「2ヶ月の語学留学で、英語力はどれくらい伸びるのか?」
帰国後によく聞かれる質問です。
結論から言うと、「劇的にペラペラになった」わけではありません。
ただ、英語に対するマインドは確実に変わり、日常生活で使える英語は増え、その経験がその後の仕事につながりました。
今回は、私が実際に体験したオーストラリア・ブリスベンでの2ヶ月間の語学留学について、
- 留学前の英語力
- 現地で学んだこと
- 帰国後の正直な感想
- これから留学する人へのアドバイス
をまとめます。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 2ヶ月の語学留学で英語力が劇的に伸びるわけではないが、堂々と話せるマインドの変化は大きな収穫だった。
- 生活に密着した実用英語は教科書では学べず、現地生活の中で初めて身についた。
- 渡航前の英会話準備と文法復習が、短期留学の効果を最大化するために重要である。
オーストラリア語学留学について

まずは、私が体験したオーストラリア語学留学がどのようなものだったかを説明します。
語学留学の概要
- 留学先:オーストラリア・ブリスベン
- 留学期間:約2ヶ月
- 学校・コース:語学学校の集中コース
- 授業:平日は朝から午後まで授業があり、文法・リーディング・ライティング・スピーキング・リスニングをバランスよく学ぶカリキュラムでした。
- 課外活動:授業以外の時間は、ホームステイ先での生活や週末のアクティビティで英語を使う機会が多くありました。
ブリスベンは比較的温暖で過ごしやすく、都市部でありながら自然も近いのが魅力です。
学校には世界中から生徒が集まっており、アジアだけでなくヨーロッパや南米の学生とも一緒に学ぶ環境でした。
留学前の英語力
留学前の英語力は、英検準2級、TOEICは680点前後でした。
日本で英会話スクールに2年ほど通っていたので、簡単な自己紹介や日常的な受け答えはできる状態でした。
ただし、ネイティブの速い英語や長い会話になると聞き取れず、すぐに詰まるレベルです。
渡航後のクラス分けテストでは中級クラスに入りました。
初級ではなく中級クラスに入れたのは、事前に英会話を続けていたことが大きかったと思います。
留学で学んだこと(詳細)
学校では4技能をバランスよく学びました。
日によって授業内容が異なり、文法クラス、ディスカッションクラス、プレゼンテーションの練習など、バリエーションがありました。
教科書だけでなく、実際に意見を述べたり、グループで話し合ったりする時間が多かったのが印象的です。
生活面ではホームステイを選びました。
ホストファミリーやルームメイトと英語で話す機会が毎日あり、学校だけでは得られない「生活英語」を学べました。
朝の挨拶から夜の雑談まで、短い会話の積み重ねが大きかったです。
さらに週末は、学校が企画するアクティビティに参加したり、国内旅行をしたりして、実践的に英語を使いました。
観光案内を聞いたり、レストランで注文したり、道を聞いたりする中で、教科書には載っていない表現に触れました。
また、他の国の学生に日本語を教えるボランティアにも参加。
教える側に回ることで、自分の英語の説明力や相手の理解度を確認する良い機会になったと思います。
帰国後の感想・正直レビュー

