TOEIC(TOEIC L&R)は、英語のリスニング力とリーディング力を測るテストで、多くの社会人・学生が受験しています。
受験している人の中には、
- スコアが伸び悩んで困っている
- 勉強しているはずなのに点数に反映されない
などと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
今回は、勉強方法やスコア停滞で悩んでいる人に向けて、5年以上スコアアップに試行錯誤してきた筆者が、TOEIC900点を取得するまでに「やめた勉強法」を11個紹介します。
どうせTOEICの勉強をするなら効率的・効果的な方法で行い、より早く目標のスコアを取得しましょう。
<参考:筆者のTOEIC受験歴>
- 約5年の間に10回以上受験
- リーディングが苦手
- 長文問題で時間が足りなくなることに悩んでいた
この記事の3行まとめ(AI要約)
- TOEICのスコアアップには、「やらない勉強法」を見極めることが重要で、効率の悪い学習を減らすことで成果につながりやすくなる。
- 特に、全パートを均等に勉強することや返り読み、日本語訳に頼る学習をやめることで、解答スピードと理解力が向上しやすい。
- 単語はコロケーションで覚え、TOEIC以外でも英語に触れる習慣を作ることで、実践的な英語力を自然に底上げできる。
TOEIC900点取得までに5年以上かかった私が「やめた勉強法」11選

それでは早速、私がTOEICで「やめた勉強法」を11個紹介します。
やめた理由は個々に異なりますが、総じて効率が悪いと気づき、改善したものです。
全パートをバランスよく勉強すること
まず一つ目に、全パートをバランスよく勉強することをやめました。
TOEICには、短期間でスコアが上がりやすいパートと、長期間勉強しないとスコアが上がりにくいパートがあります。
そのためまずは短期間でスコアが上がりやすいパートを集中して勉強し、8割以上取れるように仕上げました。
諸説ありますが、短期間でスコアが上がりやすいと言われているのは、以下のパートです。
- パート1(写真描写)
- パート2(応答問題)
- パート5(短文穴埋め)
- パート6(長文穴埋め)
パート1・2はリスニング問題です。出題パターン(引っかけ問題含む)は型が決まっているので、コツを掴めばそこまで難しくありません。
パート5・6はリーディング問題で、単語や文法の知識さえつければ点数を上げやすいので、TOEIC対策テキストで頻出の単語や表現を優先的に覚えるようにすると効果的です。
全問見直しすること
次に、問題を解いた後に全問見直しすることをやめました。
全問見直せるに越したことはないのですが、それでは時間がいくらあっても足りないからです。
いつも間違ってしまう問題・パートを集中的に見直しするのがオススメです。
例えば、いつも関係代名詞の問題でつまずくなら、文法書も使って時間をかけて理解することを優先します。
私が実際にやったのは、苦手だったパート2を徹底的に見直すことです。間違った問題だけを集めExcelで管理して、問いと正答を毎日音読しました。
<例>
- Don’t you know Mr. Smith?(問い)
→ No, I don’t think we’ve met.(正答)
これを繰り返すことで、自分が間違いやすい否定疑問文に慣れ、誤答を減らすことができました。
スコアレポートを適当に読むこと
それからスコアレポートを適当に読むこともやめました。
スコアレポートは、試験が終わった後に送られてくる点数などが書かれた用紙です。
以前はただリスニングとリーディングの点数だけを見て一喜一憂していましたが、パートごとの解説をよく読むようにしました。
自分はどのスキルが弱いかをしっかり把握することで、より効率よく対策を取れるようになります。
一文丸ごと聞き取ろうとすること
次にやめた勉強法は、リスニングで一文丸ごと聞き取ろうとすること(特に、パート2)。
丸ごと聞こうとすると、ただ音の塊として流れていってしまい頭に残らないことがあります。
重要なのは、何を聞かれているか理解すること。そしてそれを素早く理解する上で大事なのが、文頭の疑問詞と動詞を聞き取ることです。
もちろん全文を正確に聞き取るのがベストですが、聞くポイントを定めておくと、集中力が途切れにくかったです。
例えば、パート2で以下のような問題が出たとしましょう。
Where did you put the contract documents I gave you yesterday?
(昨日渡した契約書類をどこに置きましたか?)
