「ESAT-Jって、結局どんな問題が出るの?」
「過去問が少ないけど、どうやって対策すればいい?」
「予想問題って、本当に意味があるの?」
ESAT-Jについて調べていると、多くの保護者・生徒がここで手を止めます。理由はシンプルで、実際の問題イメージがつかみにくいからです。
中学生対象に高校受験英語を指導し、ESAT-J YEAR3を受験した生徒たちを現場で見てきました。その中で感じたのは、ESAT-Jは「難易度」よりも「形式慣れ」が結果を左右するテストだということです。
この記事では、
- ESAT-Jの問題の特徴
- 予想問題として押さえるべき形式
- 市販教材との相性
を、実際の生徒の反応を交えながら解説します。
ESAT-Jの問題|「難しい」より「戸惑う」が正解

ESAT-J YEAR3を受けた生徒の感想で、特に多かったのは次の声です。
- iPadに向かって話すのが戸惑った
- 練習通りできたと思う
- 結構ミスってしまった
- うまくできたか分からず不安
ここで注目したいのは、「問題が難しすぎた」という声がほとんど出ていない点です。
多くの生徒がつまずいたのは、
- タブレットに向かって一人で話す形式
- 質問を聞いて即座に答える流れ
- 沈黙が許されない雰囲気
といった、テスト形式そのものでした。つまり、ESAT-Jは英語力以前に「慣れているかどうか」で差がつくテストだと言えます。
ESAT-Jの問題集|専用教材が少ないからこそ「組み合わせ」が重要
現状、ESAT-J専用の問題集はほとんどありません。そのため、対策では 「何を使えばESAT-Jっぽい練習になるのか」を見極める必要があります。
指導現場でESAT-Jに近いと感じたのは、次のような教材です。
- 英検3級 二次試験(面接)
- 英検準2級の一部スピーキング問題
- 英検2級のナレーション問題
これらの教材には以下の問題が含まれています。
- 音読問題
- 絵をみて英語で説明する問題
- 週末の予定や好きなものを答える問題
- 意見を述べる問題
私がESAT-Jの予想問題を作る際も、これらの問題が入っているように意識しています。
ESAT-J サンプル問題が少ない理由と現場の工夫

ESAT-Jは、年度や学年によって形式が少しずつ異なります。そのため、「この問題がそのまま出る」というサンプル問題は多くありません。
ただし、指導していると「これは出てもおかしくない」と感じる問題パターンは見えてきます。
例えば、次のような内容です。
- 趣味や好きなことを答える
(What do you like to do on weekends? など) - 好きな季節・月・スポーツを選んで答える
(Which ~ で始まる質問) - イラストを見て行動を説明する
- イラストをつなげてナレーションする
(Then / After that などの接続詞を使う) - 自分の考えを1〜2文で述べる
これらは、ESAT-Jの評価観点と非常に相性が良い問題です。
予想問題を解かせたときの生徒のリアルな反応
ESAT-Jを意識した予想問題を解かせると、生徒の反応はかなり分かれます。
- 「英検の面接に似ている」
- 「何を聞かれているか分からない」
- 「何を答えればいいか分からない」
- 「趣味なんてない。寝ることくらい」
- 「パターンが分かると即答できるようになった」
特に多いのが、内容以前に「どう答えればいいか分からない」という状態です。
しかし、同じ形式を何度か練習すると、
- 質問の意図が分かる
- 答え方の型が見えてくる
- 即答できるようになる
という変化がはっきり表れます。
ESAT-J year1 予想問題|目的は発話への抵抗をなくすこと

ESAT-J YEAR1は、中学1年生の文法が中心になります。シンプルな英文で答えられるように練習しましょう。
YEAR1の予想問題
- What food do you like?
(どんな食べ物が好きですか) - What sport do you like?
(どんなスポーツが好きですか) - What subject do you like at school?
(学校でどの教科が好きですか) - What time do you usually get up?
(ふだん何時に起きますか) - What do you do after school?
(放課後は何をしますか) - What day do you like the best?
(何曜日が一番好きですか)
ESAT-J year2 予想問題|「YEAR3への橋渡し」を意識した構成
YEAR2になると、YEAR1よりも一段レベルが上がり、理由や意見を述べる問題も出題されます。
YEAR2の予想問題
- Which do you like better, rice or bread?
(ごはんとパン、どちらが好きですか) - Where do you want to go in the future?
(将来どこに行きたいですか) - Which do you like better, summer or winter?
(夏と冬、どちらが好きですか) - Where do you like to go with your family?
(家族とどこに行くのが好きですか) - For lunch, which do you like, curry or ramen?
(昼ごはんでは、カレーとラーメンのどちらが好きですか)
以上の問題に加えて、Why do you think so?と聞かれるので理由も答えられるようにしておくと良いでしょう。
ESAT-J year3 予想問題|評価を左右するのは「内容」より「対応力」

YEAR3では、意見を述べる、提案する問題が出題されます。
YEAR3の予想問題
- What is a good way for students to improve their English skills?
(生徒が英語力を伸ばすよい方法は何ですか) - Which is better for students: studying alone or studying with friends?
(生徒にとって、1人で勉強するのと友だちと勉強するのではどちらがよいですか) - What is a good way for people to stay healthy?
(人々が健康でいるためのよい方法は何ですか) - What is a good way for people to relax after a busy day?
(忙しい一日の後にリラックスするよい方法は何ですか) - What is a good way for people to learn about other countries?
(人々が他の国について学ぶよい方法は何ですか) - Which is better for students: having homework every day or having no homework?
(生徒にとって、毎日宿題があるのと宿題がないのではどちらがよいですか)
予想問題を使いながら学習するためのベストな環境とは
ESAT-Jの予想問題対策では、
- よく出る質問に即答できる
- 間違えても止まらずに話す
- 英語を「使う」ことに慣れる
環境が不可欠です。
この点で、Kimini英会話は非常に相性が良い学習方法です。
- 実践に近い質問形式で練習できる
- 中学生レベルの質問が豊富
- 「何を答えればいいか分からない」状態を減らせる
予想問題を使って、実践練習をすることで得点力を上げることができます。
まとめ|ESAT-J予想問題は実践形式で練習しよう
ESAT-Jの予想問題は、問題を的中させるためのものではありません。
- 形式に慣れる
- 質問パターンを知る
- 本番で慌てない
この3点を満たすための準備です。
早めに予想問題に触れておけば、「思ったより話せた」「練習通りできた」という実感につながります。
ESAT-Jは、早く動いた分だけ有利になるテストです。
今のうちから、聞く力と話す力を同時に鍛える対策を始めていきましょう。

