「もう1年も続けているのに、上達している気がしない」。オンライン英会話を続けている人から、いちばんよく聞く言葉です。毎日レッスンを受けて、予約も欠かさず、教材も進んでいる。それなのに、自分が英語を話せるようになった実感だけが、いつまでも来ない。
この感覚がやっかいなのは、「サボっているから」でも「サービスが合っていないから」でもないところです。むしろ真面目に続けている人ほど強く感じます。そして誰にも相談しにくい。周りには「英語やってるんだね」と言われるのに、自分では手応えがないからです。
この記事では、Kimini英会話が実施した「有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)から、この「上達してる気がしない」の正体を追いました。何人が同じことを感じているのか、続ければ消えるのか、そして実際に成長に気づいた人は何をきっかけにしたのか。データと会員の声で確かめていきます。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 「上達してる気がしない」は有料会員実態調査2026(n=940)で26.6%と最多の悩みで、1年続けても2年続けても4人に1人が抱え続ける、継続と並走する感覚である。
- 正体は「伸びた場所(リスニング)」と「測っている場所(スピーキング)」のズレで、聞けるほど話せない自分に気づくのは、聞く力が先に伸びた上達のサインである。
- 実感を取り戻す工夫は「判定日となる期限を決める・録音などで記録を残す・1年前の自分と比べる」の3つで、足りないのは学習量ではなく成長の測り方だった。
「上達してる気がしない」は、続けている人の最多の悩みだった
調査では「学習を続ける上で、一番のハードルは何ですか」と聞いています。940人の回答で最も多かったのが、「上達している実感がない」でした。
学習を続ける上で一番のハードル(有効回答940件)
上達している実感がない
26.6%
モチベーションが続かない
20.1%
忙しくて時間が取れない
19.7%
特にハードルは感じていない
11.9%
何をやればいいかわからない
10.9%
講師との相性
6.7%
| ハードル | 人数 | 比率 |
|---|---|---|
| 上達している実感がない | 250人 | 26.6% |
| モチベーションが続かない | 189人 | 20.1% |
| 忙しくて時間が取れない | 185人 | 19.7% |
| 特にハードルは感じていない | 112人 | 11.9% |
| 何をやればいいかわからない | 102人 | 10.9% |
| 講師との相性 | 63人 | 6.7% |
※数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)に基づく自社調査の結果で、いずれも継続中の会員の自己申告によります。調査の対象・時期により結果は異なる場合があります。
4人に1人以上。しかもこれは「一番のハードル」を1つだけ選ぶ設問なので、実際に感じている人はもっと多いはずです。うちだけ、自分だけ、という悩みではありませんでした。
もう一つ押さえておきたいのが、この250人の満足度です。「上達している実感がない」と答えた人でも、総合満足は92.4%。全体の93.4%とほとんど変わりません。つまりこの感覚は、サービスへの不満とは別のところで起きています。楽しいし、続けたいとも思っている。それでも手応えだけが来ない、という状態です。
1年以上続けているのに、いまだにうまく話せません。お金がもったいないから来月こそやめようと思うのですが、なんとなく理解できている感じもあって、やめ時を探しているような状態です。
※アンケート回答を再構成した一例です。
1年たっても消えない。それが普通だった
「続ければそのうち実感が来るのでは」と考える方が多いと思います。データはそう単純ではありませんでした。利用歴別に「上達している実感がない」と答えた比率を並べたのが次の図です。
利用歴別「上達している実感がない」と答えた比率
1ヶ月未満(20人)
5.0%
1〜3ヶ月(179人)
22.3%
4〜6ヶ月(116人)
32.8%
7ヶ月〜1年(140人)
27.1%
1〜2年(262人)
29.8%
2年以上(223人)
24.7%
| 利用歴 | 人数 | 「上達している実感がない」 |
|---|---|---|
| 1ヶ月未満 | 20人 | 5.0% |
| 1〜3ヶ月 | 179人 | 22.3% |
| 4〜6ヶ月 | 116人 | 32.8% |
| 7ヶ月〜1年 | 140人 | 27.1% |
| 1〜2年 | 262人 | 29.8% |
| 2年以上 | 223人 | 24.7% |
※1ヶ月未満は20人と少数のため参考程度にご覧ください。数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)に基づく自社調査の結果で、継続中の会員の自己申告によります。
始めた直後の5.0%から、4〜6ヶ月で32.8%まで一気に立ち上がります。ここが最初のピークです。そのあと少し下がるものの、1〜2年で29.8%、2年以上でも24.7%。1年たっても2年たっても、4人に1人はこの感覚を抱えたまま続けています。
