「文法は分かっているつもりなのに、旅行の話をひとまとまりの英文で伝えようとすると詰まってしまう」
「『行ったことがある場所は?』と聞かれても、単語を並べるだけで会話が終わってしまう」
「一問一答はできても、まとまった内容を発表する練習をさせたい」

中学2年生は学ぶ文法量が増える一方、それを使って「ひとまとまりの内容を伝える」練習の機会は学校の授業だけでは限られます。Kimini英会話には、この「使って伝える」ことに取り組む「実践編」というシリーズがあります。

今回はKimini英会話の「中学生コース2 実践編」のLesson 4「観光した街のことを誰かに紹介しよう」を実際に受講し、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場から、レッスンの内容・難易度・通常版との違いを解説します。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Lesson 4は”is called”などで訪れた場所を紹介する発表練習。沖縄を紹介するお手本のプレゼンテーションを読み、温泉や富士山など自分の経験を話す場面が続きました。
  • 文法を整理したいなら通常版の「中学生コース2」が先。実践編は”call A B”の誤りも言い直しのみで、予習動画で文法を順序立てて学ぶ通常版とは重点が異なります。
  • 難易度は生徒の経験値に左右されやすい。全25レッスンにはプレゼンテーション形式もあり、予習教材の「話す内容の準備」で訪れた場所を洗い出しておくことが重要です。

結論:中学生コース2実践編はどんな人におすすめ?

Kimini英会話の「中学生コース2 実践編」は、自分の経験をまとまった英文で発表する練習をしたい人におすすめです。今回のLesson 4では、”People call …” “… is called …” のような呼び方を伝える表現を使い、訪れたことのある場所を紹介しました。話題の引き出しが少ない場合は、予習で話す材料を準備しておくと取り組みやすくなります。文法を体系立てて学びたい場合は、通常版の「中学生コース2」を先に受講する方法もあります。

英検®3級の二次試験(面接)では、自分自身のことについて英語で答える質問も出題されます。経験をまとまった英文で話す練習は、その準備にもつながります。また、学校のスピーチや発表などのパフォーマンステストは内申(観点別評価の「思考・判断・表現」)にも関わります。

Kimini英会話とは

Kimini英会話は、80年以上の教育実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。フィリピン人講師を中心に世界各国の講師が在籍し、丁寧で分かりやすい指導に定評があります。110以上の多彩なコースから目的やレベルに合わせて選べるのが魅力で、教育機関200校超の導入実績もある、信頼性の高いサービスです。

レッスン紹介

今回受講したのは「中学生コース2 実践編」のLesson 4「観光した街のことを誰かに紹介しよう」です。学習指導要領に対応し、「目的・場面・状況」が設定された活動(タスク)に取り組むコースで、全25レッスンを通じて中学2年生の文法や表現を具体的な場面で使っていきます。

レッスンの内容

「中学生コース2 実践編」では、未来表現・接続詞・to不定詞・動名詞・許可や依頼や義務を表す表現・比較・受け身などを、旅行や観光地でのやり取りといった場面で使います。Lesson 4では、訪れたことのある場所を、呼び方を伝える表現を使って発表する練習をします。

このコースでは、以下のようなことができるようになることを目指します。

  • 旅行の予定を伝えたり、週末の予定を相談して決めたりできる
  • 得意・苦手なことや、達成したこと・楽しかったことを伝えられる
  • 道や行き方をたずねたり、電車の乗り換えを案内したりできる
  • 値段や所要時間、データを比べて説明できる

レッスン一覧

Lesson タイトル 主な内容
Lesson 1 【会話】春休みの思い出を伝えよう 過去形で思い出を伝える。
Lesson 2 【会話】旅行の予定表を作成し、伝えよう 未来の予定を伝える。
Lesson 3 【会話】週末の予定を相談して決めよう 友達と予定を相談する。
・・・ ・・・ ・・・
Lesson 23 【リーディング】日本の歴史や文化について説明しよう 受け身で由来を伝える。
Lesson 24 【プレゼンテーション】相手の国の文化や習慣についてインタビューしよう 受け身でたずねる。
Lesson 25 【会話】買い物をしよう サイズや値段をたずねる。

レッスンの流れ

実際に受講したLesson 4は、次の6ステップで進みました。

ステップ 取り組む内容
1. Warm-up 話題に関する質問で、話す準備をする。
2. Situation & Today’s Goal 今日の場面・目標を確認する。
3. Let’s Practice 訪れた場所を伝える練習をする。
4. Let’s Read お手本のプレゼンテーションを読む。
5. Let’s Learn 表現・文法を確認し、入れ替えて練習する。
6. Let’s Get Ready 自分のプレゼンテーションを準備する。

