「長期休みは英語を伸ばすチャンス、とは聞くけれど、何をどれだけやらせればいいのか分からない」
「復習したいのに、通常のコースは分量が多くて、休みのあいだにやりきれない」
「夏・冬・春で、やることを変えたほうがいいの?」
「講習コースをただ消化するだけで、本当に力がつくのか不安」
Kimini英会話には、夏期・冬期・春期それぞれに「講習コース」が用意されています。全部で22コース、いずれも全20レッスンの構成です。この記事は、その講習コースを小学生から高校3年生まで、学年をまたいで複数受講したうえで書いています。書いているのは、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導し、毎年、生徒の長期休みの学習計画を組んできた立場です。
長期休みの過ごし方で差がつくのは、はっきりしています。以前、1学期の英語のテストが40点台だった中学2年生の男の子が2人いました。1人は夏休みにまったく勉強せず、2学期は20点台まで落ちました。もう1人は「夏休みは勉強したくない」と渋っていましたが、お母さんと相談してしっかり取り組ませたところ、2学期は60点台まで上がり、70点まであと少しのところまで来ました。同じスタート地点でも、40日の使い方で40点分の差がつきます。
英語は積み上げ型の教科なので、休みの40日を空けると、戻ってきたときには「前より下がっている」ことが起こります。逆に、休みは学校の進度に追われないぶん、積み残しを解消する数少ない期間でもあります。大事なのは「毎日少しでも英語に触れ続けること」と「休みの性格に合わせてやることを決めること」の2つです。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 講習コースは通常コースの重要単元を全20レッスンに凝縮した「復習用」の構成。1日1レッスンでも一周しやすい分量になっているため、長期休みの短期集中に向いています。
- 夏・冬・春で講習の「性格」が異なる。夏は範囲を広く一周して弱点を洗い出し、冬は穴をピンポイントで埋め、春は前学年の総ざらいと新学年の先取りを行うのが効果的です。
- 高校3年生向けの講習コースは夏期のみ。冬は大学受験が控えているため、英検®対策コースや過去問演習で学習を組む必要があります。
そもそも講習コースとは何か(通常コースとの違い)

講習コースは、通常コースの中から「その学期までに習う内容」を選び、全20レッスンに凝縮して組み直したものです。ベースになっているのは既存のコース(中学生コース、英検®合格コース、総合英語コースなど)で、教材も同じ。つまり、ゼロから学ぶためというより、ここまでの内容を短期間で総ざらいするための構成です。
ここが季節講習のいちばんの使いどころです。通常コースは1コースあたりのレッスン数が多く(中学生コース1なら45レッスン)、「休みのあいだに一周復習したい」と思っても、頭から流し直すと長期休みでは終わりません。季節講習は重要単元だけを20レッスンに絞ってあるので、1日1レッスンでも「復習を一周する」が現実的な本数で収まります。
向いているのは、「学校の授業はなんとなく受けているが、定着しているか自信がない」という子です。逆に、その学年の内容がまだほとんど入っていない子は、講習コース(20レッスン)だけでは足りないので、通常コースを主軸にしたほうが確実です。
すでに通常コースを受けている子は、まだ途中でも季節講習を受けて構いません。むしろ、先に重要単元を一通り通しておくと、通常コースに戻ったときに「一度見たことがある」状態になり、そこから先が予習済みのように進みます。「新学年・新学期に向けて予習しておきたい」という要望にも、この形で応えられます。公式にも、学年に関係なく、大人の方でも受講できるコースだと案内されています。
- 夏期講習:1学期までの内容が範囲
- 冬期講習:2学期までの内容が範囲
- 春期講習:前の学年の総復習+新しい学年の文法
ラインナップは季節ごとに少し違います。ここは見落としやすいので先に押さえてください。
- 夏期講習(8コース):小学生コース1・2/中学1年生・2年生・3年生/高校1年生・2年生・3年生
- 冬期講習(7コース):小学生コース1・2/中学1年生・2年生・3年生/高校1年生・2年生
- 春期講習(7コース):小学生コース1・2/中学1年生・2年生・3年生/高校1年生・2年生
つまり、高校3年生向けの講習コースは夏期だけです。高3は冬に大学受験本番が控えているため、冬の学習は講習コースではなく英検®対策コースや過去問演習で組むことになります。高3の夏をどう使うかが、ここでも分かれ目になります。
夏・冬・春、3つの講習の「性格」の違い

