「英語は話せるようになってきた。でも、より細かいニュアンスや高度な表現を使いこなせるようになりたい」 「知覚動詞や強調構文など、上級文法を実際の会話で使えるレベルまで引き上げたい」 「英語力に磨きをかけて、もっと自然な英語を話せるようになりたい」
英検2級レベルに達し、日常会話もある程度こなせるようになった方が次に感じる壁は「より精度の高い表現」への欲求です。伝わる英語は話せても、「こういうニュアンスを英語でどう表現するか」が分からなくて悔しい思いをした経験はないでしょうか。
今回はKimini英会話の「Kimini Plusコース レベル9」を実際に受講し、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場から、レッスンの内容・難易度・学習効果を講師目線と保護者目線の両方からレビューします。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 「Kimini Plusコース レベル9」は知覚動詞・強調表現・程度副詞など日本人が使いこなせていないことが多い上級文法を、並び替えやスピーキングアクティビティで体に染み込ませる中上級者向けコース。
- will・need・makeのような基本単語の多義的な使い方も学べ、「知っているつもりだった単語」の引き出しを質的に広げられる点が、英検2級以上のレベルの学習者に特に響く内容になっている。
- 英検2級レベル未満の方や英語がまだスラスラ出てこない方には難易度が高く、講師の説明力によって学習効果に差が出やすいため、上級者対応の経験がある講師を選んで予約することが重要。
Kimini英会話とは
Kimini英会話は、80年以上の教育実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。講師は英語を第二言語として習得したフィリピン人の方々で、丁寧で質の高い指導に定評があります。160以上の多彩なコースから目的やレベルに合わせて選べるのが魅力で、全国の教育機関での導入実績も多く、信頼性の高いサービスです。
レッスン紹介

今回受講したのは「Kimini Plusコース レベル9」です。英文法を学びながらスピーキング力を鍛えることに特化したコースで、「話せる英語」の習得を最優先に設計されています。
予習教材は日本語で解説されており、文法のポイントを事前に整理した上でレッスンに臨める点が特徴です。レッスンでは学んだ文法を実際の会話の中で使いこなすまで丁寧にトレーニングします。レベル8と同じ構成ながら、扱う文法・語彙の難易度はさらに上がります。
レッスンの内容
「Kimini Plusコース レベル9」では、上級者が使いこなしたい高度な文法表現を扱います。
- 知覚動詞を使った文(知覚動詞+目的語+原形不定詞・現在分詞・過去分詞)
- doを使った強調表現
- to不定詞の否定を使った文
- the 比較級, the 比較級
- 現在完了形の受動態・過去完了形の受動態 など
レッスン一覧
| Lesson | タイトル | 内容・特徴 |
|---|---|---|
| Lesson 1 | 知覚動詞+目的語+原形不定詞 | 行動の始まりから終わりまでを観察・経験したことを簡潔に報告できるようになる。 |
| Lesson 2 | 知覚動詞+目的語+現在分詞 | 動作の途中や進行中の様子を描写して、臨場感のある表現ができるようになる。 |
| Lesson 3 | 知覚動詞+目的語+過去分詞 | 受動的な出来事や影響を受けた事象を効果的に伝えられるようになる。 |
| ・・・ | ・・・ | ・・・ |
| Lesson 18 | 疑似関係代名詞 as | 「案内にあるように」「社長が述べたように」など、先行詞や内容に言及しながら補足説明を自然に加えられるようになる。 |
| Lesson 19 | 程度を表す副詞 absolutely, almost など | 評価や感情の強さを「まったく」「ほとんど」「かなり」などで具体的に表せるようになる。 |
| Lesson 20 | 程度を表す副詞+-thing | 「ほとんど何も」「絶対に何か」など、数量や程度を含んだ不特定なものを感情的に強調して話せるようになる。 |
レッスンの流れ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. これまでの学習状況の確認 | 予習・復習の状況を講師と一緒に振り返る。 |
| 2. 語彙学習 | 事前学習(予習)で学んだ語彙の発音チェックと文の確認を行う。 |
| 3. ターゲット文法の確認 | その日のターゲット文法を講師と一緒に確認する。 |
| 4. ロールプレイ | 講師と短い会話文を読み、ターゲット文法が実際の会話でどう使われるかを確認する。 |
