「文章は読めるのに、内容について英語で聞かれると答えに詰まってしまう」
「読んだ内容をただ訳すだけで、自分の考えを付け加えて話す練習ができていない」
「高校進学を意識して、まとまった英文を読んで話す力をつけさせたい」

中学3年生は読解量が増える一方、読んだ内容を英語で話す練習の機会は学校の授業だけでは限られます。Kimini英会話には、この「使って伝える」ことに取り組む「実践編」というシリーズがあります。

今回はKimini英会話の「中学生コース3 実践編」のLesson 2「留学生からの手紙を読もう」を実際に受講し、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場から、レッスンの内容・難易度・通常版との違いを解説します。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Lesson 2は留学生からの手紙を読み、内容に英語で答える構成。現在完了形(経験用法)と第5文型(make+人+感情)を使い、お気に入りの映画や動画について講師と話しました。
  • 技能統合レッスンがあるのは、実践編の中でもコース3だけ。全20レッスンの中には、Lesson 4【リーディング+会話】のように、会話・プレゼンテーション・リーディングを組み合わせて取り組むレッスンがあります。
  • 英問英答は内容理解の確認が中心で、意見交換は少なめ。オリジナルの文章作りではテーマが限定的で表現が被りやすく、ニューストークコースとの組み合わせも検討できます。

結論:中学生コース3実践編はどんな人におすすめ?

Kimini英会話の「中学生コース3 実践編」は、読んだ内容を踏まえて英語で答える練習をしたい人におすすめです。今回のLesson 2では、現在完了形(経験用法)と第5文型(make+人+感情)を使って、留学生からの手紙の内容に答えました。文法を一通り確認したうえで受講すると取り組みやすいと感じます。文法を体系立てて学びたい場合は、通常版の「中学生コース3」を先に受講する方法もあります。

英検®3級以上の二次試験(面接)では、文章を読んだうえで、その内容について英語で答える問題が出題されます。読んだ内容を踏まえて答える今回の練習は、その対策にもつながります。また、学校のスピーチや発表などのパフォーマンステストは内申(観点別評価の「思考・判断・表現」)にも関わるため、高校入試を控えた中学3年生にとって話す練習の価値は大きいと感じます。

Kimini英会話とは

Kimini英会話は、80年以上の教育実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。フィリピン人講師を中心に世界各国の講師が在籍し、丁寧で分かりやすい指導に定評があります。110以上の多彩なコースから目的やレベルに合わせて選べるのが魅力で、教育機関200校超の導入実績もある、信頼性の高いサービスです。

レッスン紹介

今回受講したのは「中学生コース3 実践編」のLesson 2「留学生からの手紙を読もう」です。学習指導要領に対応した活動(タスク)に取り組むコースで、全20レッスンを通じて中学3年生の文法や表現を具体的な場面で使っていきます。会話・プレゼンテーション・リーディングの3パターンを組み合わせた技能統合レッスン(例:Lesson 4【リーディング+会話】)があるのは、実践編の中でもコース3だけです。

レッスンの内容

「中学生コース3 実践編」では、現在完了形・現在完了進行形、SVOC/SVOO、It is … for 人 to ~、関係代名詞、仮定法などを、手紙・記事・ニュースを読んで答える場面や発表場面で使います。Lesson 2では、留学生からの手紙を読み、現在完了形と第5文型を使ってお気に入りの映画や動画について伝えます。

このコースでは、以下のようなことができるようになることを目指します。

  • 経験したことや続けていることを伝えられる
  • 手紙・記事・ニュースなどを読み取り、内容を踏まえて話せる
  • 「もし〜だったら」と仮定して、自分の考えを伝えられる

レッスン一覧

Lesson タイトル 主な内容
Lesson 1 【プレゼンテーション】自分の推し・おすすめを紹介しよう 自分の好きな人や物を発表する。
Lesson 2 【リーディング】留学生からの手紙を読もう 現在完了形で経験を伝える。
Lesson 3 【プレゼンテーション】観光ボランティアをしてみよう おすすめの場所を発表する。
・・・ ・・・ ・・・
Lesson 18 【会話】もし無人島で生活するとしたら 仮定法で考えを伝える。
Lesson 19 【会話】地元をオンラインツアーで紹介しよう これまでの表現を使って紹介する。
Lesson 20 【プレゼンテーション】高校生になったらしたいことやキャリアプランを伝えよう 将来の夢を発表する。

レッスンの流れ

実際に受講したLesson 2は、次の6ステップで進みました。

ステップ 取り組む内容
1. Warm-up 話題に関する質問で、話す準備をする。
2. Situation & Today’s Goal 今日の場面・目標を確認する。
3. Let’s Read 留学生からの手紙を読む。
4. Let’s Learn 現在完了形・第5文型を確認し、作文練習する。
5. Let’s Talk 学んだ表現で自分の文章を作る。
6. Talk about Yourself! お気に入りの映画・動画について話す。

