「英検のスピーキング対策って、何をすればいいの?」
「オンライン英会話をやっていれば大丈夫?」
そんなふうに迷ったことはありませんか。
わが家でも、長女が英検5級の対策を進めていた頃、まさに同じことで悩んでいました。
単語もわかるし、リスニングもできる。
それなのに、話すとなると急に言葉が出てこない。
とにかく場数を踏めばいいと思い、レッスン回数を増やした時期もありましたが、思うようには伸びませんでした。
5級・4級と対策を進める中で見えてきたのは、スピーキングはただ場数を踏めばいいわけではないということでした。
この記事では、5級受験時の実体験と、現在の4級スピーキング対策について、試行錯誤も含めてお伝えします。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 英検のスピーキングは場数だけでは伸びず、「話せる準備」を作ることが重要です。
- 模範解答を見ながらでもOKで、先に口に出す練習をすることで発話のハードルが下がると実感しました。
- 「間違えてもいい」という安心感と小さな成功体験の積み重ねが、継続とスピーキング力向上の鍵になります。
スピーキングは「場数」では伸びなかった

この4月、長女は小学6年生、次女は小学2年生になりました。
長女は今、英検4級対策の真っ只中。
本番まで、あと1ヶ月ほどというタイミングです。
筆記やリスニングはここまで順調に積み上げてきましたが、最後に気になってくるのがスピーキングです。
現在は主にオンライン英会話でトレーニングを続けているものの、
「このやり方で本当に大丈夫かな?」と、ふと迷う瞬間があります。
実はこの感覚、今回が初めてではありません。
5級を受験したときも、同じように悩んでいました。
「話せば、そのうち伸びるはず」と思いながら続けていたものの、思うように言葉が出てこなかったのです。
オンライン英会話を始めたのは、小学3年生の後半。
英検対策を意識し始めたのは、小学4年生の秋でした。
レッスンでは、
- 質問は聞き取れているのに答えられない
- 単語は知っているのに文章にならない
- 沈黙が続いてしまう
そんな場面が何度もありました。
当時の私は、「場数が足りないからだ」と考え、とにかくレッスンの回数を増やそうとしていました。
でも今振り返ると、それは少し方向がずれていたように思います。
回数を重ねても、状況は大きくは変わりませんでした。
スピーキングは、いきなり話すことで伸びるものではなかったのです。
本当に必要だったのは、「話せる状態をつくること」
そして、「話してみたい」と思える気持ちを育てることでした。
わが家のやり方

長女の様子を見ていて気づいたのは、レッスンが「本番になりすぎている」ということでした。
- 準備なしでいきなり質問される
- その場で考えて答える
- 間違えたら恥ずかしい
これでは、大人でも緊張してしまいます。
そこでわが家では、思い切ってやり方を変えました。
あらかじめ模範解答を用意し、手元で見ながら答えてもいいことにしたのです。
一見すると、「それって意味あるの?」と思われるかもしれません。
実際、私自身も
「答えを読んでいるだけにならない?」
「自分の言葉にならないのでは?」
と、何度も自問自答しました。
それでも、まずは話すハードルを下げることを優先して取り入れてみることにしました。
先に「言う練習」をする
レッスンの前に、「こう聞かれたらこう答える」というパターンを一緒に練習するようにしました。
たとえば、
What do you like? – I like dogs.
How many〜? – I have two.
といった、よく出るやりとりを、まずは見ながらでいいので声に出して繰り返します。
ここで意識したのは、「理解」よりも「英語を口に出すことに慣れること」でした。
頭で考える前に、口が動く状態をつくる。
このステップが、スピーキングのハードルをぐっと下げてくれました。
完璧を求めない
見ながら読んでいても、つまずくことはあります。
読めない単語があったり、発音を忘れてしまったりすることも、もちろんありました。
でも、そこは思い切って気にしないことにしました。
これは本当に大事なポイントだったと感じています。
- 単語だけでもいい
- 短いフレーズでもいい
実際、英会話レッスンでは、多少拙い英語でも、講師はしっかり聞き取ろうとしてくれることがほとんどです。
だからこそ、その環境に甘えるくらいの気持ちで、「完璧に話すこと」よりも「何かしら言葉を出すこと」を優先しました。
「言えた」「伝わった」という経験は、小さくても確実に積み重なっていきます。
レッスンを「まずやってみる」場にする
準備してきたことを「最初に試す場」としてレッスンを使うようにすると、長女の表情が少しずつ変わっていきました。
それまでは、「間違えたらどうしよう…」という気持ちが強かったのが、「ミスしてもいいからとりあえずやってみよう!」に変わっていったのです。
スピーキングは、技術だけでなく気持ちの影響も大きいと感じています。
「できるかどうか」ではなく、「やってみる場所」と捉えられるようになると、子どもの「話すことへの不安」はぐっと小さくなります。
「間違えても気にしない」マインドの大切さ

