「英検の勉強、オンライン英会話だけで本当に足りるの?」
「単語や文法は別でやったほうがいいのかな…」

小学生の英検対策としてオンライン英会話を取り入れているご家庭では、こうした迷いが必ず一度は出てくるのではないでしょうか。
わが家でも「このままで大丈夫なのかな」と、何度も立ち止まりました。

結論から言うと、オンライン英会話はそれだけで英検対策が完結するものではありません。
ただ、使い方を少し工夫するだけで、英検対策の効果をぐっと高めてくれる「軸」になると感じています。

この記事では、わが家の実体験をもとに、オンライン英会話を英検対策にどう組み込むと効果的だったのか、試行錯誤の中で見えてきたポイントをお伝えします。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • オンライン英会話だけでは英検対策は不十分で、単語・文法の学習との併用が前提になります。
  • 英検対策は「知識(問題集)」と「実践(英会話)」をつなげることで効果が大きく高まります。
  • 「覚えた表現をその日のうちに使う」ことで、知識が定着しやすくなり、学習が前向きに続きます

英検対策で最初にぶつかる3つの壁

3つの壁

長女が英検5級を目指し始めた頃、まず感じたのは「思ったよりやることが多い」という現実でした。
英検対策は大きく分けると、次の3つの領域があります。

  • 単語、語彙
  • 文法
  • リスニング、スピーキング

このうち、家庭学習だけでバランスよく進めるのは意外と難しく、特に小学生の場合は、どこから手をつけるかで止まってしまうケースが多いと感じています。

わが家も最初は、単語帳→問題集→リスニングと順番に進めようとしましたが、うまくいきませんでした。
単語の段階でつまずき、気持ちが後ろ向きになってしまい、途中でいったん中断することに。

振り返ってみれば、理由はシンプルで、英語を使う場面がなかったからなのだと思います。

覚えた単語がどこにもつながらず、テストのためだけの知識になってしまうと、子どもの中で定着しにくい。
実際にその様子を見ていて、強くそう感じました。

オンライン英会話で変わった「英語の位置づけ」

【体験談】小5でも安心!Kimini英会話で英語が好きになった理由

長女は小3の後半からオンライン英会話を始めていますが、正直なところ、最初は英語で遊ぶような感覚に近いものでした。
楽しくはあるけれど、これが英検対策につながるのかというと、少し別物のようにも感じていて、「ここからどうやって英検対策に結びつけていくか」は大きな悩みどころでした。

そもそも、単語もまだ十分に覚えていない段階。
「この状態で本当に話せるの?」「むしろ負担になるのでは?」と不安に感じていたのを覚えています。

そこでまず見直したのが、レッスンの内容でした。
会話中心のコースから、基礎的な文法を扱うコースへ変更したのです。

最初は「やだ、やりたくない」「わからない」と言うこともありましたが、同じレッスンを2〜3回繰り返してから次に進む、という流れにしたことで、少しずつ慣れていきました。

おそらく、「何をやるか」が見えてきたことで安心感が生まれたのだと思います。
レッスンの流れがつかめるようになると、戸惑いが減り、発話の回数も自然と増えていきました。

そして、ここから少しずつ変化が見えてきました。

たとえば、自己紹介で “My name is ~.” がスラスラ言えるようになったり、天気について “It’s sunny.” と答えられたり。
ほんの短い一文でも、講師にきちんと伝わると、子どもはとても嬉しそうにします。

最初は言われたことを繰り返すだけだったのが、少しずつ「自分から言おうとする」場面が増えていき、間違いを気にして黙ってしまうことも減っていきました。
この「伝わった」という実感が積み重なることで、英語に対する抵抗感は一気に下がっていきます。