Warm-upは映画の視聴習慣についての質問から始まり、「映画館か自宅か」「一人か友達か」と会話が広がりました。続くLet’s Readでは留学生からの手紙を読み、内容に関する質問に英語で答えます。現在完了形と第5文型がバランスよく盛り込まれた文章で、「2人が最後に会ったのはいつか」といった質問にあえて過去形を使わずに答えると、その場で指摘が入りました。

Let’s Learnでは現在完了形と第5文型の作文練習をしましたが、Let’s Talkでオリジナルの文章を作る段階では、レッスンのテーマが限定的なため、練習で作った文章と似た表現になってしまい苦戦しました。最後のTalk about Yourself!では”My favorite movie is ~.”から始め、お気に入りの映画や動画について講師と話しました。下にヒントが用意されているため答えやすく、お気に入りの映画について答えると、講師がさらに質問を広げて会話を盛り上げてくれました。

レッスンレビュー

今回はLesson 2「留学生からの手紙を読もう」を受講した感想をお伝えします。

率直な感想

今回は、本文と質問文が並んで表示される画面構成でした。これまで受講した他コースのリーディング形式のレッスンでは画面が切り替わり、本文を覚えていないと答えられない場面がありましたが、この点では答えやすくなっていると感じました。

楽しかったところ

手紙を読んで返答するというシチュエーションは、実践的で面白いと感じました。お気に入りの映画や動画について話した場面では、講師からの追加の質問で会話が盛り上がりました。

難しかった点

オリジナルの文章を作る場面では、テーマが限定的なため、練習で作った文章と表現が被ってしまいました。また、リーディング後の英問英答は内容理解の確認が中心で、「内容をどう考えたか」まで発展させる場面は少なめでした。読解問題は学校でも日頃取り組んでいるので、内容についてのディスカッションまで広げられると、より実践的になると感じます。

中学生コース3実践編と通常版、どちらを選ぶべき?

通常版の「中学生コース3」は文法を確認しながら会話を練習し、実践編は目的や場面のある活動を通じて表現を使います。優劣ではなく、重点の置き方の違いです。

比較項目 通常版 実践編
学習の重点 文法を確認しながら会話を練習する 目的や場面に合わせて表現を使う
学び方の特徴〈今回の所感〉 日本語解説付きの予習動画で文法を順序立てて学ぶ 読んだ内容への英問英答が中心(内容についての自由な意見交換は少なめ)
選び方の目安〈筆者の見解〉 文法の理解を整理したい人 読解と発話を組み合わせて練習したい人
  • 向いている人:読んだ内容を踏まえて、英語で答える練習をしたい人です。
  • 向いていない人:内容について自分の考えを深く話したい人です。ニューストークコースのような意見交換中心のコースとの組み合わせも検討できます。

よくある質問(FAQ)

FAQ

Q. 中学生コース3実践編では、どんな文法を扱いますか?
A. 公式ページには、現在完了形・現在完了進行形、SVOC/SVOO、It is … for 人 to ~、関係代名詞、仮定法などが挙げられています。

Q. リーディング形式のレッスンでは、何を予習しておくとよいですか?
A. 今回のLesson 2では、文章の内容に加えて、使われている文法を確認しておくと、英問英答に答えやすくなると感じました。また、好きな映画とそれについての感想などをいくつか英文でまとめておくと、レッスン中のディスカッションがより広がります。

Q. 通常版の「中学生コース3」と、どちらを受けるべきですか?
A. 文法を確認したいなら通常版が先。ある程度身についていて読解と発話を組み合わせて練習したいなら、実践編から始めても良いと感じました。

まとめ

「中学生コース3 実践編」を体験して感じたのは、「読んだ内容を踏まえて、英語で答える」ことを重視したレッスンだということです。

  • 本文と質問文が並んで表示され、覚えていなくても答えやすい構成だった
  • 手紙を読んで返答するという、実践的なシチュエーションで練習できる
  • テーマが限定的だと、オリジナルの文章作りで表現が被りやすい
  • 読解のあと、内容についての自由な意見交換までは発展しにくい

読んだ内容を踏まえて英語で答える練習をしたい中学3年生に向いたコースだと感じました。詳しい受講条件は公式ページでご確認ください。

※「英検」は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。



投稿者アバター
Tommy 英語講師・英語教育ライター / English Instructor & Education Writer
英語指導歴17年、指導生徒数2000人以上。英検準1級・TOEIC875点を保持し、受験英語からビジネス英語まで幅広く指導。海外勤務経験も活かし、実践的な英語学習情報を発信している。