次女は現在小学2年生。年中からオンライン英会話を始めています。
長女のときの反省を活かし、次女には最初から「無理しない流れ」を意識して取り組みました。
- いきなり話させない
- まずは聞く、まねる
- 言える形を作ってから話す
この3つを大切にしながら、無理にアウトプットを求めないようにしていました。
すると、驚くほど自然に、そしてスムーズに話し始めたのです。
もちろん、次女のほうがもともと物おじしない性格というのもあると思います。
でも、それ以上に大きかったのは、「間違えても気にしないマインド」が最初から育っていたことでした。
多少言い間違えても、そのまま話し続ける。
言葉が出てこなくても、止まらずに何かしら伝えようとする。
その姿を見ていて、「スピーキングは正確さよりも前に、気持ちの面で壁がある」と強く感じました。
長女のときは、「ちゃんと答えなきゃ」「間違えたくない」という気持ちが先に立ち、言葉が止まってしまうことが多くありました。
一方で次女は、「とりあえず言ってみる」が当たり前になっていたのです。
この違いは、英語力そのものというよりも、取り組み方と環境の違いだったのだと思います。
間違えても大丈夫という前提があるだけで、子どもは驚くほど自由に言葉を出せるようになります。
そして結果的に、その積み重ねがスピーキング力につながっていくのだと、次女を通して実感しました。
恥ずかしがり屋は不利ではない
正直に言うと、以前の私は、「英語は積極的な子のほうが伸びるのでは?」と思っていました。
でも、今は違います。
恥ずかしがり屋の子には、
- よく聞いている
- 慎重に考えている
- 理解してから動く
という強みがあります。
一見すると遠回りに見えるかもしれませんが、実はとても大切な力です。
ただ、その分「安心できる状態」が必要なのだと感じています。
いきなり話すのではなく、
- 知っている
- 言える
- 失敗しても大丈夫
この3つが揃ったとき、子どもは一気に動き出します。
そして、一度しっかりとした土台ができると、そのあとの伸びは本当に早いものです。
それまで慎重だった分、ためていた力を一気に出すように、ぐんと伸びていきます。
この感覚は、英語に限らず、子どもの成長全体に共通しているのかもしれません。
だからこそ、「今は話さないから不安」と感じる必要はないのだと、今は思えるようになりました。
やらなくてよかったことと、わが家が続けた習慣

振り返ると、わが家にもたくさんの遠回りがありました。
特に長女にとっては、少し負担になっていたこともあったと思います。
やらなくてよかったと感じているのは、こんなことです。
- わからない表現を無理に覚えさせること
- 文法を細かく説明すること
- 発音を何度も正すこと
まずは、どんな形でもいいから口に出せること。
そこが大事なスタートだったのだと、今は感じています。
その一方で、わが家が続けてきたのは、とてもシンプルな習慣でした。
- 毎日、知っている英語を何かひとつ声に出す
- レッスン後に2〜3分だけ復唱する
- できたことをしっかり認める
この小さな積み重ねだけで、子どもの安心感は大きく変わりました。
「これなら言える」
「これならやってみようかな」
そんな気持ちが少しずつ育つことで、スピーキングへのハードルが自然と下がっていったのです。
まとめ:スピーキングは「準備」で変わる
英検のスピーキングテストというと、どれだけ話せるか、に目が向きがちです。
でも実際には、どれだけ話せる状態を整えられているか、で結果は大きく変わります。
恥ずかしがり屋の子でも、安心できる状態で、言える形を用意して、少しずつ挑戦していく。この積み重ねで、確実に伸びていきます。
長女も、最初はほとんど話せませんでした。
それでも今は、少しずつ自分の言葉で答えられるようになっています。
もし今、話せないと感じていても大丈夫です。
ほんの少し関わり方を変えるだけで、子どものスピーキングは確実に伸びていきます。
焦らず、その子のペースで。
話せる準備を整えることが、いちばんの近道だと感じています。
