ビジネスの現場では、「決まりました」「確定しました」という報告が日常的に発生します。決定事項を正しく共有できるかどうかは、プロジェクトの進行や信頼関係に直結します。
英語のビジネスメールやチャットでも、日本語の「ご報告いたします」に相当する表現を使い分けることが重要です。
本記事では、決定報告・決定事項の共有について、英語ビジネスメールとメッセージ(Slack・Teams・Chatworkなどのビジネスチャットで使う短い英文)の両方で使える実践的なフレーズを紹介します。
「報告する」の英語は?
「報告する(お知らせする)」には、 inform / report / tell などの英語があります。
- inform:正式に知らせる(メール向き)
- report:調査・結果・経過を報告する
- tell:口頭・カジュアルな伝達(重要事項にも使える)
Let me inform you of the project decision.
プロジェクトの決定事項をご報告いたします。
決定を報告する基本フレーズ

決定した内容を伝える際は、「何が」(「いつ」「どのように」)決まったのかを簡潔に伝えることが大切です。まずは報告の導入でよく使われる定番フレーズを押さえましょう。
I would like to report on ~
「~についてご報告いたします」
ややフォーマルで、上司・取引先向けに使いやすい表現です。
I would like to report on the outcome of yesterday’s meeting.
昨日の会議の結果についてご報告いたします。
I am writing to inform you that ~
「~をお知らせするためにご連絡しています」
メールの冒頭でよく使われる表現です。
I am writing to inform you that the schedule has been finalized.
日程が確定しましたのでお知らせいたします。
Here’s a report on ~
「こちらが~の報告です/最新情報です」
少しカジュアルで、社内メールやチーム内共有に向いています。
Here’s a report on the current status of the project.
こちらがプロジェクトの最新状況です。
The following is ~
「以下が~です」
要点をまとめて伝えたいときに便利な導入表現です。
The following is an update on where we are now: Vendor B has been selected.
以下が現在の状況です。ベンダーBを選定しました。
This is to ~
「~のために本メールをお送りしています」
目的を明確に示す、改まった表現です。
This is to report on the recent sales results, based on which the current pricing has been confirmed.
本メールは最近の販売実績に基づき、現行価格が確定したことをご報告するものです。
It has been decided(finalized) that ~
「~が決定しました」
客観的・フォーマルな決定報告に適しています。会議後の共有、社内外への公式連絡、上司・取引先への報告で使えるフレーズです。
It has been decided that the meeting will be held online.
会議はオンラインで開催することが決定しました。
It has been decided that the project will proceed as planned.
プロジェクトは予定どおり進めることが決定しました。
It has been decided=「~のように決まりました」(Weblio)
~finally realized.
「~する運びとなりました」「~が最終決定しました」
こちらは 「検討を経て、もう変更はない」 というニュアンスを含みます。スケジュール・条件・仕様など、確定事項の通知に向いています。
It has been finalized that the contract will be signed next week.
契約は来週締結されることで最終決定しました。
決定事項を共有するフレーズ

決定した内容は、関係者全員に正確に共有することが重要です。ここでは「共有する」ことを前面に出した、実務で使いやすい表現を紹介します。
Let me share ~
「〜についてご共有します」
これから具体的な情報を提示する前置きとして使う表現です。
ややカジュアルですが、ビジネスでは社内メール・チャットでよく使われます。
Let me share the final decision with you.
最終決定事項を共有します。
share=「to have, use or experience something at the same time as somebody else」(Oxford Learners Dictionaries)
We would like to share ~
「~について共有したいと思います」
丁寧でフォーマル。チームや会社としての意思を示す表現なので、社外メールや正式な報告に向いています。
We would like to share the agreed timeline.
合意されたスケジュールを共有いたします。
I’m writing to share some information about …
「~に関する情報を共有するためにご連絡しています」
メールの冒頭で使う定番フレーズです。
I’m writing to share some information about the updated policy.
改定された方針について共有いたします。
英語ビジネスメッセージ(チャット)のフレーズ

ビジネスチャットはメールよりもスピード感が求められますが、基本的な考え方はメールと同じです。
一方で、チャットでは「前置きを短くする」「1メッセージ=1トピックを意識する」「過度にフォーマルな定型表現を省く」といった点がメールとの違いです。
ただし、丁寧さそのものを省くわけではありません。語調をやわらかく保つことで、十分にビジネスにふさわしい印象になります。
チャットで使いやすい決定報告フレーズ
The plan has been finalized.
計画が確定しました。It’s been decided that we’ll proceed with option B.
選択肢Bで進めることが決定しました。
情報共有をやわらかく
Just to share an update — the timeline is now confirmed.
共有ですが、スケジュールが確定しました。Quick update: the meeting will be held online.
簡単な共有です。会議はオンライン開催となりました。
まとめ
決定事項を英語で共有する際は、内容を正確に伝えることに加え、相手が一目で理解できる表現を選ぶことが重要です。
英文メールでは背景や経緯を含めて丁寧に伝え、チャットでは要点を簡潔にまとめることで、スムーズな情報共有につながります。
ぜひ今回紹介したフレーズを、業務シーンに合わせて使い分けてみてください。
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