保護者の方と話していると、「オンライン英会話はたくさんあるけど、本当に子どもの英語力につながるんですか?」という質問は今でもよく聞かれます。

親が見ていても“楽しそうに受けていること”と、 “英語力が伸びていること”が結びつきにくく、「遊んで終わっていないかな」と不安になる方は少なくありません。

オンライン英会話を受ければすぐ話せるようになるわけではありません。ただ、続けていると、「前と反応が違うな」と感じる瞬間が少しずつ出てきます。

Kimini英会話は、「英語を勉強として始める前の子ども」にかなり合わせて作られているサービスだと感じています。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Kimini英会話では、話す力より先に「聞く力」や英語への理解力が育ちやすく、日常生活の中で自然に英語が出る変化が見られる。
  • 英語力の伸びはすぐには見えにくいものの、継続することである日突然文章で話し始めるなど、大きな成長につながることがある。
  • 子どもの成長には講師との信頼関係や家庭での温かい声かけが重要で、「英語を使うことが自然になる環境」が学習継続を後押しする。

最初に変化が出やすかったのは、“聞く力”

最初に変化が出やすかったのは、“聞く力”

保護者の方は、「英語を話せるようになってほしい」と考えて始めることが多いのですが、Kimini英会話を続けた子どもたちを見ていると、最初に変化が出やすいのは“話す力”より、 “聞く力”でした。

幼児コースや小学生コースの初期段階では、講師が画面を使いながら、丁寧に問いかけてくれます。

講師は画面を使いながら、” Can you find the apple?” “What color is it?”というような簡単な質問を英語で投げかけてくれます。

内容自体は難しくありませんが、子どもが英語を聞いて反応する機会が何度も作られているのが特徴でした。

ただ、単に質問を読む感じではなく、講師が大きくリアクションしたり、画面を指さしたりしながら進めるので、子どもが自然に「聞いて理解しよう」とする空気ができやすいんです。

以前、4歳のお子さんで、最初はほとんど声が出なかった子がいました。日本語でも慎重なタイプで、オンライン越しに人と話すこと自体が苦手でした。

でも、毎回レッスンの流れが似ていたことで安心したのか、少しずつ反応が増えていきました。

最初はうなずくだけだった子が、少しすると”Blue”と色の名前を答えられるようになり、その後は”Blue car.”のように二語で表現する場面も見られるようになりました。

そんなふうに、小さな変化が少しずつ積み重なっていきました。

印象に残っているのは、レッスン外での変化でした。お母さまがリンゴを切っているとき、その子が急に “Red apple.” と言ったそうなんです。

レッスン中は小声だったのに、生活の中で自然に英語が出た。その話を聞いたとき、「ちゃんと中に残っていたんだな」と感じました。

「読む力」はあとから伸びる子が多かった

Kimini英会話を続けていて面白かったのは、 “読む”より先に、 “意味ごと覚えている”子が多かったことです。

たとえば、画面に “What do you want?” と表示されると、文字を一語ずつ読んでいるというより、「この質問のあとには、自分が好きな食べ物を答える」という流れで理解していることがあります。

これは幼児期の英語としては、とても自然な反応です。

Kiminiの教材は、画面が比較的シンプルで、イラストと英文の配置が見やすく整理されています。情報量が多すぎないので、子どもが「英語を聞いて反応すること」に集中しやすい構成でした。

小学校低学年くらいになると、そこから少しずつ文字にも意識が向いていきます。

見ていて伸びやすかったのは、 “読ませようと急ぎすぎなかった家庭”でした。

保護者の方が真面目なほど、「ちゃんと読ませたほうがいいかな」と思いやすいのですが、幼児期はまず、 “英語を聞いて意味が分かる感覚”のほうが先に育つことがあります。