言い換えれば、「上達してる気がしない」は通過するトンネルではなく、上達と並走し続けるものです。始めて数ヶ月の落ち込みについては3か月のハネムーン明けに来る谷を扱った記事で詳しく触れていますが、1年目以降に残るこの感覚は、少し性質が違います。
正体は「伸びた場所」と「測っている場所」のズレ
では、本当に伸びていないのでしょうか。ここで見るべきなのが、「一番得意だと感じるスキル」と「一番伸ばしたいスキル」を利用歴別に並べたときの動きです。
利用歴別「一番得意だと感じるスキル」の推移
1ヶ月未満(20人)
リスニングが得意
30.0%
スピーキングが得意
30.0%
1〜3ヶ月(179人)
リスニングが得意
38.5%
スピーキングが得意
22.9%
4〜6ヶ月(116人)
リスニングが得意
43.1%
スピーキングが得意
13.8%
7ヶ月〜1年(140人)
リスニングが得意
42.9%
スピーキングが得意
22.1%
1〜2年(262人)
リスニングが得意
47.7%
スピーキングが得意
16.0%
2年以上(223人)
リスニングが得意
43.5%
スピーキングが得意
16.6%
| 利用歴 | 得意:リスニング | 得意:スピーキング | 伸ばしたい:スピーキング |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月未満(20人) | 30.0% | 30.0% | 90.0% |
| 1〜3ヶ月(179人) | 38.5% | 22.9% | 73.7% |
| 4〜6ヶ月(116人) | 43.1% | 13.8% | 70.7% |
| 7ヶ月〜1年(140人) | 42.9% | 22.1% | 75.0% |
| 1〜2年(262人) | 47.7% | 16.0% | 68.3% |
| 2年以上(223人) | 43.5% | 16.6% | 64.6% |
※1ヶ月未満は20人と少数のため参考程度にご覧ください。数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)に基づく自社調査の結果で、継続中の会員の自己申告によります。
読み取れることは2つあります。
1つめ。「リスニングが得意」と答える人は、続けるほど増えていきます。30.0%から始まり、1〜2年で47.7%。聞き取れるようになったという自覚は、着実に積み上がっています。
2つめ。「スピーキングが得意」と答える人は、続けるほど減ります。始めた直後は30.0%あったのに、4〜6ヶ月で13.8%まで落ち、その後も20%前後で頭打ちです。それでいて「一番伸ばしたいスキル」はどの時期もスピーキングが最多(64.6〜90.0%)。
つまり、伸びている場所はリスニングなのに、自分の物差しはスピーキングに置かれたままという状態です。物差しを当てている場所が伸びていなければ、当然「上達していない」という結果が出ます。実際に「上達している実感がない」と答えた250人を見ると、得意なスキルはリスニングが44.0%で最多、伸ばしたいスキルはスピーキングが72.4%。ズレがそのまま数字に出ています。
リスニングは上達したように感じます。ただ、その分だけ、自分がスピーキングでアウトプットできていないことを最近になって強く感じるようになりました。
※アンケート回答を再構成した一例です。
この「聞けるのに話せない」という感覚そのものは、別の記事で構造から解説しています。ここで押さえたいのは、その感覚が生まれること自体が、聞く力が先に伸びた証拠だという点です。
「できないことが見えてきた」は、上達のサイン

始めたばかりの頃は、相手が何を言っているかもよく分かりません。だから自分の英語が通じているかどうかも分からない。「まあ何とかなっている気がする」で終わります。
ところが聞き取れるようになると、状況が変わります。相手の言い回しが聞こえる。自分の言った文がそれと違うことに気づく。言いたいことがあるのに単語が出てこないという瞬間を、はっきり自覚できるようになる。「できないことが見えるようになった」という状態は、見えるだけの力がついたということです。
これがやっかいなのは、上達すればするほど、見える「できないこと」も増えていくからです。だから「上達してる気がしない」が2年たっても24.7%残る。悪化しているのではなく、解像度が上がり続けているのです。
実際、この感覚を抱えている人ほどサービスへの評価が低いわけでもありません。「上達している実感がない」と答えた250人でも、NPS=顧客推奨度(友だちや知り合いにKimini英会話をすすめたいと思う気持ちを数値化した指標)は+42。全体の+50より低めではあるものの、十分にプラスの水準です。手応えのなさと、続ける価値の実感は、両立しています。
※NPS・満足度は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)に基づく自社調査の結果で、いずれも継続中の会員の自己申告によります。調査の対象・時期により結果は異なる場合があります。
成長に気づいた瞬間は、レッスンの外で来る
では、実際に成長に気づいた人は、どこで気づいたのでしょうか。自由記述を読むと、共通点がありました。ほとんどの人が、レッスン中ではなく、レッスンの外で気づいています。