次に、留学を終えてどう感じたか、2ヶ月の語学留学でどれくらい力がついたかを本音でレビューします。
一番変わったのはマインド「堂々と英語を話せるようになった」こと
一番大きかった変化は、英語力そのものよりも「マインド」です。
留学前は「間違えたら恥ずかしい」「文法が正しくないかも」と考えすぎて、話すのをためらっていました。
現地では完璧な英語を話す人ばかりではなく、みんなそれぞれのアクセントで話しています。
間違えても通じればいい、という空気の中で過ごすうちに、「とりあえず口に出してみる」ことができるようになりました。
帰国後も、英語を話す場面で以前ほど緊張しなくなりました。
これが2ヶ月で得た一番の収穫だと感じています。
生活に関連した実用英語はたくさん学んだ
教科書だけでは学べなかった、生活に直結する英語表現を多く学びました。
例えば、ゴミのことを現地では“rubbish”と言います。
日本でよく使う“garbage”や“trash”ではなく、この言葉をよく耳にしました。
スーパーや家庭で自然に使われている言葉は、実際に生活しないと身につきにくいものです。
もう一つ印象に残っているのが“aggressive”の使い方です。
私は「アグレッシブ=積極的」という意味で使っていて、クラスメートに「あなたはアグレッシブだね!」と言ってしまいました。
すると「なんでそんなこと言うの? 僕のどこがaggressive(攻撃的)なの?」と聞き返され、かなり恥ずかしい思いをしました。
日本でよく使われるカタカナ英語と、現地でのニュアンスが違うことを痛感した出来事です。(※ただし英語でもビジネス文脈では肯定的に使うこともあります)
こうした「実際に使ってみて初めて分かる」表現は、2ヶ月でもかなり増えました。
経験を力に子ども英会話講師へと転職
帰国後、経験を活かして子ども英会話の講師として働くことになりました。
ただし、2ヶ月の留学だけで講師になれたわけではありません。
留学前から英会話学校で2年勉強しており、J-SHINEの資格(小学校英語指導者資格)も取得していました。
海外経験がないまま講師になることだけがコンプレックスだったので、実際に留学したことでその不安が消え、挑戦するモチベーションになりました。
「英語がペラペラになったから講師になれた」というより、「英語を使う環境に身を置いた経験」が自信につながった、というのが本音です。
アカデミックな英語、レベルの高い英語はまだまだ
一方で、アカデミックな英語やレベルの高い英語はまだまだだと感じました。
留学終了時点でも、大学の論文やCNNなどの英語ニュースを読む・聞くと、理解できない単語が半数以上ありました。
日常会話や生活英語はある程度対応できるようになっても、ニュースや専門的な内容になると一気に難しくなります。
2ヶ月ではこの差を埋めるのは難しかったです。
英語力は道半ば、洋画を字幕なしで見るなんて夢のまた夢
留学前からの夢の一つが「洋画を字幕なしで見られるようになること」でした。
しかし、帰国時点ではまだまだ字幕を頼らないと理解できないレベルでした。
セリフの速さ、スラング、文化的な背景など、映画は日常会話以上に難しいです。
2ヶ月で「字幕なしで楽しめる」ところまでは到底届きませんでした。
英語力は道半ば、というのが自己評価です。
これから語学留学する人へのアドバイス

2ヶ月という短い期間を振り返って、これから語学留学する人に伝えたいことをまとめます。
英会話はある程度やってから行くこと
特に短期留学の場合、英会話はある程度やってから行くことをオススメします。
現地の生活やネイティブの英語に慣れる前に、あっという間に留学期間が終わってしまうからです。
最低限、相手が言っていることをなんとなく理解でき、短くても返事ができるようになっていると理想的です。
ゼロから現地で始めようとすると、授業についていくだけで精一杯になり、せっかくの環境を活かしきれない可能性があります。
基本的な中学・高校英語の文法を復習しできるだけ中級以上のクラスに入ること
中学・高校で習う英語の基礎ができていないと、語学学校では高い確率で初級クラスに入ります。
初級クラスは日本人比率が高くなりがちです。留学生のよくある不満の一つが「クラスに日本人しかいなくて、留学した意味を感じられなかった」というものです。
これは上級クラスに移ればある程度解消できる問題です。
渡航前に文法をしっかり復習し、できるだけ中級以上のクラスに入れるよう準備しておくといいでしょう。
あっという間に過ぎていくので悔いがないように過ごすべし
語学留学の場合、平日の昼間は学校、自由時間は夜と週末です。
この時間は本当にあっという間に過ぎていきます。短期ならなおさらです。
だからこそ、
- 留学の目標を設定する
- 事前に語学学校でできるアクティビティを調べておく
- 訪れたい観光地をリストアップしておく
ことをオススメします。
友達を作るにしても、下調べをしておけば「今度このイベント行かない?」と誘いやすくなります。
行き当たりばったりだと、気づいたら帰国、ということになりやすいです。
まとめ
2ヶ月のオーストラリア語学留学で、英語力は「劇的に伸びた」とは言えませんでした。
アカデミックな英語や映画の字幕なし視聴はまだまだ難しいです。
一方で、堂々と英語を話せるようになったマインドの変化、生活で使える実用英語の増加、そして海外経験を得たことによる自信は、確実に得られました。
その経験が、子ども英会話講師への転職にもつながりました。
短期留学は「英語がペラペラになる魔法の期間」ではありません。
でも事前準備をしっかりし、現地で積極的に行動すれば、2ヶ月でも十分に意味のある経験になります。
これから留学を考えている人は、期待値を正しく持ちつつ、悔いのない過ごし方をしてほしいと思います。