ここで聞かれているのは、「どこに置いたか」です。“I gave you yesterday”は補足情報でしかありません。
だから集中して聞くべきは文頭。“Where”と“put”に特に集中すればOK。それさえ理解すれば、場所を示す解答を選べます。
リスニングで先読みしすぎること
次にやめたのは、リスニングで先読みしすぎることです。
TOEICにおける先読みとは、リスニングの解説が流れている間などを利用して、問題文にあらかじめ目を通すこと。先読みにより、問題の概要が理解でき、落ち着いて解けるメリットがあります。
しかし、やりすぎは逆にデメリットになり得ます。大量に先読みをしても内容を覚えていられない可能性があり、頭がパニックになるからです。
私のおすすめは1-2問程度の先読みです。
返り読みをすること
次にやめたのは返り読みをすることです。
「返り読み」とは、英文を日本語の語順に無理やり合わせて、文章を後ろから前に戻りながら訳す読み方のことです。
これをしてしまうと、読むスピードが遅くなるからです。
特にリスニングでは、問題文は一度しか放送されません。返り読みをする時間さえないのです。
英語の語順のまま文頭から理解する訓練を始めてからは、徐々に読むスピードが上がり、スコアもアップしました。
日本語に翻訳すること
さらに、日本語に翻訳することもやめました。これも、読むスピードアップにつながります。
ただし、英語に慣れていない、語彙の足りない段階でこれをしても混乱するだけなのでオススメしません。
目安として、大体700点くらい取れるようになってきたら、徐々に日本語に翻訳せずに読む練習を始めるといいでしょう。
最初に長文を読むこと
次にやめた勉強法は、最初に長文を読むことです。
パート6や7で長文をいきなり読んでしまうと、どこに注意して読めばいいかわからず内容がうまく頭に入ってきません。
オススメなのは、最初に問題文と選択肢に目を通すことです。
これにより、長文の中からどんな情報を読み取れば問題に答えられるかがクリアになり、効率よく解答できます。
単語を1回で覚えようとすること
次にやめたのは、単語を1回で覚えようとすることです。
1回読んだくらいでは、単語を記憶することはできません。だから、単語帳の同じページにいつまでも留まるのは非効率です。
代わりに、毎日10単語くらい軽く目を通して、単語帳を先に進めるようにしました。
覚えられなかった単語には印をつけておいて、2周目、3周目に覚える心づもりでいましょう。
単語だけ覚えようとすること
これも単語の覚え方の話ですが、単語「だけ」覚えようとすることをやめました。
具体的には「コロケーション」で覚えると効率がいいです。
コロケーションとは、「自然に一緒に使われる単語の組み合わせ」のことです。英語では、意味的に正しくても「不自然な組み合わせ」だとネイティブには違和感があります。
コロケーションを覚えると、英語がより自然で流暢になり、TOEICでも高得点を取りやすくなります。
TOEICでよく見かけるコロケーションの例
- meet a deadline(締め切りを守る)
- launch a product(製品を発売する)
- conduct a survey(調査を実施する)
- reach an agreement(合意に達する)
TOEICのコロケーションに特化した参考書を一冊用意しましょう。
TOEICの勉強だけすること
最後にやめたのは、TOEICの勉強「だけ」することです。
日常生活でも、英語に触れる機会を増やしました。
例えば、英語のニュースやポッドキャストを聞いたり、英語ネイティブのYouTubeチャンネルを視聴したり、スマホの言語を英語に変えるなどです。
こうすることで、勉強モードではない時も英語を吸収でき、英語力を自然に底上げすることができました。
まとめ

今回は、筆者がやめたTOEICの勉強法を11個紹介しました。
まとめて再掲します。
- 全パートをバランスよく勉強すること
- 全問見直しすること
- スコアレポートを適当に読むこと
- 一文丸ごと聞き取ろうとすること
- リスニングで先読みしすぎること
- 返り読みをすること
- 日本語に翻訳すること
- 最初に長文を読むこと
- 単語を1回で覚えようとすること
- 単語だけ覚えようとすること
- TOEICの勉強だけすること
私は900点を取得するのに5年以上を費やしましたが、これを読んだあなたならもっと短期間で取得できるはずです。
あなたが少しでも早く目標スコアをゲットできるよう応援しています!