- 夏期(約40日):日数が長いので、講習コース(全20レッスン)を一周しても余裕があります。1学期までの範囲をひととおりさらい、どこが弱いかを洗い出すのに向いています。まずは全体を満遍なく。
- 冬期(約2週間):短期集中。範囲を広げるより、2学期でできた穴をピンポイントで埋めるのに向いています。20レッスンを2週間で終えるのは難しいので、やる単元を絞るのがコツです。
- 春期(約2週間):学年の切り替え時期。前の学年でやり残した単元の総ざらいと、新学年の先取りを半々くらいで。新学年の最初の単元だけでも先に触れておくと、4月のスタートで置いていかれません。
まとめると、夏は「一周して弱点マップを作る」、冬は「そのマップの中で赤いところだけ塗る」、春は「学年の境目をまたぐ」。同じ講習コースでも、この目的意識があるかどうかで、20レッスンの効きが変わります。
この「夏は広く、冬は絞る」を実際にやったのが、ある中学3年生の野球部の男の子です。どうしても入りたい高校があり、夏休みは文法を全体的に、単語と長文読解も並行して満遍なく進めました。冬休みは方針を変え、受験対策として実践問題の演習に絞りました。結果、英語の偏差値は45から53まで上がり、第一志望校に合格しました。同じ子でも、休みの長さと残り時間で、やるべきことは変わります。
学年別・長期休みの設計プラン
Kimini英会話のレッスンは1回25分です。毎日1レッスンのプランが基本になるので(受講回数を決める回数プランもあります)、まずは「1レッスン×休みの日数」で総レッスン数を出し、その中に何を入れるかを決めます。たとえば夏休みの40日なら、受けられるのは40レッスン。前半で講習コース20レッスンを終え、後半を弱点の補強(文法特訓コースなど)にあてる、という配分がイメージしやすいです。長文読解や単語は、レッスンとは別に毎日の自習で並行します。もっとレッスン数が必要な場合は、追加レッスンチケットで増やせます。学年別の目安は次のとおりです。
- 小学生:1日1レッスンを休みの日数だけ。夏期・冬期・春期講習の小学生コース1・2を主軸に、飽きたらKimini Gamesの神経衰弱コースを息抜きに。1レッスンで完結し予習も不要なので、休みのあいだのペース調整に使えます。「毎日英語に触れる」習慣をつなぐのが目的です。
- 中学1・2年:1日1レッスン。まず講習コースで学期の総ざらいを終え、時間が残ればつまずいた単元を文法特訓コースで補強します。
- 中学3年:1日1レッスン。夏は講習コースで全体を一周、冬は受験対策のため過去問・実践演習に切り替え。長文と単語は自習で並行。ESAT-Jがある地域は、夏のうちに発話の型を作っておくと安心です。
- 高校1・2年:1日1レッスン。英検®準2級・2級の合格コースと学年連動コースを、時期で切り替えるか日替わりで回します。
- 高校3年:1日1レッスン。夏が勝負です。講習コースがあるのも夏だけなので、夏期講習・高校3年生コースで総ざらいを終え、そのあとは英検®2級合格コースを主軸に。大学受験の読解・英作文は自習でカバーします。
長期休みの目的は、受験や試験だけとは限りません。ある高校3年生の女の子は、推薦で進学先がすでに決まっていました。「英語が話せるようになりたい」ということで冬休みから英会話レッスンを始め、3か月で接客英語まで身につけました。今はスターバックスのアルバイトで、外国人のお客様にも自信を持って接客できているそうです。時間に余裕がある休みほど、「話す量」を一気に増やすチャンスになります。
講習コースだけでは足りない部分の補い方

講習コースは「習ったことの総ざらい」には強いですが、それだけでは音読量とリスニング量が不足しがちです。次の3つを並行すると穴が埋まります。
- 音読:講習で扱ったダイアログを、毎日5分でいいので声に出す
- 単語:1日の目標数を決めて、休み中も切らさない
- Kimini AI:講師とのレッスンとは別枠で使えるので、発話量の上乗せに向いています。人前で言い直す練習は講師と、量をこなす練習はAIと、役割を分けると休み中でも英語から離れずにすみます
この3つは1日合わせて15分ほどで回せます。講習コースが「知識の整理」だとすれば、音読とAIは「その知識を口が覚える時間」です。両方あって初めて、休み明けに「話せるようになった」と実感できます。
休みに入る前にやっておくこと
- 直近のテストを1枚見返す:間違えた問題の単元をメモしておくと、講習で「どこを重点的に見るか」が決まります
- 総レッスン数とゴールを紙に書く:「40日で40レッスン」「休み明けのテストで◯点」のように、数字にして目に見える場所へ
- 初日の分を予約しておく:スタートのハードルを下げる。最初の3日走れれば、たいてい習慣になります
やりがちな失敗
- 初日に自習まで詰め込んで中だるみ:気合を入れすぎて3日で失速。1日1レッスン+短い自習、の一定ペースにする
- 復習ゼロで受けっぱなし:レッスン後の宿題と音読をセットにしないと、受けた分だけ忘れる
- レベルを上げすぎる:休み中に背伸びしたコースに変えると、消化不良のまま2学期へ。講習は「今の学年の総ざらい」と割り切る
まとめ
長期休みは、講習コースの「性格」に合わせて使い分けると、限られた日数でも成果が出ます。
- 夏は広く、全体の弱点を洗い出す
- 冬は絞る、2学期の穴をピンポイントで
- 春は前学年の総ざらい+新学年の先取り
- 高3向けの講習コースは夏期のみ。冬は英検®対策と過去問で組む
- 総レッスン数(1日1回×日数)を先に決めて、一定ペースで。復習と音読はセット
コース全体の選び方は「Kimini英会話の全コースを英語講師が比較」、英検®を計画的に取りたい場合は「英検®合格までのKimini英会話活用ロードマップ」、学年ごとの最初の1本は「学年別・どのコースから始めるべきか」で、いずれも実際に受講したうえで解説しています。
まずは無料体験で、今の学年の内容がどこまで定着しているかを確かめ、休みの初日から動けるようにしておきましょう。
※本記事の情報は2026年9月時点のものです。講習コースのラインナップや開講時期は変更される場合があるため、最新の内容は公式サイトをご確認ください。
※「英検」は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。




