「未経験から英文事務に転職したいけど、英語力に自信がない…。本当に自分でもできるのかな?」
そんな不安を抱えながら一歩を踏み出した私ですが、大学国際交流部門で英文事務として働くに至るまで、以下の道のりを歩んできました。
短期語学留学→TOEIC取得→派遣社員スタート→経験を活かしより良い条件のポジションへ。
元々は普通の日本語事務しか経験がなかった私が、どのようにして英文事務の扉を開けたのか。
そして実際に働いてみてわかった「リアルな仕事内容」についてもお伝えします。
未経験から英文事務を目指すあなたに、「これなら自分にもできそう」と思ってもらえる具体的な転職ストーリーとアドバイスをお届けします。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 短期語学留学→TOEIC取得→派遣社員→正社員転職という段階を踏むことで、未経験からでも英文事務への道を着実に切り開くことができる。
- 教授秘書や大学事務では、英会話よりもリーディング・ライティング力が重視される場面が多く、業務によって求められる英語スキルの比重は異なる。
- 市場価値を高める鍵は「英語+事務経験」などの掛け合わせにあり、TOEIC700点を目安に、就職後も学び続ける姿勢が成長につながる。
未経験から英文事務に転職するまでの流れ

まず私が未経験から英文事務に転職するまでの流れがどのようなものだったかをお話しします。
簡単にまとめると、以下の流れで転職を果たしました。
- 短期語学留学
- TOEIC取得
- まずは派遣社員として働き始める
- 転職し給与アップ
(※前提として、語学留学の前に事務職として3年の経験あり。)
これから詳細を説明していきます。
1. 短期語学留学
まず、オーストラリアにて約2ヶ月の語学留学をしました。
留学中は現地の語学学校に通い、英語の4技能(話す・聞く・読む・書く)を鍛えるコースを受講。
留学時点で日本の英会話学校に2年ほど通っていたため、基礎的な英語力はある状態でした(TOEIC700点前後)。
結果的には、それが正解だったと思います。
英語力がゼロの状態では、クラスや現地生活に慣れる前に2ヶ月が経過してしまい、語学学校での時間を無駄にしていたと思うからです。
これから語学留学を考える人にも、渡航前に英会話を習い英語を話すことに慣れておくことをオススメします!
2. TOEIC取得
留学から帰国し、TOEICを受験。
何回か受験して、最終的にスコアを800点程度まで引き上げました。
なお、800点以上などTOEICで高得点を取るには、学習過程において「やらないこと」を決めるのも大事だと感じました。
詳細はこちらにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
3. まずは派遣社員として働き始める
TOEICのスコアが整ったら、次はいよいよ仕事への応募です。
完全に未経験で、英文事務の正社員を目指すのはハードルが高いと考え、まずは派遣社員として働く道を選びました。
一度でも職歴を得られれば、そこからの転職は少し楽になると考えたからです。
これから未経験で就職を目指すなら、以下のような求人をチェックしてみることをオススメします。
- 派遣社員の求人
- 「未経験可」と書かれている求人
- パートタイムで募集している求人
面接は難しくなく、TOEICのスコアを満たしていた+事務の経験があったことで問題なく採用され、大学の教授秘書として期限付きで働きました。
4. 転職し給与アップ
派遣社員として1年働いたのち、同じ大学の国際部門の英文事務に転職しました(同じ大学でも採用スキームは完全に別でした)。
すでに大学の書類作成の独自ルールを知っていたこと、各学部のつながりなどを理解していたことも評価され、採用に至りました。
英語面接もありました。英語を話すことが多いポジションに応募するなら、英語で自己紹介や志望動機を言う準備もしておいた方がいいです!
派遣社員ではなくなったため、給与もアップし、満足のいく転職となりました。
英文事務の実際の仕事内容

