「英語で話しかけられたらどうしよう…」
「痛いのに、わかってあげられない。」
「もし、海外からの患者さんがもっと増えたら?」
患者さんが症状を訴えているのに、英語で対応できず、もどかしさが残る。
そんな声を、医療現場で働く看護師さんから多く耳にします。
命に関わる現場だからこそ、正確なコミュニケーションは欠かせません。
そして今、看護師にとって「医療英語」はますます重要なスキルとなっています。
とはいえ、「英語に自信がない」「勉強する時間が取れない」という声も少なくありません。
忙しい日々のなかで、どうやって医療英語を身につけるか。
そんな悩みに応える選択肢として注目したのが、Kiminiオンライン英会話の「看護師英会話」です。
今回は、実際に受講してみて、「どのように学べるのか」「どんな効果が期待できるのか」を、英語学習に長年携わってきたプロの視点から詳しくレビューします。
Kimini英会話
Kiminiオンライン英会話は、教育業界で80年以上の実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。
学研の豊富な教材開発ノウハウを活かした質の高いオリジナル教材と指導力に定評のある丁寧なレッスンが特長です。
2025年版「英語教材完全ガイド」では、オンライン英会話ベストバイ1位を獲得するなど高い評価を得ており、全国200以上の教育機関でも導入されています。
スマートフォンやタブレットから、手軽にマンツーマンレッスンを受講できるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間を使って効率よく学べると人気を集めています。
レッスン紹介

受講コース
今回受講した「看護師英会話」は、Gakkenの書籍『医療スタッフのカンタン実践!英会話』をもとに構成した、医療現場ですぐに使える表現が学べる実用的なコースです。
医療機関での患者対応に必要な基本的な英会話表現を学べる内容になっており、英会話にあまり自信のない初級者の方から、現場で役立つ表現を知りたい中級者の方まで、幅広く対応しています。
レッスンの内容
「看護師英会話」では、医療機関の受付で英語を話す患者さんに対応するための基本的なフレーズを学びます。
予約の確認や案内など、初対面のコミュニケーションに役立つ表現を中心に学び、さらに待合室で簡単に行える英語での問診や、患者さんの症状や体調を短く分かりやすく尋ねるフレーズも習得。
また、痛みの程度や具合の変化など、患者さんの状態を確認するための基本的な表現も学習し、重要な情報を的確に聞き取る力を養います。
「看護師英会話」の学習内容
- 医療機関の受付で使える患者対応フレーズ
- 待合室で使えるシンプルな英語による問診表現
- 患者の状態を確認するための基本表現 など
「看護師英会話」のゴール
- 医療機関の受付で、英語で基本的な案内ができる
- シンプルな英語での問診が行える
- 患者さんの状態を簡単に確認できる
全17回のレッスンでは、医療機関の受付から問診まで、実際の現場で使える英語表現を段階的に学びます。
各回に復習が組み込まれているため、確実に医療英語のコミュニケーション力を高められます。
| Lesson 1 | 受付で情報を収集する |
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| Lesson 5 | 紹介状の確認 |
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| Lesson 12 | 旅行歴と宗教的な要望について尋ねる |
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| Lesson 17 | 復習3 |
レッスンの流れ
「看護師英会話」のレッスンは次の5つのステップで進行します。
| 1. Vocabulary | レッスンで押さえておくべき単語を音読・確認 |
| 2. Key Phrase | 重要なキーフレーズを和訳とともに音読 |
| 3. Complete the Sentence | キーフレーズの空所補充問題 |
| 4. Question & Response | キーフレーズを使った一言ずつの短いロールプレイ |
| 5. Role-Play | 対話文のロールプレイで、キーフレーズを使って発話の練習 |
まずは、覚えておきたい単語を声に出して学ぶところからスタート。
次に、重要なキーフレーズを一文ずつ和訳を確認しながら講師と一緒に練習し、その中の一文を使った表現のバリエーションも学びます。
続いて、看護師と患者の簡単なロールプレイでフレーズの使い方を確認。
最後に、実際の対話形式でロールプレイを行い、空欄補充や応用パターンも含めて繰り返し練習し、実践力を身につけます。
レッスンレビュー