逆に、「読んでみて」「発音してみよう」が増えすぎると、レッスン自体が負担になってしまう子もいました。

伸びが見えにくい時期は、思っているより長い

伸びが見えにくい時期は、思っているより長い

これは正直に書きたいのですが、オンライン英会話は、成長が見えにくい時期があります。

特に始めて2〜3か月くらいは、「同じことしか言っていない気がする」と感じる保護者の方が多いです。

私自身も、「今日は “Yes.” と “No.” くらいだったな」と感じた日が何度もありました。

ただ、その時期にやめなかった家庭の子は、あるタイミングから急に反応が変わることがあります。

ある男の子は、半年近く“Dog.”や“Blue.”といった単語だけで終わることも珍しくありませんでした。

それでもお母さまは、「まず座れているだけで十分」と考えて、週2〜3回を淡々と続けていました。

すると、ある日のレッスンで、講師から “What do you do after dinner?” と聞かれたとき、その子が急に “I watch YouTube with my brother.” と文章で返したんです。

お母さまが後ろで固まっていたのを、今でも覚えています。

子どもの英語は、 “少しずつ階段を上る”というより、 “ある日突然出る”ことがあります。

だからこそ、伸びが見えない時期に、「意味がない」と判断しないことは大事だと思っています。

伸びやすかったのは、 “英語好きな子”だけではなかった

Kiminiの良さは「先生が安定していること」

意外に思われるのですが、Kimini英会話で伸びやすかった子が、最初から英語好きだったとは限りません。

むしろ、「先生と話すのが好き」「褒められるのが好き」というタイプの子のほうが、長く続いているケースが多かったように思います。

Kiminiの講師は、子どもの小さな反応にも丁寧にリアクションを返してくれます。

少し答えられただけでもしっかり褒めてくれるため、子どもが「また話してみよう」と感じやすい雰囲気がありました。

こうした声かけが多いので、「英語そのもの」より、「先生とやり取りできた感覚」で続いている子も多かったです。

以前、画面から逃げがちだった5歳の子がいたのですが、その子を担当していた先生は、毎回好きな恐竜の話題を取り入れてくれていました。色や大きさについて質問しながら会話を広げてくれたので、「この先生と話したい」が先に育っていったんです。

幼児オンライン英会話では、この“先生との相性”は大きいと感じています。

家庭で効果を感じやすかった関わり方

保護者の方から「家では何をしたらいいですか?」と聞かれることは多いのですが、特別な教材を追加していた家庭ばかりではありませんでした。

むしろ、伸びていた家庭ほど、レッスンの内容が自然と親子の会話に出てきていました。

「今日は何やったの?」「先生、なんて言ってた?」そんなふうに軽く話題にする程度です。

英語を復習させるというより、「今日のレッスン楽しかったね」と共有している感覚に近かったと思います。

逆に、「ちゃんと言えた?」「間違えなかった?」という確認が増えると、子どもが“評価される時間”として受け取り始めることがあります。

「何をやった」さえ「よくわからない」という子どもには、親は「全然聞いてなかったの?」と思うかもしれませんが、自分の中に残っている英語を説明することがまだ難しいと感じていることがあるのです。

「ライオンって英語で言えていたね。」と軽く褒めてあげる。それだけでも子どもには嬉しい励みになります。

まとめ

保護者の方が「伸びた」と感じる瞬間は、テストの点数ではないことが多かったです。

英語の動画を前より理解している様子が見えたり、外国の方に自分から “Hello.” と声をかけたり。保護者の方が成長を実感するのは、そんな日常の小さな変化であることが多いです。

中でも印象に残っているのは、レッスン終了後、子どもが自然に “See you tomorrow!” と言った場面でした。

最初は挨拶すら恥ずかしくて黙っていた子でした。

でも、その一言には、「英語を覚えた」というより、「英語で人と関わることが自然になった」という変化がありました。

私は、幼児期のオンライン英会話は、ここがとても大きいと思っています。

バイリンガル保育の現場でも感じますが、幼児期の英語は「どれだけ覚えたか」より、「英語を使うことが当たり前になったか」が後の成長を大きく左右します。

その意味でKimini英会話は、英語学習の入り口として無理なく続けやすいサービスだと感じています。

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lily 子ども英語教育講師・保育士 / Early Childhood English Educator
英会話講師・保育士として活動し、インターナショナルスクールを10年間経営。独学で英語を習得し、幼児英語教育の現場で長年指導に携わる。シンガポールをはじめ各国で幼児教育を研究し、「生きた英語」を重視した指導を実践している。