わが家には中学生の息子がいます。
息子は、英単語や英文を読んで意味を考えることはできても、リスニング問題になると苦戦することもありました。
知っているはずの単語が出てきているのに、音声で聞くとすぐにはわからない。
文字で見れば理解できる英単語と、音声で聞いて理解できる英単語には、少し違いがあるようです。
この記事では、わが家で試してきた中学生のリスニング対策をご紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 単語の意味やつづりを知っていても、音がつながったり弱く発音されたりすると聞き取れないことがあります。
- 単語を覚える段階で意味・つづり・音をセットで確認することや、教科書のQRコード音源を使って聞く・読むをくり返すことが効果的です。
- 短い英文をくり返し聞くことや、好きなコンテンツを通して英語に触れる時間をつくることも、苦手意識を減らすきっかけになります。
単語を知っていても、聞き取れないことがある理由

テレビからマイケル・ジャクソンの「Beat It」が流れてきたときのこと。
サビの“Beat It”の部分で、息子から「何て言っているの?」と不思議そうに聞かれたことがありました。
どうやら、「ビデ」と聞こえ、トイレを思い浮かべたようです…
息子は beat と it 、それぞれの意味は知っています。
だから、単語だけで聞けば、きっと聞き取れたはず。
“Beat It”はカタカナにすると「ビート・イット」ですが、実際にはその通りに聞こえないので、なんといっているか分からなかったのでしょう。
英語では、単語と単語の音がつながったり、弱く発音されたりすることがあります。
そのため、単語の意味やつづりを覚えていても、耳に入った音をすぐに知っている単語と結びつけられない場合があります。
息子のように、beat と it をそれぞれ知っていても、続けて聞こえると、知っている単語だとすぐには気づけないことがあるのです。
わが家で試したリスニング対策

リスニング対策には、特別な教材が必要とは限りません。
わが家では、単語テストの勉強や学校の教科書を使いながら、英語の音に触れる機会を少しずつ増やしていきました。
単語は意味・つづり・音をセットにして覚える
単語を覚えるときは、意味やつづりだけでなく、実際にどのように発音されるのかも確認するようにしていました。
息子は単語を覚えるとき、ローマ字のように一文字ずつ読もうとすることがありました。
たとえば、“take” を「タケ」、 “Monday”を「モンダイ」といった感じです。
文字から想像した読み方のまま覚えてしまうと、実際の音を聞いたときに、知っている単語だと気づきにくくなってしまいます。
息子に「これ、どう読むの?」と聞かれたときは、Googleの音声をゆっくり再生し、実際の発音を一緒に確認するようにしていました。
カタカナで読み方を伝えるよりも、実際の音をゆっくり聞くほうが、つづりと発音を結びつけやすそうだったからです。
音を確認してからもう一度つづりを見ることで、文字と音の違いにも気づきやすくなります。
単語を覚える段階で意味・つづり・音をセットで確かめておくと、「知っているのに聞き取れない」単語を減らす助けになるように感じました。
教科書のQRコードや音源を使って、聞く・読むをくり返す
最近の教科書はQRコードが付いており、新出語句や本文、会話文などの音声を聞けるものが多いです。
単語を確認したあとは、教科書のストーリーや会話の流れの中で英語を聞くようにしていました。
単語や表現が、実際にはどのような速さやつながりで聞こえるのかを確かめるためです。
音源を聞くときは、ただ流すだけで終わらせず、音声と文字を行き来しながら取り組むのがおすすめです。
わが家では時間に余裕があるときは次のような順番で取り組んでいました。
- まずは文字を見ずに音声を聞く
- 聞こえた単語や、わかった内容を確認する
- 教科書やスクリプトで英文を見る
- 声に出して読む
- もう一度音声を聞く
最初に聞いたときには気づけなかった部分でも、英文を確認すると、すでに習った単語や表現が使われていたとわかることがあります。
意味を確認したうえで聞き直すことで、次に同じ単語が出てきたとき、音として気づきやすくなるはずです。
もちろん、毎回この順番で取り組んでいたわけではありません。
部活や宿題などで忙しい時は、聞けなかった日もあります。
聞ける日にまた取り組めば十分です。
ただ、できる範囲で続けることが英語に慣れるためには大切だと思いました。
また、音読では、発音を細かく直すことよりも、まずは英文を最後まで声に出して読むようにしていました。
短い英文をくり返し聞く
リスニング対策というと、長い会話文や英語動画をたくさん聞かなければならないように感じるかもしれませんね。
でも、最初から長い音源に取り組もうとしなくても大丈夫。
わが家では、教科書の数文や短い会話文など、意味がある程度わかっている英文を聞くようにしていました。
長い本文を一度に聞こうとすると、「わからない部分」が増え、途中で気持ちが切れてしまいます。
まずは短い範囲に絞り、聞いたあとに文字を確認し、声に出して読んでから、もう一度聞く。
これでも十分です。
知っている単語や表現が、文の中ではどのように聞こえるのかを少しずつ確かめることが、リスニングへの苦手意識を減らすきっかけになりました。
好きなコンテンツを通して、英語を聞く時間をつくる

学校のリスニング対策には、まず教科書の音源を使うのが取り組みやすいと思います。
その一方で、英語を聞くこと自体に抵抗がある場合は、子どもが興味を持てる内容を入り口にするのもよいでしょう。
わが家では、マインクラフトの解説動画が好きだった息子に、英語の動画を見せていました。
すべての英語が聞き取れるわけではなくても、映像から何をしている場面なのかを想像しながら見ていました。
知っているゲームの内容であれば、「何を言っているのだろう」と英語に耳を向けやすいようでした。
学校の勉強とは別に、好きな動画や音楽などを通して英語の音に触れる時間をつくるのも悪くないと感じています。
親子一緒に、無理なく続ける
家庭でできるリスニング対策と聞くと、親が発音を教えたり、英文を細かく説明したりしなければならないように感じるかもしれません。
わが家では、私が教えるというより、わからない単語が出てきたときに一緒に意味を調べたり、音声を聞いたりしながら進めてきました。
「全部聞き取れた?」と答えを求めるよりも、「聞こえた単語はあった?」「文字を見ながら、もう一度聞いてみようか」と声をかけるほうが、息子も取り組みやすそうでした。
教科書のQRコードや検索音声を使えば、発音に自信がなくても、子どもと一緒に確認できます。
前より聞こえる単語が増えたときや、文字を見たあとに「あ、これか」と気づけたときは、その小さな変化を一緒に喜ぶようにしていました。
短い時間でも英語の音に触れられる形を見つけて、無理なく続けていけたらよいかなと思っています。
まとめ
中学生のリスニング対策では、単語の意味やつづりを覚えるだけでなく、実際の音も一緒に確認することが大切です。
わが家では、単語テストの勉強でGoogleの音声をゆっくり再生したり、教科書のQRコードや音源を使ったりして、文字と音を結びつけるようにしてきました。
知らない単語をすぐに聞き取れるようになるわけではありません。
しかし、すでに意味を知っている単語を、音で聞いたときにもわかるようにしていくことはできます。
短い英文を聞き、文字を確認し、声に出して読んでからもう一度聞く。
こうした小さなくり返しを続けることで、リスニング問題への苦手意識を少しずつ減らし、英語の音にも慣れていけると思います。
無理のない範囲で続けていきましょう。
