英語の習慣がうまく回っている家庭と、そうでない家庭。何が違うのかを探していくと、意外なほど「何時にやっているか」に行き着きます。教材でも講師でもなく、1日のどこに置いたか。そこで続くかどうかが決まっている面があります。
とはいえ、朝がいいのか夜がいいのかは家庭ごとの事情に左右されます。共働きなら夕方は不在、習い事があれば夜も埋まる。中学生なら部活と塾のあと。「理想の時間」を語られても、そもそもその枠が空いていないというのが現実です。
この記事では、Kimini英会話の「有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)から、実際に受講している人が何時にやっているのか、そしてどの時間帯の人がいちばん続いているのかを見ていきます。最多の時間帯と、いちばん続いている時間帯は、同じではありませんでした。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 最多は夜(18〜22時)の48.7%だが、年代で最適な時間帯はまったく違い、未就学は夕方63.8%、中学生は夜73.4%、成人は午前中43.5%が最多で、一般論としての「ベストな時間」は存在しない。
- 続き方で見ると順位が入れ替わり、全体の10.6%しかいない早朝(5〜7時)組が毎日学習53.0%・2年以上の継続33.0%でトップだった、朝はあとから予定に押し出されない時間だからである。
- 決め手は時間帯そのものより「動かせない予定の隣に1つだけ固定すること」で、実際に学習時間帯を1つに絞っている人が709人・全体の75.4%を占めていた。
みんな何時にやっている?最多は夜、でも年代で正反対
まず全体の分布です。主に学習している時間帯を複数回答で聞きました。
主に学習している時間帯(有効回答940件・複数回答)
夜(18〜22時)
48.7%
夕方(15〜18時)
40.6%
午前中(7〜12時)
20.2%
早朝(5〜7時)
10.6%
昼休み(12〜13時)
4.4%
深夜(22時以降)
3.8%
| 時間帯 | 全体 940人 |
未就学 58人 |
小学生 493人 |
中学生 158人 |
成人 209人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早朝(5〜7時) | 10.6% | 1.7% | 11.8% | 12.7% | 9.1% |
| 午前中(7〜12時) | 20.2% | 22.4% | 13.6% | 10.8% | 43.5% |
| 昼休み(12〜13時) | 4.4% | 3.4% | 0.8% | 1.9% | 15.3% |
| 夕方(15〜18時) | 40.6% | 63.8% | 49.9% | 24.7% | 25.4% |
| 夜(18〜22時) | 48.7% | 32.8% | 46.7% | 73.4% | 37.3% |
| 深夜(22時以降) | 3.8% | 1.7% | 0.2% | 3.2% | 12.9% |
※数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)に基づく自社調査の結果で、いずれも継続中の会員の自己申告によります。未就学58人は少数のため参考程度にご覧ください。調査の対象・時期により結果は異なる場合があります。
全体では夜(18〜22時)が48.7%で最多。ただし年代別に見ると景色がまるで違います。未就学は夕方63.8%、中学生は夜73.4%、成人は午前中43.5%が最多。そして小学生は夕方49.9%と夜46.7%がほぼ拮抗していて、家庭ごとに分かれています。
つまり「英語学習に最適な時間帯」という一般論は、あまり意味がありません。学校が終わる時刻、習い事、仕事。その人の1日の空き方で決まっています。
続いている度合いで見ると、順位が入れ替わる
ここからが本題です。同じデータを「その時間帯の人が、どのくらい続いているか」で見直すと、最多の時間帯と上位が一致しません。
時間帯別「毎日学習している」比率と「2年以上続けている」比率
早朝(5〜7時)100人
毎日学習している
53.0%
2年以上続けている
33.0%
午前中(7〜12時)190人
毎日学習している
30.5%
2年以上続けている
33.2%
夜(18〜22時)458人
毎日学習している
32.5%
2年以上続けている
23.6%
夕方(15〜18時)382人
毎日学習している
22.5%
2年以上続けている
18.8%