進歩している実感はなかなかわきません。でも、海外の方と話すことへの恐怖がなくなった気がします。一緒に旅行する妹に「話せるようになったね」と言われて、初めてそう思えました。
最初は「お気に入りに登録した先生だけがいい」と言っていた子が、今では「いろんな先生とフリートークしたい」と言うようになりました。自信がついてきたことを親子で実感しています。
週1回くらいなら1年たって成長を感じられるかな、と思っていました。実際には3ヶ月ほどで発音の改善と聞き取りの向上を感じられて、始めてよかったと思っています。
※アンケート回答を再構成した一例です。
人に指摘された。行動が変わった。前は避けていたことを選ぶようになった。いずれも、テストの点数でも教材の進度でもありません。レッスンの中の自分を見ている限り、上達は見えにくい。比較対象が常に「今日の自分」だからです。
子どもの場合はさらに分かりにくくなります。毎日横で見ている保護者ほど、変化が小さすぎて気づけないからです。子ども向けの英会話の続け方を考えるときも、日々の出来より「半年前と比べて何が変わったか」で見るほうが実態に合います。
気づける形にするための3つの工夫

調査データから、実感を取り戻すために有効そうな工夫が3つ見えてきます。
1つめは、期限を決めること。「上達している実感がない」と答えた250人のうち、69.2%が「目標に特に期限は決めていない」と回答しました。期限がないと、達成したかどうかを判定する瞬間が永遠に来ません。半年後に英検を受ける、来年の旅行で自分から注文する。何でもいいので、判定日を作ることです。
2つめは、記録を残すこと。同じ250人が欲しいサポートとして挙げたのは、「学習進捗の可視化」40.0%、「定期的な成果レポート」35.6%でした。逆に言えば、記録がないから見えないということです。月に一度、同じテーマで3分間話して録音しておくだけでも、半年後に聞き返したときの差ははっきり分かります。
3つめは、比べる相手を変えること。昨日の自分と比べても差は出ません。1年前の自分、あるいは始めた日の自分と比べる。「あのとき自己紹介すら詰まっていた」という記憶と並べると、今の位置が見えます。
調査では、レッスンの継続そのものは十分に成立していました。「上達している実感がない」層でも34.0%が毎日、23.6%が週5〜6回学習しています。やめていないのに実感だけがない、というのが実態です。足りないのは学習量ではなく、測り方でした。
もし今、手応えのなさで迷っているなら、まずは半年後の判定日を1つ決めてみてください。これから始める方は、Kimini英会話の無料体験で最初の日の自分を記録しておくと、あとで比べる材料になります。
※無料体験の内容・回数・条件は変更される場合があります。最新の内容は公式サイトの案内をご確認ください。
よくある質問

1年続けても上達している気がしません。私だけでしょうか。
いいえ、最も多い悩みです。有料会員実態調査2026では「上達している実感がない」が学習を続ける上での一番のハードルとして26.6%で最多でした。利用歴1〜2年でも29.8%、2年以上でも24.7%の人が同じように答えています。続けている人の4人に1人が抱えている感覚です。
上達している実感がないのは、続けても意味がないということですか。
そうとは限りません。調査では「上達している実感がない」と答えた250人の総合満足も92.4%あり、全体の93.4%とほとんど変わりませんでした。また、続けるほど「リスニングが得意」と答える人は増えています。伸びている場所と、自分が測っている場所がずれているケースが多いと考えられます。
なぜ聞き取れるようになったのに、話せない感覚が強くなるのですか。
聞く力が先に伸びると、相手の言い回しと自分の英語の差が分かるようになるためです。調査では、続けるほど「リスニングが得意」と答える人が増える一方で、「スピーキングが得意」と答える人は減っていました。できないことが見えるようになったこと自体が、聞く力がついた結果といえます。
成長に気づくには、どうすればいいですか。
判定する日を決めること、記録を残すこと、比べる相手を1年前の自分にすることの3つが有効です。調査では「上達している実感がない」と答えた人の69.2%が目標に期限を設けておらず、40.0%が学習進捗の可視化を求めていました。月に一度、同じテーマで話した内容を録音しておくだけでも比較材料になります。
子どもの上達が見えないときは、どう判断すればいいですか。
日々の出来ではなく、行動の変化で見るのがおすすめです。前は決まった講師しか選ばなかった子が別の講師を選ぶようになった、学校の授業で手を挙げるようになった、といった変化は、点数より先に現れます。毎日横で見ている分だけ変化に気づきにくいので、半年前と比べる視点を意識してみてください。
※本記事のデータは「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件、継続中の会員が対象)に基づきます。体験談は、アンケートに寄せられた複数の受講者・保護者の声をもとに再構成した一例で、効果や感じ方には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。料金・キャンペーン・サービス内容は変更される場合があります。最新かつ正確な情報は公式サイトをご確認ください。
