の回りの英語にも自然と目が向くようになっています。
まとめ|娘にとって英語が身近なものに
娘が英語がわかってよかったと感じた場面は、特別な出来事ばかりではありません。
振り返ってみると、その実感は少しずつ変わってきました。
最初は、何を言っているのかわかったことがうれしい。
それが、周りから聞かれることで、自分は英語がわかるんだと意識するようになりました。
そして今では、わかっているから自ら答えたいと思うようになっています。
英語を続けていると、テストの点数や資格など、目に見える結果を気にしがちです。
でも娘にとっては、英語がわかったときの喜びや、わかるから答えたいという気持ち、友達に聞かれて答えられたときの手応えも、英語を学ぶ中で生まれたものです。
わかるとうれしい。わかるから答えたい。そして、わかるようになると、もっと気になる。
そんな実感を重ねながら、英語は少しずつ娘にとって身近なものになっています。