Warm-upでは「ショッピングに行く」という答えから質問が広がり、続くSituation & Today’s Goalでも温泉を選ぶと「山派か海派か」まで深掘りされました。Let’s Practiceで”I visit Mt. Fuji.”とあえて現在形で答えると、その場で過去形への言い直しを指摘されました。

Let’s Readでは沖縄を紹介するお手本のプレゼンテーションを読み、「行ったことがあるか」と質問が続きます。Let’s Learnでは”call A B”の表現を練習しました。受け身にすべきところをあえて能動態のまま”The book call Snow White in English.”と間違えて答えると、”The book is called Snow White in English.”への言い直しのみが示されました。Let’s Get Readyで時間切れとなりましたが、それまでの会話で目標自体は達成できたと感じました。

予習教材の使い方

予習教材には「話す内容の準備」をするセクションがあります。プレゼンテーション形式のレッスンでは、単語やフレーズに加え、自分の経験をあらかじめ洗い出しておくことが特に重要だと感じました。

レッスンレビュー

今回はLesson 4「観光した街のことを誰かに紹介しよう」を受講した感想をお伝えします。

率直な感想

私自身、英会話のレッスンを指導していた経験の中でも、一番頭を悩ませたのは「どう会話を引き出すか」でした。今回の講師は生徒が答えやすい話題を選びながら質問を広げ、自然に目標へ導く質問力の高さを感じました。

楽しかったところ

温泉の話から「山と海どちらが好きか」まで会話が広がったり、沖縄のプレゼンテーションを読んだあとに自分の経験を聞かれたりと、実際に話せる場面が何度もありました。”is called”を使って場所を紹介する練習も、実感のある楽しさでした。

難しかった点

このレッスンは生徒の経験値に難易度が左右されやすいと感じました。また”call A B”のような表現は、誤答に対して言い直しの指摘のみで体系的な文法解説はありませんでした。文法を整理したいなら、通常版との組み合わせが有効だと感じます。

中学生コース2実践編と通常版、どちらを選ぶべき?

通常版は文法を確認しながら会話を練習し、実践編は目的や場面のある活動を通じて表現を使います。優劣ではなく、重点の置き方の違いです。

比較項目 通常版 実践編
学習の重点 文法を確認しながら会話を練習する 目的や場面に合わせて表現を使う
文法説明の深さ〈今回の所感〉 日本語解説付きの予習動画で順序立てて学ぶ 誤りはその場で言い直して覚える
選び方の目安〈筆者の見解〉 文法の理解を整理したい人 使いながら覚えたい人
  • 向いている人:自分の経験を、まとまった英文で発表する練習をしたい人です。
  • 向いていない人:話題の引き出しが少ない人、文法を体系的に学びたい人です。前者は予習で話す材料を準備しておくと取り組みやすくなり、後者は通常版で文法を整理してから進む方法もおすすめです。

よくある質問(FAQ)

FAQ

Q. 中学生コース2実践編では、どんな文法を扱いますか?
A. 公式ページには、未来表現・接続詞・to不定詞・動名詞・許可や依頼や義務を表す表現・比較・受け身などが挙げられています。

Q. プレゼンテーション形式では、何を準備しておくとよいですか?
A. 訪れたことのある場所を、英語で伝えられる形に整理しておくと話しやすいと感じました。

Q. 通常版の「中学生コース2」と、どちらを受けるべきですか?
A. 文法を確認したいなら通常版が先。ある程度身についていて使いながら覚えたいなら、実践編から始めても良いと感じました。

まとめ

「中学生コース2 実践編」を体験して感じたのは、「自分の経験を、まとまった英文で発表する」ことを重視したレッスンだということです。

  • Warm-upから自由度の高い会話が生まれ、プレゼンのテーマにつながる質問が続く
  • 講師の深掘り質問が、生徒の経験を引き出す鍵になる
  • 予習段階で「話す内容の材料(経験)」を用意しておくことが特に重要
  • 文法の体系的な説明は少なめで、誤りはその場での言い直しが中心

自分の経験を英語でまとめて伝えたい中学2年生に向いたコースだと感じました。詳しい受講条件は公式ページでご確認ください。

※「英検」は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。



投稿者アバター
Tommy 英語講師・英語教育ライター / English Instructor & Education Writer
英語指導歴17年、指導生徒数2000人以上。英検準1級・TOEIC875点を保持し、受験英語からビジネス英語まで幅広く指導。海外勤務経験も活かし、実践的な英語学習情報を発信している。