| 時間帯 | 人数 | 毎日学習 | 2年以上 | 「忙しくて時間が取れない」 |
|---|---|---|---|---|
| 早朝(5〜7時) | 100人 | 53.0% | 33.0% | 19.0% |
| 午前中(7〜12時) | 190人 | 30.5% | 33.2% | 16.3% |
| 昼休み(12〜13時) | 41人 | 14.6% | 29.3% | 14.6% |
| 夕方(15〜18時) | 382人 | 22.5% | 18.8% | 19.6% |
| 夜(18〜22時) | 458人 | 32.5% | 23.6% | 21.6% |
| 深夜(22時以降) | 36人 | 38.9% | 30.6% | 27.8% |
※昼休み41人・深夜36人は少数のため参考程度にご覧ください。数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)に基づく自社調査の結果で、いずれも継続中の会員の自己申告によります。すでにやめてしまった人は含まれないため、継続率そのものを示す数値ではありません。
全体のわずか10.6%しかいない早朝組が、毎日学習53.0%でトップ。2年以上続けている比率も33.0%と、午前中(33.2%)と並んで最上位です。一方、最多層である夕方は毎日22.5%、2年以上18.8%と、いずれも下位でした。
「忙しくて時間が取れない」を一番のハードルに挙げた比率も、夜21.6%・夕方19.6%に対し、午前中16.3%。後ろの時間帯ほど「時間がない」と言っているという結果です。
小学生に絞っても同じ傾向でした。早朝に学習している小学生58人では毎日46.6%、2年以上27.6%。夕方の246人では毎日21.1%、2年以上14.6%です。
なぜ朝は続くのか——「押し出されない時間」だから

理由は単純です。朝は、あとから予定が入らないからです。
夕方以降は、宿題、習い事、塾、夕食、きょうだいの送迎、仕事の残り。その日の都合で簡単に押し出されます。「今日は無理だったから明日にしよう」が数回続くと、習慣は崩れます。朝はそれが起きにくい。起きる時刻さえ決まっていれば、外から割り込まれる要素がほとんどありません。
7歳の娘が、お気に入りの先生に会いたくて毎朝7時にレッスンを受けています。終わったら明日の予約を取って、それから学校へ。おかげで規則正しい毎日を送れています。
毎朝の学習習慣になり、楽しんで取り組んでいます。子どもが自分で合う講師を選んで、予習からレッスン、復習まで一人で完結できています。
※アンケート回答を再構成した一例です。
2つめの声にある「一人で完結できている」という状態は、朝の副産物でもあります。親が付き添う余裕がない時間帯だからこそ、本人が回すしかない。結果として自走の形ができていきます。
ただし注意点もあります。まず、朝が良かったから続いたのか、もともと生活が安定している家庭が朝を選べたのか、この調査では区別できません。また、朝は講師の枠が少ないという声も複数ありました。
平日の朝の時間帯は、どうしても予約枠が少なくなってしまうようです。
※アンケート回答を再構成した一例です。
夜には夜の強みがある
では夜は不利かというと、そうでもありません。夜の毎日学習率は32.5%で、夕方より10ポイント高い。中学生に至っては73.4%が夜です。部活と塾のあとに残る唯一の枠が夜だという事情もありますが、「その日の予定がすべて終わったあと」という位置は、実は割り込まれにくいという点で朝と似ています。
夜型で長く続いている家庭の声には、共通する言い方がありました。
学習する曜日と時刻を決めてルーティンにすれば、しっかり取り組めます。2年間続けられているので、今後もずっと続けていけそうです。
予約していても休みたいと思う日はあるようですが、先生が時間どおり画面の前で待っていると思うと、頑張って受けようと思えるそうです。好きな時間に動画を見て学ぶのではなく、時間を約束してレッスンをするというのが、続けられている理由のようです。
※アンケート回答を再構成した一例です。
後者は、この記事でいちばん本質的な指摘かもしれません。続いている理由は時間帯そのものではなく、「誰かと約束している」という形にある。朝が強いのも、結局は起床という固定点に約束を結びつけやすいからです。
続く家庭のリアルな1日

調査データと自由記述から、続いている家庭の典型的な流れを3つに整理しました。
朝型(小学生):6時半起床 → 7時にレッスン25分 → 終わったら明日の予約を取る → 朝食・登校。夜は英語に触れない。「終わったら予約」をセットにしているのが特徴です。
