英検準1級の一次試験にはライティングがあります。
受験を控える人の中には、
「どうやって対策をすればいいのか、よくわからない」
「受験したことがあるが、時間切れでまとめられなかった」
などと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、英検準1級を保持する筆者が、実際に行ったシンプルな学習法を紹介します。
読んですぐ始められる対策も紹介するので、スクールなどに通わず、独学で合格を目指す人はぜひ参考にしてください。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 英検準1級ライティング対策の基本は過去問演習で、模範解答を分析しながら繰り返し練習することが重要。
- 要約問題は読解・要点整理・パラフレーズ力、英作文は構成と定型表現の習得が高得点のカギとなる。
- 独学でも「時間内に書き切る力」と論理的な文章構成を意識すれば、着実なスコアアップを目指せる。
英検準1級ライティングの全体像と共通の基本対策

まずは英検準1級の全体像をまとめます。
全体像・採点のポイント
英検準1級のライティングは、
- タスク4(英文要約)
- タスク5(英作文)
の2問で構成されます。
2024年度から新たに導入されたタスク4は、与えられた英文(約200語程度)を60〜70語に要約する問題です。
文章のメインテーマ・賛成/反対意見などを正確に捉え、自分の言葉で簡潔にまとめる力が問われます。
一方、タスク5は“Do you agree or disagree?”などのトピックに対して、120〜150語で自分の意見を論理的に展開する英作文です。
採点のポイントは以下の4つです。
- 内容:求められている内容が含まれているか
- 構成:英文構成や流れがわかりやすく論理的か
- 語彙:ふさわしい語彙を正確に使えているか
- 文法:文構造のバリエーション・正確性
共通の基本対策3ステップ
種類が異なるように見えるこの2タスクには、共通の土台があります。
それが「過去問を徹底的に回す」ことです。
以下は私が実際にやった3ステップです。
1. 過去問をたくさん解く
公式過去問題集や市販の過去問を繰り返し解きました。
量をこなすことで、タスク4の文章パターンやタスク5の頻出トピック(環境・教育・技術・社会問題など)が自然と頭に入ります。
過去問は直近のものが英検公式サイトから入手できるので、今日からでも始められますよ!
2. 模範解答を読んで構成を「目で学ぶ」
ただ解いて終わりではなく、解答例を声に出して読むことをおすすめします。
導入文の書き方、理由の展開、結論のまとめ方など、論理の流れを視覚的に覚え込むのです。
私は模範解答を5回以上読み返し、マーカーで「ここが接続詞」「ここが具体例」とマークしながら分析しました。
これにより、頭の中に「型」が少しずつ形成されました。
3. 最終的には時間を測ってトレーニング
本番は時間との勝負です。
タスク4に15分、タスク5に25分を目安にストップウォッチで練習。最初はオーバーしても構いません。
ライティングの回答時間は厳密に決まっているわけではありませんが、「2タスクで約40分」を目安に終えるといいでしょう。
回数を重ねるごとにスピードが上がり、落ち着いて書けるようになります。
私の失敗談をお伝えすると、対策を始めた頃は「語彙力を上げなきゃ」と単語帳ばかりやっていました。
でも実際にスコアが上がったのは、過去問を10セット以上こなした後です。
闇雲に書いていた頃は構成が悪く減点されていましたが、模範解答の流れを真似るだけで論理が整理され、ライティング全体のスコアがアップしました。
見直しをする中で、語彙力もある程度身につくので、そこまで単語帳にこだわる必要はなかったです。
実践Tips
- 週3セットをルーティン化(平日タスク4、週末にタスク5など)
- 復習時は「自分の答案」と「模範解答」を並べて比較
- わからない表現はすぐに調べ次に活かす
この共通対策をまず固めれば、タスク4もタスク5も効率よくレベルアップします。
次章からは、それぞれのタスクに特化した具体的な方法をお伝えします。
タスク4:要約問題の効果的な対策法

