「高校の英語、文法は分かるけど話すとなると全然口から出てこない…」 「中学英語との違いに戸惑っている。夏休みのうちに復習しておきたい」 「完全な文章で答えるのが苦手。単語だけで答えてしまう癖を直したい」

高校1年生の夏休みは、中学英語から大きく変わった高校英語にしっかりと順応できているかを確認する大切な時期です。特に基本文型・時制の使い分けなど、知識としては習っていても「会話の中で正確に使う」という段階まで到達していない生徒は少なくありません。

今回はKimini英会話の「夏期講習・高校1年生コース」を実際に受講し、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場から、レッスンの内容・難易度・学習効果を講師目線と保護者目線の両方からレビューします。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Kimini英会話の「夏期講習・高校1年生コース」は、高校英語の基本文型や時制を会話の中で実践的に学べる短期集中コース。
  • 単語だけでなく完全な文章で答える練習ができ、発話の瞬発力や会話力の向上が期待できる。
  • 高校英語の復習や「文法は分かるけれど話せない」悩みの解消に適しており、夏休みの学習にも取り入れやすい。

Kimini英会話とは

Kimini英会話は、80年以上の教育実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。講師は英語を第二言語として習得したフィリピン人の方々で、丁寧で分かりやすい指導に定評があります。160以上の多彩なコースから目的やレベルに合わせて選べるのが魅力で、全国の教育機関での導入実績も多く、信頼性の高いサービスです。

レッスン紹介

夏期講習・高校1年生コース 今回受講したのは「夏期講習・高校1年生コース」です。「高校生コース1(総合英語コース4)」の内容を中心に、高校1年生の1学期までに学ぶ内容を全20レッスンに凝縮した短期集中コースです。

これからKimini英会話を始める方はもちろん、すでに「高校生コース1」や「総合英語コース4」を受講している方が復習として活用するのにも最適です。

レッスンの内容

「夏期講習・高校1年生コース」では、高校英語の基盤となる文型と時制を会話を通じて学びます。

  • 基本文型
  • 現在形・過去形
  • 未来を表す表現
  • 進行形
  • 現在完了形

このコースを通じて、以下のことができるようになります。

  • 英語の基本文型を理解し、それを使って会話ができる
  • 現在の状態や習慣について話せる
  • 「昨日〜した」のように過去のことを話せる
  • 近い未来に起こることや今後の予定について話せる
  • 「今〜しています」のように現在進行中のことを話せる
  • 経験・継続・完了を表す現在完了形を使いこなせる

レッスン一覧

Lesson タイトル 内容・特徴
Lesson 1 第1文型(SV)の文 主語+動詞の文を学習。「私は走ります」「あなたは泳ぎます」のように、主語の動作や状態を表す文を言えるようになる。
Lesson 2 第2文型(SVC)の文 主語+動詞+補語の文を学習。「私は幸せです」「彼女はいつも穏やかです」のように、人の様子や状態を伝えられるようになる。
Lesson 3 第3文型(SVO)の文 主語+動詞+目的語の文を学習。「私はあなたが好きです」のように、様々な動詞と名詞を使って自分や家族・友達について話せるようになる。
・・・ ・・・ ・・・
Lesson 18 過去形と現在完了形のちがい 「私は昨日忙しかったです」と「私は昨日からずっと忙しいです」の違いを理解し、会話の中で適切に使い分けられるようになる。
Lesson 19 Food 食べ物についての話題で、学んだ表現を使って自由に話す実践練習。
Lesson 20 テスト これまでのレッスンの内容をおさらいする。

レッスンの流れ

ステップ 内容
1. 始まりのあいさつ 講師と挨拶をする。初めてのレッスンの場合は簡単な自己紹介を行う。
2. パッセージ まとまった文章を講師と一緒に読み、文や単語の確認を行う。
3. 単語とフレーズ 重要単語を学習する。発音をチェックした後、それらの単語を使って文を作る練習をする。
4. 理解度チェック パッセージへの理解度を確認するため、講師が質問をする。
5. 練習問題・ディスカッション 学んだ英文法や単語を使った練習問題を解いたり、講師と自由な会話を行う。