では、「看護師英会話」を実際に体験してみた受講レビューをご紹介します。
私は英語学科で第二言語習得を専攻し、短期留学やホームステイ、英会話スクール、さらに塾講師や家庭での英検指導など、長年にわたり英語学習に携わってきました。
英語学習のプロの視点から感じた率直な感想と講座の内容を、みなさんが安心して学べるようわかりやすくお伝えします。
率直な感想
- 実践ですぐ使えるフレーズを多く学べる
- トラブル時にも対応できる英語力が身につく
- 職種を問わず幅広く活用できる英語表現を含む
受講してまず感じたのは、現場ですぐに使える表現がとても多く学べるということです。
医療現場でそのまま使えるフレーズを繰り返し練習できる構成になっていて、まさに”即戦力”となる英語を効率よく身につけられる内容でした。
また、緊急時や予想外のトラブルが起きたときに役立つ表現も多く取り上げられており、「いざという時」に落ち着いて対応するための準備としても、とても実用的です。
看護師向けに作られていますが、実際には患者さんとのやりとり全般をカバーしており、他の医療従事者の方にも十分役立つ内容です。
医療の現場で英語対応が求められる機会が増えている今、基本的な英語力を身につける第一歩として、多くの方におすすめできるコースだと感じました。
良かったところ
- 何度も反復して学習するので、しっかり定着する
- 具体的な場面を想定した練習により、実務イメージをつかみやすい
- 医療現場が、どれほど日本語中心であるかを再認識した
同じフレーズを何度も繰り返し練習するので、自然に口から出るようになり、しっかり定着しているのを実感できました。
また、ロールプレイでは具体的なシーンを想定しながら学習するため、現場のイメージが湧きやすく、単なる暗記にとどまらず「会話」として身につけられました。
さらに、このレッスンを通して改めて感じたのは、日本の医療現場がいかに日本語中心かということです。
普段はあまり意識しない院内の案内ややり取りも、海外からの患者さんの立場で見ると、言語的なサポートが不足していることがはっきりとわかりました。
英語で対応できるかどうかで、患者さんの安心感が大きく変わると強く感じます。
今回の体験は、そうした視点を持つきっかけにもなりました。
難しかったところ
- 初めて英語に触れる方にはやや難しい
中級レベルの方であれば比較的スムーズに取り組める内容ですが、英語に初めて触れる方にとってはやや難しく感じるかもしれません。
専門的な医療用語や実際の場面を想定したフレーズが多く含まれているため、基礎的な英語力がないと理解や習得に時間がかかることもあります。
基礎となる単語や表現を並行して学びつつ、わからない部分は無理せず繰り返し復習し、理解できるところから少しずつ自信をつけていくことが大切です。
焦らず段階を踏んで学べば、初心者の方でも十分に習得可能な内容だと感じました。
こんな人におすすめ
実際に受講してみて、「看護師英会話」は、次のような方に向いていると感じました。
- 看護師や医療事務など、医療機関で患者対応をしている
- 医療現場で使われる”生きた英語”を学びたい
- これから医療機関で働く予定がある
「看護師英会話」は、看護師や医療事務、受付など医療機関で患者対応を行う方はもちろん、これから医療現場で働く予定のある方や、英語対応に不安を感じている方、より実践的なスキルを磨きたい中級レベルの方にもおすすめです。
実際の診察や受付の場面を想定した”生きた英語”を効率よく学べるため、現場で役立つコミュニケーション力をしっかり身につけられます。
専門用語や頻出フレーズも無理なく習得でき、即戦力として自信を持って活躍できるようになるでしょう。
まとめ

医療英語の課題に応える方法として注目したKiminiの「看護師英会話」。
今回、実際に体験し、「どのように学べるのか」「どんな効果が得られるのか」を、英語学習と教育に長年携わってきたプロの視点から詳しくレビューしました。
受講して特に感じたのは、医療現場ですぐに使える実践的な英語表現を効率よく学べる点です。
フレーズを繰り返し練習し、具体的なシーンを想定したロールプレイを通して、会話の流れを自然に理解できるため、初心者から中級者まで段階的に無理なく学べる構成が魅力的でした。
医療英語に苦手意識がある方も、レッスンを通じて確かなスキルを身につけ、現場でのコミュニケーション力を着実に高められるはずです。
即戦力となる英語力を手に入れたいなら、ぜひKiminiオンライン英会話の「看護師英会話」を始めてみてください。