英語が勉強として積み上がる前に、使えるものとして実感できたこと。
それが、オンライン英会話によって一番大きく変わった「英語の位置づけ」だったと感じています。

英検対策とオンライン英会話の上手な組み合わせ方

組み合わせ

ただし、ここで一つ注意点があります。
オンライン英会話だけでは、英検の筆記問題や語彙問題はカバーしきれません。

実際に長女が5級を受けたときも、会話はある程度できていたのに、単語のスペルや文法の並び替えでつまずく場面がありました。

話せているのに、テストでは点が取れない、このズレに戸惑う保護者の方は、きっと少なくないと思います。
わたしがここで大事だと感じたのは、両者の役割の違いです。

  • 英検対策(問題集・単語帳) = 知識を整理する
  • オンライン英会話 = 知識を使う

この2つはどちらか一方ではなく、行き来させることで初めて効果が出ると感じています。

たとえば、

単語帳で “apple” を覚える

オンライン英会話で “I like apples.” と使う

意味と使い方がセットになる

さらに、

問題集で “Do you like dogs?” の形を学ぶ

オンライン英会話で講師に “Do you like cats?” と聞いてみる

疑問文の使い方が自分の言葉として定着する

ただ暗記しただけの知識は忘れやすいですが、いつ・どんな場面で・どう使ったか、という記憶と一緒に残ると、思い出しやすくなります。
さらに、実際に使ってみることで「通じた」「返事が返ってきた」という体験が加わると、知識がより強く印象に残ります。
この積み重ねが、「わかる」から「使える」への変化につながり、結果として英検の問題にも対応しやすくなっていきました。

わが家で効果が出た「英検×オンライン英会話」の使い方

英語学習にAIを活用するメリット

試行錯誤の中で、わが家で一番しっくりきた使い方は、英検対策とオンライン英会話を切り離さずにつなげることでした。

問題集や参考書で覚えた内容を、そのままレッスンで使えるように意識する。
英検対策で文法や表現をインプットし、オンライン英会話ですぐに使ってみる。

この2つを別々に進めるのではなく、ひとつの流れとして回していく、そんなイメージで取り組んでいました。

英検で出る表現をそのまま使う

わが家では、過去問や問題集に出てくる例文をベースに、「この表現を次のレッスンで使ってみよう」と決めてから受講していました。

本来、英検対策に特化した教室では、説明→練習→会話の流れが自然に組み込まれています。
講師がその場で補足しながら、理解と実践を行き来するイメージです。

ただ、家庭でオンライン英会話を活用する場合、「保護者がすべてやるのは難しい」と感じる方も多いと思います。
わたしも最初は、どうつなげればいいのかわからず戸惑いました。

5級・4級レベルは基本例文でつなぐ

ヒントになったのが、英検対策の参考書や問題集に出てくる基本例文でした。
たとえば、英検5級・4級レベルでは、次のような表現がよく出てきます。

What is this?
I like ~.
Do you have ~?
It is sunny.

こうした表現を、覚えて終わりにするのではなく、オンライン英会話の中で意識的に使っていきます。

たとえば、講師に “What is this?” と聞いてみる。
自分の好きなものを “I like ~.” で伝えてみる。
ほんの一言でも、自分で使ってみるだけで、知識と会話が少しずつつながっていきました。

教材ベースでつなげる方法もある

また逆に、オンライン英会話の教材をベースに進める方法もあります。

英検対策に対応したコースがある場合は、その流れに合わせて、市販の問題集や参考書を進めていくと、学習の軸がぶれにくくなります。
どちらの方法でも共通しているのは、別々にやるのではなく、つなげて使うという視点でした。

詰め込みすぎると逆効果になることも

ただし、ここでも一つ気をつけたいことがあります。
わが家でも一時期、英会話が義務のようになり、返事が短くなってしまうなど、英語への楽しさが薄れてしまったことがありました。
英語は積み上げ型の学習ですが、詰め込みすぎると、かえって定着しにくくなると感じています。

特にオンライン英会話は、正解するための場ではなく、まず使ってみる場として機能することで、英検対策と自然に結びつきます。

講師のリアクションや会話のやりとりは、子どもにとって大きなモチベーションになります。
正しい・間違いよりも、「通じた」「会話が続いた」という実感が、次の学習意欲につながっていきました。

まとめ:英検対策は「わけずにつなぐ」

英検対策とオンライン英会話は、別々に考えると難しく感じがちです。
英検で知識を整理し、オンライン英会話でそれを使う、この流れをわけずにつなげていくことで、学習はぐっとスムーズになります。

わが家では、今日習ったことを、今日少し使うことを大切にしてきました。

オンライン英会話は、単なる補助ではなく、英語を定着させるための実践の場になります。
そして、その使い方次第で、学習の負担も大きく変わります。

英語が「できるかどうか」ではなく、「使ってみたいと思えるかどうか」。
その気持ちが、英検対策を前に進める力になるのだと感じています。

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KatoTomomi 英語教育ライター / English Education Writer
英語教育を専門的に学び、言語習得理論に基づいた学習法を研究。塾講師として受験英語や英検対策の指導経験を持つ。現在は小学生2人の母として家庭での英語教育を実践しながら、Kimini英会話で子ども向け英語学習や家庭学習のノウハウを発信している。