ハロウィンといえば仮装。子どもたちが思い思いのキャラクターや動物、魔女やおばけに変身する姿は見ているだけで楽しいものです。
でも、せっかくの仮装イベント、衣装を着るだけで終わっていませんか?
英語を少し取り入れるだけで、仮装ショーは「表現あそび+英語体験」に変わります。
今回は、家庭や保育園で楽しめる“英語で盛り上がる仮装ショー”のアイデアをご紹介します。
「なりきり英語」で表現力をアップ

仮装の魅力は“なりきること”。その世界観を英語で広げると、自然と表現力や語彙が伸びていきます。
たとえば、衣装に合わせてこんな英語を使ってみましょう。
英語の正確さよりも「声に出して楽しむこと」が大切。短いセリフでも、自分の役になりきる体験は、子どもの自己表現力を大きく伸ばします。
魔女(Witch)
- 「I can fly! 」(「私は飛べるの!)
- 「Look at my magic broom! 」(私の魔法のほうきを見て!)
おばけ(Ghost)
- 「Boo! Don’t be scared! 」(ばあ! 怖がらないで!)
スーパーヒーロー(Superhero)
- 「I’ll save the world! 」(私は世界を救う!)
- 「Here I come! 」(さあ、行くぞ!)
ねこ(Cat)
- 「Meow! I’m a cute cat. 」(ニャー!私はかわいい猫です。)
かぼちゃ(Pumpkin)
- 「I’m round and orange! 」(私は丸くてオレンジ色!)
家庭でできる「English Costume Show」
家庭でも簡単に“ハロウィン英語ショー”を開けます。
部屋をステージに見立てて、家族で交代しながら英語で自己紹介やセリフを披露しましょう。
保護者の英語力は必要ありません。日本語を交えてもOKです。大切なのは「英語を使って表現する楽しさ」を味わうことです。
進行の例
- 子どもが英語で自己紹介:
「Hello! I’m a witch! 」(こんにちは!私は魔女です!) - ポーズをとって一言:
「Abracadabra! 」(アブラカダブラ!) - 見ている家族が拍手してコメント:
「Great job! 」(よくやったね!)「So scary! 」(とても怖い!)「You’re cute! 」(君はかわいいね!)
保育園・幼稚園でのアイデア「英語のセリフカード」を活用

園でのハロウィン仮装パレードや発表会にも英語を取り入れると、ぐっと国際的な雰囲気になります。
たとえば、衣装に合わせた「英語のセリフカード」を作っておき、発表のときに使うのもおすすめです。
- “I’m a vampire. I like the night!” (私はヴァンパイア。夜が好きなんだ!)
- “I’m a fairy. I can make you smile!” (私は妖精。あなたを笑顔にできる!)
- “I’m a pirate. Let’s go on an adventure!” (僕は海賊だ。冒険に出よう!)
カードを見ながらでも大丈夫。英語のリズムや発音を体で感じられるよう、音楽や簡単なジェスチャーを合わせると、より印象的なショーになります。
英語で観客とのやりとりを楽しもう
ショーの最後に「観客との英語コミュニケーション」を取り入れると、やりとりの力も育ちます。
たとえば、こんな簡単な質問と答えを練習しておくと自然に会話が生まれます。
- 「What are you? 」―「I’m a ghost! 」
「あなたは何者ですか?」―「幽霊です!」 - 「Do you like candy? 」―「Yes, I love it! 」
「キャンディは好きですか?「はい、大好きです!」 - 「Are you scary? 」―「No, I’m friendly! 」
「あなたは怖いですか?」―「いいえ、フレンドリーです!」
子どもたちは“聞かれる→答える”という流れの中で、英語の反応力を身につけていきます。
ショーのあとに英語でふりかえり
ショーが終わったあとも、ちょっとした英語フレーズで余韻を楽しみましょう。
- “That was fun!” (楽しかったね)
- “You did great!” (よくできたね)
- “Let’s do it again next year!” (また来年もやろう)
英語での声かけは、子どもにとって“英語=うれしい・楽しい”という印象を残します。
「 英語セリフカード」を詳しく紹介!

子どもが衣装に合わせて持てる「なりきり英語セリフカード」です。
カードサイズで印刷できるよう、短く・リズミカルにしています。
★ WITCH(魔女)
- I can fly!
- Look at my magic broom!
- Abracadabra!
★ GHOST(おばけ)
- Boo!
- Don’t be scared!
- I’m a friendly ghost.
★ SUPERHERO(ヒーロー)
- I’ll save the world!
- Here I come!
- I can fly high!
★ PIRATE(海賊)
- I’m a pirate!
- Let’s find the treasure!
- Yo-ho-ho!
★ FAIRY(妖精)
- I can make you smile!
- Sparkle, sparkle!
- I’m a happy fairy.
★ CAT(ねこ)
- Meow!
- I’m a cute cat.
- I like milk.
★ PUMPKIN(かぼちゃ)
- I’m round and orange!
- Trick or treat!
- I’m the Halloween star!
※裏面に日本語訳を入れると、年齢に応じて使いやすくなります。
(例:「魔女」→「空を飛べるの!」「見て、魔法のほうき!」など)
② 司会進行用・英語台本サンプル
家庭でも保育園でも使える「英語での仮装ショー進行例」です。
英語が苦手な先生や保護者でも言いやすいよう、簡単な構文にしています。
【Opening】
Host(司会)
- Hello everyone! Welcome to our Halloween Costume Show! (皆さん、こんにちは!ハロウィーン・コスチューム・ショーへようこそ!)
- Let’s have fun together!(一緒に楽しもう!)
All children
- Happy Halloween!(ハッピー・ハロウィーン!)
【Show time】
Host
- Now, let’s meet our first performer! (では、最初の出演者を紹介しよう!)
- Come on, (child’s name)! (さあ、どうぞ(子供の名前)!)
Child(1人ずつ)
- Hello! I’m a witch! (こんにちは!私は魔女です!)
- Look at my broom! (私のほうきを見てください!)
(A pose or short action:ポーズや短い動作)
Host
- Wow! That was great! Everyone, let’s say “Good job!” (ワオ!素晴らしかった!みんな、”グッジョブ!”って言おうよ。)
All
- Good job! (グッジョブ!)
(※同じ流れで順に紹介)
【Mini Conversation】
Host → Child
- What are you? (あなたは何者ですか?)
→ Child: I’m a ghost! (私は幽霊だ!) - Do you like candy? (キャンディは好き?)
→ Child: Yes, I love it! (そう、大好きなんだ!)
【Closing】
Host
- That was so much fun! (とても楽しかったね!)
- Everyone did a great job today! (今日はみんなよくできました!)
All
- Happy Halloween! (ハッピーハロウィン!)
- See you next year! (また来年ね!)
【アレンジ案】
- 背景に英語のハロウィンソング(例:「Knock Knock, Trick or Treat」や「Five Little Pumpkins」)を流す
- 司会者を子どもが交代で担当してもOK
- 写真を撮って「English Memory Book」を作ると、学習記録にもなる
- ファッションショーをまねてウォーミングなどをやってみると大うけ!
まとめ
ハロウィンの仮装ショーは、単なるコスチュームイベントではなく、子どもたちの創造力・発話力・英語表現力を育てるチャンスです。
衣装に英語をプラスするだけで、世界がぐっと広がります。
今年のハロウィンは、家族や園のみんなで “English Costume Show!” に挑戦してみませんか?