夕方型(小学生・共働き):学校から帰宅 → 宿題 → 16時台〜17時台にレッスン → 習い事のない曜日だけ。頻度は週3〜4回。実際、夕方に学習している小学生は週1〜2回30.9%、週3〜4回30.1%が中心で、毎日を目指していません。曜日を絞ることで押し出しを避けています。
夜型(中学生):部活・塾から帰宅 → 夕食 → 20時台にレッスン25分 → 参考書は別の日に。中学生の75.3%が1回25分程度で、38.0%が毎日です。時間帯を1つに固定して、そこだけは動かさない形です。
いずれも共通しているのは、時間帯を1つに決めて、そこに固定していることです。調査でも、学習時間帯を1つだけ挙げた人が709人(75.4%)と大多数でした。あちこちに散らすより、1か所を決めるほうが定着しています。
時間帯を決めるときの3つのルール

ここまでのデータを、実際に手を動かすときのルールとして3つに整理します。
- 「空いている時間」ではなく「動かせない固定点」の隣に置く。起床、帰宅、夕食など、毎日必ず起きることの直後に置くと崩れにくくなります。
- 毎日にこだわらず、曜日を決める。夕方に受けている小学生の6割は週1〜4回です。押し出される時間帯なら、最初から回数を絞るほうが続きます。
- 1回決めたら、時間帯を分散させない。「今日は朝、明日は夜」を続けると、予約も講師も安定しません。1つに寄せるほうが習慣になります。
朝が絶対の正解というわけではありません。ただ、もし今の時間帯で崩れているなら、時間帯そのものを変えてみる価値はあります。「やる気が続かない」問題に見えていたものが、実は「置き場所が悪かっただけ」ということは珍しくありません。やる気が落ちる時期の乗り越え方については3か月のハネムーン明けに来る谷を扱った記事もあわせてご覧ください。
子ども向けの始め方全般はこちらの記事にまとめています。時間帯を試すなら、Kimini英会話の無料体験で朝と夜の両方を実際に入れてみて、どちらが崩れにくいかを確かめるのが早道です。
※無料体験の内容・回数・条件は変更される場合があります。最新の内容は公式サイトの案内をご確認ください。
よくある質問
オンライン英会話は朝と夜、どちらの時間帯が続きますか。
データ上は朝のほうが続いています。有料会員実態調査2026では、早朝(5〜7時)に学習している100人のうち53.0%が毎日学習しており、全時間帯で最も高い比率でした。2年以上続けている比率も33.0%と上位です。ただし早朝を選べる家庭はもともと生活リズムが安定している可能性もあり、朝にすれば必ず続くとまでは言えません。
いちばん多くの人が受けているのは何時ですか。
全体では夜(18〜22時)が48.7%で最多、次いで夕方(15〜18時)が40.6%です。ただし年代で大きく異なり、未就学は夕方63.8%、小学生は夕方49.9%と夜46.7%が拮抗、中学生は夜73.4%、成人は午前中43.5%が最多でした。
夕方に受けていますが、なかなか続きません。
夕方は宿題や習い事に押し出されやすい時間帯です。調査でも、夕方に学習している382人の毎日学習は22.5%、2年以上の継続は18.8%と、いずれも下位でした。毎日を目指すより曜日を絞る、または起床直後など動かせない予定の隣に移すことを検討してみてください。
毎日やらないと意味がありませんか。
そんなことはありません。夕方に学習している小学生を見ると、週1〜2回が30.9%、週3〜4回が30.1%で、毎日は21.1%にとどまります。続いている家庭でも毎日とは限りません。回数より、決めた時間に崩さず入れられるかどうかのほうが定着に効いています。
時間帯は固定したほうがいいですか。
固定するほうが定着しやすい傾向があります。調査では、主に学習している時間帯として1つだけを挙げた人が709人と全体の75.4%を占めました。自由記述にも、曜日と時刻を決めてルーティンにしたことで続けられているという声が複数ありました。
※本記事のデータは「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件、継続中の会員が対象)に基づきます。体験談は、アンケートに寄せられた複数の受講者・保護者の声をもとに再構成した一例で、効果や感じ方には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。料金・キャンペーン・サービス内容は変更される場合があります。最新かつ正確な情報は公式サイトをご確認ください。
