「ESAT-Jって、どうやったら点が伸びるの?」
「スピーキングが苦手でも高得点は狙えますか?」

都立高校を目指す中学生・保護者の方から、毎年必ず聞かれる質問です。

私は今年度、中3生15名のESAT-J対策授業を担当しました。その中で感じたのは、評価が上がる生徒には明確な共通点があるということです。
そしてその共通点は、才能ではありません。正しい練習を、正しい順番で積み重ねているかどうかが大きな差になります。

この記事では、現場での実例を交えながら、

  • ESAT-Jで評価が上がる生徒の特徴
  • 失敗する生徒の共通点
  • 本当に効果があった勉強法

を具体的に解説します。

ESAT-J 対策|評価が一段階上がった生徒の共通点

【保存版】ESAT-Jとは?東京都中学生の英語スピーキングテストをわかりやすく解説

今年度の評価内訳は次の通りでした。

  • A評価:4名
  • B評価:5名
  • C評価:4名
  • D以下:2名

A・B評価が全体の約6割を占めました。では、C→B、B→Aと評価が上がった生徒は、どんな練習をしていたのでしょうか。

  • 共通していたのは、次の3点です。
  • 毎日音読を続けた
  • 質問に即答する練習を繰り返した

フィードバックを受けて必ず言い直した

特に大きかったのが「音読」です。英語は、頭で理解しているだけでは話せるようになりません。声に出した回数が、そのままスピーキング力になります。
実際、音読を習慣にした生徒は、流暢さが明らかに向上しました。

一方で、評価が伸び悩んだ生徒には共通点があります。

  • 練習量が圧倒的に少ない
  • 「本番で何とかなる」と過信している
  • 難しい日本語を英語にしようとして固まる

ESAT-Jでは、難しい英語は求められていません。中学校レベルの英語を正確に止まらずに話せるかどうかがポイントになります。

ESAT-Jスピーキングのコツ|現場で感じた3つの重要ポイント

実際の指導で、特に重要だと感じたコツは次の3つです。

主語+動詞の形を必ず守る

単語の羅列は評価が伸びません。
I think…
I went…
They were…
この基本形を崩さないことが、評価安定の土台になります。

時制を意識する

特にパートCでは過去形が重要です。
時制が適切でないと、評価に影響する可能性があります。
過去の出来事なら、必ず過去形で話す意識を持つことが必要です。

接続詞を使う

Then, After that, So などを使うだけで文章が自然になります。
接続詞が入ると、「話がつながっている」と評価されやすくなります。

ESAT-J 勉強法|評価を伸ばす3つの基本練習

リーディング勉強のコツ

「何をすればESAT-Jで評価が上がるのか?」
今年度、中3生15名を指導して明確になったのは、発話量×フィードバック回数×継続が評価に大きく影響するということです。
その土台となるのが、次の3つです。

音読|英語を話す筋肉を作る最重要トレーニング

音読は単なる読みの練習ではありません。
音読の目的は

  • 音の法則を理解する
  • リスニング力を高める
  • スピーキング力を上げる
  • 語彙力を増やす

ことにあります。
ESAT-JでA評価を取った生徒の多くが、音読を継続していました。

ESAT-J向け音読トレーニングの流れ

教材は英検の面接予想問題を使いました。

参照:
英検3級 二次試験・面接対策 予想問題集
英検2級 二次試験・面接対策 予想問題集

ディクテーション(約10分)

聞き取れない部分を明確にする。
聞き取れない表現は、自分で使うことも難しくなります。

精読(約5分)

単語・構文・文法を確認。
ここを曖昧にするとスピーキングで崩れます。

リピーティング(10~20分)

1文ずつ止めて真似する。
リンキング(音のつながり)やリダクション(音の欠落)に慣れる。

音読(10~20分)

