近年は「人工知能」という言葉がいたるところで使われており、一度は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。しかし、人工知能という言葉は知っていても、具体的な内容までは知らないという方もいるでしょう。
そこで、今回は、人工知能の具体的な内容や活用事例について紹介するので、人工知能について興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
人工知能とは
人工知能とは、一般的に「AI」と呼ばれているものです。AIとは”Artificial Intelligence”の略であり、”Artificial Intelligence”を日本語に訳すと「人工知能」となります。日本語では、人工知能という言葉に加え、AIという言葉も昨今では頻繁に使用されるでしょう。
人工知能には明確な定義はありませんが、一般的には、人間が脳内で行っているような知的な作業をコンピュータ上で再現する技術やプログラムのことを指す場合が多いでしょう。人間が持っている学習する力や考える力と同じような能力をコンピュータに与えることで、コンピュータがまるで人間と同じような知能を持って物事を学習して、自分で考えて判断できるようになります。
たとえば、人工知能は、人間と同じように学習できるように、画像認識機能や音声認識機能を持っています。人間が物事を見たり聞いたりして学ぶように、人工知能は画像を認識したり音声を認識したりすることで、人間と同じように物事を学習できます。
犬の学習を例にすると、人間は犬がどのような動物かを実際に目で見たり、鳴き声を聞いたりすることで犬という動物を学習して、犬を認識することが可能になります。人工知能の場合は、犬の画像データや音声データを与えることで、人工知能は犬という動物を学習して、人間と同じように犬を認識できるようになります。
人工知能の歴史
人工知能という言葉は近年になってよく耳にすることが多くなりましたが、実は、人工知能の考察自体は約80年前から始まっています。
人工知能の考察が始まったのは、1940年代です。その後、1950年代から1970年代にかけて第一次AIブームが、次いで1980年代から1990年代にかけて第二次AIブームがおきました。
そして、2000年代から現在に至るまでが第三次AIブームになっています。第三次AIブームによって、人工知能はさまざまな場面で活用されるようになりましたが、そのきっかけになったのは機械学習やディープラーニングが可能になったことです。
ここからは、機械学習とディープラーニングという人工知能の学習方法について解説します。
機械学習
機械学習とは、人工知能に大量のデータを与えて内容を学習させることをいいます。機械学習には、教師あり学習、教師なし学習、強化学習という3つの方法があります。
まず、教師あり学習とは、正解があるデータを使って人工知能に学習させる方法です。人工知能にあらかじめ正解となるデータを渡してほかのデータと照合させることで、正解のデータを認識させて正確な予測ができるようになることを目的としています。
たとえば、犬の画像データを正解のデータとして人工知能に渡して、犬を含めたさまざまな動物の画像データを渡してデータを照合させることで、人工知能が犬という動物を認識できるようにします。また、犬という動物を学習した人工知能は、犬以外の動物の画像データが与えられた場合に、その動物が犬かどうかを学習した内容にもとづいて予測できるようになります。
次に、教師なし学習とは、教師あり学習のように正解のデータを人工知能に渡すのではなく大量のデータだけを渡して学習させる方法です。大量のデータだけを渡すことで、人工知能にデータの規則性や類似性を学習させることを目的としています。
たとえば、大量の顧客の購買データを人工知能に渡すことで、人工知能は顧客の購買パターンを学習して、同じような購買パターンの顧客をいくつかのグループに分けることができるようになります。
最後に、強化学習とは、人工知能に試行錯誤を繰り返させて、正しい判断をした場合に報酬を与えることで正しい内容を学習させる方法です。人工知能に報酬を与えながら試行錯誤をさせることで、目標を達成するための最適な方法を自分で考えられるようにすることを目的としています。
たとえば、人工知能に将棋を繰り返し対戦させて、相手に勝った場合に報酬を与えるようにすることで、勝つために最適な方法を自分で考えて判断できるようになります。
ディープラーニング
2つ目の方法は、ディープラーニングです。
ディープラーニングとは、近年新しく生み出された機械学習の方法のひとつですが、これまでの機械学習と比較して、効率的に人工知能に学習させることができるのが特徴です。
ディープラーニングでは、ニューラルネットワークと呼ばれる人間の脳と同じような構造を人工知能にもたせることで、従来よりも大量のデータを利用して学習させることができます。人工知能は、与えられたデータ量が多いほど高度な学習ができるようになるため、ディープラーニングを活用することで人工知能の性能を高められます。
人工知能が高性能化することで、これまでよりも高度な判断や提案などが可能になります。
人工知能の活用事例
人工知能は、さまざまな分野やサービスに活用されています。
たとえば、iPhoneが提供している「Siri」や、Googleが提供している「Googleアシスタント」には、人工知能が活用されています。人工知能が認識した音声の内容に対して、最適な回答や提案を返してくれます。
また、自動車の安全装備にも人工知能は活用されています。自動車に搭載された人工知能は、カメラやセンサーから認識した情報をもとにして歩行者を検出したり、緊急の場合にはブレーキを制御したりしています。
人工知能の英語学習における活用事例
さらに、人工知能は英語教育にも活用されています。英語教育に人工知能を活用することで、効率的な英語学習が可能になります。
たとえば、Kimini英会話は、人工知能を活用した英会話アプリを提供している英語教育サービスのひとつです。
Kimini英会話では、人工知能を活用することで受講者の英語力を可視化できるスピーキングテストを提供しています。最新の人工知能を駆使したスピーキングテストシステムを開発しており、受講者のスピーキングをシステムに認識させることで、語彙力やリスニング能力などの受講者の英語力を数値やグラフにして教えてくれます。
また、Kimini英会話は、アプリのようにワンクリックでウェブサイトにログインができる「らくらくログイン設定」というサービスも提供しています。スマートフォンやタブレットのホーム画面にショートカットを作成しておくことで、次回以降サービスを利用する際には、ショートカットをアプリのようにワンクリックするだけでログインできるので、サービスを利用するための手間がかからないのが魅力的です。
なお、以下の方法でKimini英会話をショートカット登録しておくと便利です。
ぜひ、ご活用ください。
iPhone/iPadの場合
- Kimini英会話へログイン(アカウント作成必須)
- スマホの「共有ボタン」をタップ
- 「ホーム画面に追加」/「ショートカットを作成」を選ぶ
- スマホホーム画面へショートカットが作成
- 「Kimini英会話」アイコンをタップで簡単アクセスが可能
Androidの場合
- Kimini英会話へログイン(アカウント作成必須)
- 右上の「︙」をタップ
- 「ホーム画面に追加」を選択
- 「インストール」/「ショートカットを作成」を選ぶ
- 「インストール」/「追加」をタップ
- スマホホーム画面へショートカットが作成
- 「Kimini英会話」アイコンをタップで簡単アクセスが可能
スマホのホーム画面へKimini英会話を追加することで、ログイン状態を保ちつつ、いつでも情報を確認することが可能です。
アプリのようにワンクリックでログイン可能に!らくらくログイン設定のご案内
まとめ
今回は、人工知能の具体的な内容や活用事例について解説しました。
人工知能とは、一般的には、人間のように学習できる知能を与えられたコンピュータやプログラムのことを指す場合が多いでしょう。また、人工知能は自動車や医療などさまざまな分野で活用されているだけでなく、私たちにとって身近な生活のなかでも色々な形で活用されています。
人工知能を活用したサービスを上手に利用すれば、日々の生活を豊かなものにできるでしょう。この記事をきっかけにして、人工知能を活用したサービスを日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。