レッスンレビュー

夏期講習・高校1年生コース

今回はLesson 1「第1文型(SV)の文」を受講した感想をお伝えします。

率直な感想

先生の進め方が非常に上手で、会話をしながら自然とSVの文章作りの練習ができました。 文法を文法として教え込むのではなく、会話のキャッチボールの中で自然に練習させる進行は、長年指導してきた立場から見ても理想的なアプローチです。

「Does your mother / father / brother / sister exercise?」という質問が特に良いと感じました。 「Yes, she does.」「My brother does.」のような答え方は、実は多くの生徒が苦手とするポイントです。doesを使って簡潔に答える練習問題が用意されている点に、教材設計の巧みさを感じました。

楽しかったところ

自分のことをたくさん話すことができました。 講師が関連する質問を次々と投げかけてくれるため、気づいたらレッスン終了の時間になっているほど会話に集中できました。「自分について話す」という体験が、英語学習へのモチベーションを高めてくれます。

言いたいことを英語で言えるように、うまく誘導してくれました。 あえて単語だけで答えたり、不完全な表現で答えてみたりしましたが、講師がそれを自然な言い回しに言い換えてくれるため、気づきが非常に多くありました。「正しい表現を教え込む」のではなく「言いたいことを引き出しながら整える」指導スタイルが印象的でした。

難しかった点

exerciseという単語の動詞と名詞、両方の使い方の説明が少し難しく感じました。 今回のレッスンはSV(第1文型)がターゲットだったため、動詞と名詞の両方で使える単語の使い分けが必要になる場面がありました。講師の説明はかなり分かりやすかったものの、英語にまだ慣れていない初心者の場合、説明に使われる単語自体が聞き取れず、かえって混乱してしまう可能性があります。事前に該当する単語を予習しておくと、レッスンがよりスムーズに進みます。

保護者目線での考察|向いている人・向いていない人

夏期講習・高校1年生コースを受講してみて、このコースに向いている人、向いていない人を解説します。

このコースが向いている人

完全な文章で答えるのが苦手な方。 単語だけ・不完全な文で答えてしまう癖がある方にとって、このコースは「文章として答える」練習の場として非常に効果的です。講師が自然な言い回しに言い換えてくれることで、正しい文型が体に染み込んでいきます。

発話の瞬発力を磨きたい方。 次々と投げかけられる質問にとっさに答える練習を積むことで、考えてから話すのではなく、自然に英語が出てくる感覚を育てられます。

このコースが向いていない人

英会話初心者の方。 まとまった文章を読んだり、基礎的な語彙力が不足している場合、レッスン内容についていくのが難しく感じられます。基礎語彙に不安がある場合は、まず中学レベルのコースで土台を固めてからこのコースに進むことをおすすめします。

まとめ

「夏期講習・高校1年生コース」を体験して感じたのは、基本文型と時制を「会話で正確に使える形」に引き上げるのに最適な短期集中コースだということです。

  • 第1〜3文型から現在完了形まで、高校英語の基盤となる文法を網羅
  • 会話のキャッチボールの中で自然に文型練習ができる設計
  • 不完全な答え方を自然な表現に言い換えてくれる丁寧な指導
  • 質問に答え続けることで発話の瞬発力が鍛えられる
  • 全20レッスンの短期集中で夏休みのスケジュールに組み込みやすい

高校英語の土台をこの夏にしっかり固めることで、2学期以降の学習はより深く、より楽になります。「文法は分かるけど話せない」というもどかしさを感じている高校1年生に、自信を持っておすすめできるコースです。

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Tommy 英語講師・英語教育ライター / English Instructor & Education Writer
英語指導歴17年、指導生徒数2000人以上。英検準1級・TOEIC875点を保持し、受験英語からビジネス英語まで幅広く指導。海外勤務経験も活かし、実践的な英語学習情報を発信している。