音源なしで読む。
イントネーションを意識し、止まらず読む。

オーバーラッピング

音源に被せて読む。
流暢さが一気に向上します。

A評価を取った生徒は、この工程を繰り返していました。

シャドーイング|聞き取り×瞬発力を同時に鍛える

ESAT-Jでは「質問を正確に聞けるか」が非常に重要です。
聞き取りが甘いと、内容評価が下がります。

  • シャドーイングでは、
  • 音源を見ずに追いかける
  • できるだけ速く反応する
  • 隙間時間に繰り返す

ことがポイントです。
評価が伸びない生徒の多くは、聞き取りが弱い傾向がありました。

即答トレーニング|必ず2文以上で答える

ESAT-Jで差がつくのは瞬発力です。
英語の先生に英語で質問してもらいましょう。
それに対して主語と動詞をともなった文章で答えます。
時制や複数形の意識も忘れずに言えるようにしましょう。

ESAT-J 高得点の取り方|A・B評価を狙う具体的戦略

日本と世界のAI戦略

ESAT-Jで高得点を取るために必要なのは、特別な才能ではありません。
実際にA評価を取った生徒に共通していたポイントは、非常にシンプルです。

1つの質問に対して2文以上で答える

Part CやDでは1文だけで止まってしまうと評価は伸びにくくなります。

例)
× I like soccer.
○ I like soccer. I play it with my friends after school.

PartCのナレーション問題では、1コマにつき英文を2文答えられると高評価が狙いやすいです。

流暢さを磨く

A評価の生徒は、多少の文法ミスがあっても止まりません。

  • 沈黙しない
  • 言い直してもいいから続ける
  • 声をはっきり出す

これができるかどうかが分かれ目です。
音読を継続している生徒は、明らかに滑らかに話せます。

間違えても止まらない

本番で評価が下がる最大の原因は「沈黙」です。今年の生徒の中にも、模試では完璧に話せていたのに、本番で緊張して止まってしまったケースがありました。
逆に、「多少崩れても言い切った」生徒は安定してB以上を取っています。

ESAT-Jは、文法の完璧さだけを見る試験ではありません。
内容の伝達力・流暢さ・正確さのバランスが評価されます。

ESAT-J 試験の注意点|当日のリアルアドバイス

「勉強になりました」を英語で伝える!感謝と学びを表現するおすすめフレーズ

実際の受験現場で、必ず伝えている注意点があります。

周囲の声に惑わされない

会場では、他の受験者の声が聞こえます。
集中力が削がれる可能性があるため、自分の世界に入る意識が重要です。

声は大きく、はっきりと

iPadに向かって話す形式のため、声が小さいと録音が不明瞭になる可能性があります。
はっきり話すことを意識しましょう。

難しい英語を使おうとしない

「かっこいい表現」を狙って固まるのは危険です。中学レベルの簡単な英語で十分です。

ESAT-J対策にKimini英会話を活用する理由

ESAT-Jは、知識テストではなく「発話量」で差がつきます。
学校の授業だけでは、

  • 一人あたりの発話時間が少ない
  • 即答練習が足りない
  • フィードバックが十分に受けられない

という課題があります。そこで有効なのが、マンツーマンで話せる環境です。
Kimini英会話は、

  • 毎回25分間しっかり話せる
  • その場で修正してもらえる
  • 中学生向けコースが充実している

という点で、ESAT-J対策と非常に相性が良い学習方法です。
スピーキングは「慣れ」で決まります。慣れるためには、話す場が必要です。

まとめ|ESAT-Jのコツは「量×修正×継続」

ESAT-Jで高得点を取るコツは、次の3点に集約されます。

  • 主語+動詞を守る
  • 時制を意識する
  • 2文以上で止まらず話す

そして何より、毎日英語を話すこと。A評価は才能ではなく、正しい練習の積み重ねです。
早めに対策を始めれば、評価は伸びやすくなります。
都立高校入試で英語を武器にするためにも、今日からスピーキング練習を始めましょう。