| 5. キーセンテンス | ロールプレイで出てきた重要な文を改めて確認・定着させる。 |
| 6. 文法エクササイズ1・2 | ターゲット文法を使った問題を解く。 |
| 7. スピーキングアクティビティ1・2 | ターゲット文法を使って実際に話す練習を行う。 |
| 8. 講師と話してみよう | 今日学習した内容を使って、講師とより自由な会話を楽しむ。 |
レッスンレビュー

今回はLesson 1「知覚動詞+目的語+原形不定詞」を受講した感想をお伝えします。
率直な感想
使いこなすのが難しい文法でしたが、繰り返し練習することで「できるようになった」実感が得られました。 知覚動詞+目的語+原形不定詞という語順は、日本語とかけ離れているため直感的に使いにくい文法のひとつです。しかしレッスンの中で何度も声に出して練習するうちに、文の構造が体に染み込んでいく感覚がありました。
多義語の例文作成とフィードバックが特に役立ちました。 今回はwill(意志)・need(必要性)・make(製造元)という基本単語を多義語として扱いましたが、「普段使い慣れた単語を別の意味・使い方で使う」という体験は新鮮でした。「知っているつもりだった単語」の引き出しが広がる感覚は、上級者ならではの学びです。
楽しかったところ
並び替え問題が良い練習になりました。 知覚動詞+原形不定詞の語順は日本人にとって馴染みにくいため、並び替えを通じて語順を体で覚えていく練習は非常に効果的です。「なんとなく分かる」から「とっさに使える」への橋渡しとして、理にかなった練習形式でした。
たくさん褒めてくれます。 難しい文法に取り組む中で間違えても、褒めつつ改善点を伝えてくれます。「成長している」という実感を与えながら指導を進めてくれるスタイルは、難易度の高いコースに取り組む上で特に重要です。
難しかった点
扱う単語が難しいです。 will・need・makeのような基本単語でも、多義語として使う場面では使い方が大きく変わります。見慣れた単語だからこそ「分かっているつもり」になりやすく、例文を作る段階で初めて「実は使えていなかった」ことに気づく場面がありました。
講師のレベル感に注意が必要です。 このコースの内容は高度なため、講師によっては感覚的に理解しているだけで言語化が難しい場合があります。「なぜこの語順なのか」「このニュアンスはどう違うのか」を丁寧に説明できる講師と、そうでない講師とで学習効果に差が出ます。経験の長い講師・上級者対応の講師を選んで予約することを強くおすすめします。
保護者目線での考察|向いている人・向いていない人
実際に「Kimini Plusコース レベル9」を受講してみて、このコースに向いている人、向いていない人を解説します。
このコースが向いている人
英検2級レベルで普段から英語を使っている方。 このコースは英検2級相当の文法・語彙が前提になっています。さらに、実際に英語を使う環境がある方であれば、レッスンで学んだ表現を日常の場面ですぐに試すことができ、定着が早まります。
英語力にさらに磨きをかけたい方。 「伝わる英語」は話せるけれど「より自然で精度の高い英語」を目指したい方に最適です。知覚動詞・強調表現・程度を表す副詞など、日本人が使いこなせていないことが多い表現を集中的に鍛えられます。
発話の瞬発力を鍛えたい方。 スピーキングアクティビティや自由会話のパートでは、習った文法をとっさに使うトレーニングが求められます。「考えれば使えるが、会話の中では出てこない」という課題を持つ方に特に効果的です。
このコースが向いていない人
英検2級レベルに満たない方。 文法・語彙の難易度が高く、基礎が固まっていない状態ではレッスン内容についていけない場面が出てきます。
2〜3文の英語がとっさに出てこない方。 このコースはある程度英語が「出てくる」状態の人が、その精度と幅を上げるためのコースです。英語を話すこと自体にまだ慣れていない場合は、無理せずレベルを落として練習を重ねてから進むことをおすすめします。
まとめ
「Kimini Plusコース レベル9」を体験して感じたのは、「使えているつもり」の英語を、本当の意味で使いこなせる状態に引き上げてくれるコースだということです。
- 知覚動詞・強調表現・程度副詞など、上級者が苦手としやすい文法を会話で使える形で習得できる
- 並び替えやスピーキングアクティビティで、語順・語法を体に染み込ませる練習が充実している
- 基本単語の多義的な使い方を学べ、語彙の引き出しが質的に広がる
- 難しい内容でも褒めながら進めてくれるため、「成長している」実感が得やすい
- 予習教材が日本語対応で、文法の本質を理解した上でレッスンに臨める
英語力の「天井」を感じている中上級者の方に、自信を持っておすすめできるコースです。講師選びにも注意しながら、ぜひ挑戦してみてください。