英検準1級ライティングのタスク4は、約200語の英文を60〜70語に要約する問題です。
メインのテーマ・賛成/反対意見を自分の言葉で自然にまとめ、パラフレーズ(言い換え)することが高得点の鍵となります。
慣れないうちは苦戦しやすいタスクですが、以下の3ステップで対策を行うと安定していくでしょう。
1. 文章をしっかり読み込む(精読 → 速読へ)
最初は時間をかけて精読し、重要な部分に下線を引きます。
慣れてきたら1分以内で全体を把握する速読練習に移行。
本番では読み込みに3〜4分以内に収めましょう。
2. テーマ・賛成/反対意見を日本語でメモする
英文を読み終わったら、すぐにノートに以下のように整理します。
- メインテーマ:
- 賛成意見:
- 反対意見:
それぞれメモ書き程度で構いません。日本語で構造を整理してから英語にするため、論理の抜けが減るでしょう。
もちろん、やりやすければ英語でメモしてもOKです!
3. 言い換え(パラフレーズ)の練習をする
原文の単語をそのまま使うと減点されやすいので、同義語への置き換えを徹底します。
タスク4に特化したテキストや、類語辞典を使って語彙をストックしましょう。
タスク5:英作文の型と定型表現の暗記で高得点を取る

英検準1級ライティングのタスク5は、120〜150語で自分の意見を論理的に書く英作文です。
私は「何から書き始めればいいかわからない」状態から、シンプルな型と表現を暗記し、愚直に書く練習をしただけで論理が整理され、スコアが向上しました。
タスク5で絶対に守るべき構成を暗記
タスク5では以下の構成に従って意見を述べる必要があります。
- 導入部(Introduction):トピックを言い換え+自分の意見を明確に述べる
- 本論(Main body):理由を2つ挙げ、それぞれ具体例や説明を加える
- 結論部(Conclusion):意見をまとめ、簡単な提言で締める
各構成の語数(文数)の目安は、以下のとおりです。
- 導入部:20-30語(1〜2文)
- 本論:70-90語(4〜6文)
- 結論部:20-30語(1〜2文)
これを頭に入れてから書くと、主張をまとめやすいです。
使える定型表現をストック
書き出しの定型表現や、文と文をスムーズにつなぐ接続詞なども暗記しておくことをオススメします。
考える時間が減り、回答時間を短縮できます。
すぐに使える定型表現ストック例
- 意見表明:
In my opinion, I strongly believe that … / From my point of view, … - 理由展開:
One of the main reasons is that … / Another important factor is … - 具体例・説明:
For example, … / As a result, … / Therefore, … - 結論:
In conclusion, … / To sum up, …
覚えやすい表現をストックしておけば、語彙力に自信がなくても自然な英語が書けます。
独学受験者向け実践アドバイスとスコアアップのポイント
英検準1級ライティングは、完璧な英語を目指すよりも「論理的で読みやすい文章」を書くことが重要です。
独学で対策している人ほど意識してほしいポイントを、私の経験を交えてまとめます。
1. 本心より「書きやすい意見」を選ぶ
タスク5では、難しいトピックが出ても、自分の本心にこだわらず、理由を2つ挙げやすい立場を選びましょう。
例えば「本当はどちらでもいい」と思っても、論理展開しやすそうな立場で書いてみる。
これだけで本論がスッキリ書きやすくなり、論点がぼやけるのを防げます。
2. 普段から意見を英語で書く習慣をつける
毎日5〜10分でいいので、英語日記やSNS風の短い意見を書く練習を続けましょう。
- 「今日あった出来事に対してどう思うか」
- 「ニュースで見た話題に賛成・反対の理由」
この習慣があると、本番で「自分の意見ってなんだろう」と悩む時間が減り、キレのある自然な表現が出てくるようになります。
3. 【新提案】添削にAIを積極的に活用しよう
独学の最大の弱点は「自分の答案を客観的に見られない」ことです。
私は使いませんでしたが、これから受験するならAIを活用するのがオススメです。
不自然な文法や冗長な部分を指摘してくれるので、答案の質が上がるでしょう。
4. 「書き切る」ことを最優先に
構成さえ守っていれば、多少の文法ミスや語彙の不自然さは大きな減点になりません。
私は完璧主義を捨て、「時間内に書き切る」ことを最優先にした結果、スコアが安定しました。
時間切れで結論が書けなかった頃と比べて、全体スコアがアップした最大の要因です。
まとめ
今回は、英検準1級のライティング対策を独学で行った体験談をお届けしました。
ポイントを振り返りましょう。
- 基本は過去問を徹底的にやり込むこと(タスク4・5共通)
- タスク4:まずは読解速度UP → 日本語メモやパラフレーズ練習
- タスク5:構成と定型表現の暗記で時短
ライティングは、練習を重ねていけば、着実にスコアアップを目指せます。
まずは公式サイトの過去問をチェックすることから始めてみましょう!
【参照サイト】