ここからは、実際に英文事務としてどのような仕事をしてきたのか、どのようなスキルが求められたかなどをまとめていきます。
教授秘書
まず教授秘書の仕事です。
仕事内容
主な仕事は以下のものでした。
- メール、電話対応
- 来客対応
- 教授のスケジュール管理
- 会議資料作成
- 資料翻訳
英文事務とはいえ、日本人とのやりとりもあったので、普段は英語:日本語=5:5の割合で使用していました。
学会など大きなイベントがあるときは、海外の協定大学からも来客があり、英語の使用頻度が一気に高まりました。
求められた英語スキル
| スキル | 使用頻度 |
|---|---|
| リーディング | ★★★★★ |
| リスニング | ★★☆☆☆ |
| スピーキング | ★★☆☆☆ |
| ライティング | ★★★☆☆ |
大学事務
次に、大学の国際部門の英文事務として働きました。
仕事内容
主な仕事は以下のものでした。
- メール、電話対応
- 学生対応
- 留学プログラム運営
- 会議資料作成
- 契約書翻訳
学生対応が多い部署だったので、日本人学生や留学生と日本語や英語でやりとりする日々でした。
留学プログラムの運営では、協定のある海外大学とのコミュニケーションで英語を毎日のように使用していました。
求められた英語スキル
| スキル | 使用頻度 |
|---|---|
| リーディング | ★★★★★ |
| リスニング | ★★★☆☆ |
| スピーキング | ★★★☆☆ |
| ライティング | ★★★★☆ |
これから英文事務を目指す人へのアドバイス

最後に、未経験から英文事務に転職した私の経験を通じて、強くオススメしたいポイントを3つお伝えします。
スキルの掛け合わせを狙う
英文事務で一番市場価値が高いのは、「英語+α」の人材です。
私自身、前職の日本語事務経験があったおかげで、資料作成のスピード感やスケジュール管理のノウハウをそのまま活かせました。
英語ができるだけの人より、「事務として業務を回せる+英語が使える」人の方が、採用担当者に「即戦力感」を与えやすいです。
オススメの掛け合わせ例:
- 事務経験+英語
- 秘書・総務経験+英語
- 会計知識+英語
- IT知識(プログラミングやAIなど)+英語
「自分には特別なスキルがない」と思っている人も、今までの職歴やスキルを一度分解して「英語と組み合わせたら強みになる部分」を探してみてください。意外と見つかります!
TOEICは700点はほしい
正直に言うと、TOEIC650点でも求人はあります。
しかし、書類選考を安定して通過し、面接で自信を持って話すためには700点以上を目安にしておくと安心だと思います。
特に大学や研究機関の国際交流部門では、海外の研究者や大学担当者とのメールや、招へい書類の作成などが発生します。
700点レベルだと「読み書きで困らない」基盤ができ、面接官にも「この人は自分で業務を回せそう」と印象づけられます。
スコアが届かない場合は、実際の業務を意識した学習が近道です。
TOEICのPart7だけでなく、英文メールテンプレート集などを使って毎日1文書いてみるだけでも実務に役立つはずです。
就職できても勉強は続ける意識でいるといい
これが一番大事なポイントかもしれません。
英文事務に就職した瞬間がゴールではなく、スタートです。
就職後に一番成長を実感したのは、毎日発生する「実務英語」です。
最初は「この表現で合ってる?」と調べながら書いていたメールが、半年後には調べずにスラスラ書けるようになります。
オススメの継続学習法:
- 仕事で出てきた英文をすべてメモ&復習
- 週1回は海外ニュースを英語で読む
- 可能であればオンライン英会話で週1〜2回話す
私の場合、英文事務になって約3年後に、TOEICが800点前後から950点まで上がりました(この間、TOEIC専用の勉強はほとんどしていなかったです)。
また、スコアが上がるだけでなく、「仕事で使える英語」が確実に増え、自信にもつながりました。
まとめ
未経験から英文事務への転職は十分可能です。
私は日本語事務からの転職でしたが、留学・TOEIC勉強・派遣スタートを経て、最終的には大学国際交流部門というグローバルで刺激的な環境で働けるようになりました。
現在は退職していますが、前職の事務スキルと英語を掛け合わせることで、毎日やりがいを実感することができました。
最初は不安だらけでも、学び続ける姿勢があれば必ず道は開けます。
英文事務を目指すあなたに、心からエールを送ります。頑張ってください!
