「GTECのスピーキング、何をどう対策すればいいか全然分からない」
「周りにGTECの対策を教えてくれる人がいない」
「一般的なオンライン英会話ではGTEC対策ができない。専門のコースを探している」

GTECは多くの高校で実施される英語4技能の検定試験ですが、特にスピーキングセクションの対策に困っている生徒・保護者の方は非常に多いです。英語の授業や一般的なオンライン英会話では、GTEC特有の問題形式には対応しきれないのが現実です。

今回はKimini英会話の「GTEC®対策講座 模擬試験」を実際に受講し、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場から、レッスンの内容・難易度・学習効果を正直にレビューします。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Kimini英会話の「GTEC®対策講座 模擬試験」は、GTECスピーキングテストの全パートを本番形式で繰り返し練習できる実用的なコースである。
  • 1レッスン内で「試験→フィードバック→試験→フィードバック」のサイクルを2回行う設計で、改善点をその場で試して定着させやすい構成になっている。
  • 初受験者や英語初級者にも取り組みやすい一方、モデルアンサーの汎用性にはやや物足りなさが残り、長文読解に不安がある人には事前に基礎固めが推奨される。

Kimini英会話とは

Kimini英会話は、80年以上の教育実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。講師は英語を第二言語として習得したフィリピン人の方々で、丁寧で分かりやすい指導に定評があります。160以上の多彩なコースから目的やレベルに合わせて選べるのが魅力で、全国の教育機関での導入実績も多く、信頼性の高いサービスです。

レッスン紹介

gtec2

今回受講したのは「GTEC®対策講座 模擬試験」です。GTECのスピーキングテスト(Basic・Advanced)の対策ができるコースで、各パートの模擬試験を通じて問題形式に慣れることができます。講師によるフィードバックと解答例を通じて、試験攻略のポイントをしっかり身につけることができます。

レッスンの内容

このコースは以下の2種類のレッスンで構成されています。

  • 「Part A 音読問題 & Part D 意見陳述問題対策編」
  • 「Part B 応答問題 & Part C イラスト描写問題対策編」

パートごとの模擬問題で問題形式に慣れながら、模擬試験後に講師のフィードバックを受けられます。

レッスン一覧

模擬試験 タイトル 内容・特徴
模擬試験(1) Part A & D GTECのスピーキングテストのPart A・Dを想定した模擬試験を実施。その後に講師がアドバイスを行う。
模擬試験(2) Part B & C GTECのスピーキングテストのPart B・Cを想定した模擬試験を実施。その後に講師がアドバイスを行う。
模擬試験(3) Part A & D GTECのスピーキングテストのPart A・Dを想定した模擬試験を実施。その後に講師がアドバイスを行う。
・・・ ・・・ ・・・
模擬試験(14) Part B & C GTECのスピーキングテストのPart B・Cを想定した模擬試験を実施。その後に講師がアドバイスを行う。
模擬試験(15) Part A & D GTECのスピーキングテストのPart A・Dを想定した模擬試験を実施。その後に講師がアドバイスを行う。
模擬試験(16) Part B & C GTECのスピーキングテストのPart B・Cを想定した模擬試験を実施。その後に講師がアドバイスを行う。

レッスンの流れ

ステップ 内容
1. 模擬試験① GTECのスピーキングテストを想定した形式で模擬試験を行う。
2. 講師からのフィードバック 模擬試験①の回答に対して講師がフィードバックを行う。
3. 模擬試験② フィードバックを踏まえ、再度模擬試験を行う。
4. 講師からのフィードバック 模擬試験②の回答に対して講師がフィードバックを行う。

1レッスンの中で「試験→フィードバック→試験→フィードバック」のサイクルを2回行う設計です。フィードバックをもらった直後に再挑戦できるため、改善点がその場で定着しやすい構成になっています。

レッスンレビュー

gtec1

今回は模擬試験(1)「Part A & D」を受講した感想をお伝えします。

率直な感想

GTECを初めて受験する人でも無理なく取り組める設計でした。私自身、GTECについて深い事前知識があるわけではなかったため、初受験の生徒と同じ気持ちでレッスンに臨みました。その視点から言うと、問題形式に戸惑うことなく進められたのは大きなポイントです。

指示文が日本語で書かれているので安心できます。英語の試験対策コースでありながら、何をすれば良いかの説明が日本語で提示されるため、初めてでも迷いなく進められます。「英語の試験」に慣れていない生徒でもスムーズにスタートできます。

楽しかったところ

自分の発話に対して、具体的なフィードバックがもらえました。「意見はよく言えている」「内容は伝わるが、このように言うとより正確に伝わる」といった形で、曖昧な評価ではなく改善の方向が明確になるフィードバックをもらえます。「何がいけなかったか分からないまま終わる」という状態にならない点は、このコースの大きな強みです。

難しかった点・受講生がつまずきそうなポイント・教材への要望

Part Dの意見陳述問題は、発想力が求められます。今回のテーマは「都会に住むより田舎に住む方が快適である」という主張に対して自分の意見を述べる内容でした。意見そのものは言えても、「理由と具体例がとっさに出てこない」という生徒は多いはずです。

現状のコースではモデルアンサーが提示されますが、汎用性という点では少し物足りないと感じました。例えば賛成意見であれば「空気がキレイ」「自然があって健康的」「地域のつながりで助け合える」のように、理由・具体例のヒントをパターン別に提示してもらえると、他のテーマにも応用できる思考の枠組みが身につきます。

特に小中学生の場合、英語への自信がないほどモデルアンサーの丸暗記に頼りやすくなります。英語を通じて「発想を広げる力」「他の問題にも使える考え方のパターン」を一緒に学べる構成になると、このコースの教育的な価値がさらに高まると感じました。

保護者目線での考察|向いている人・向いていない人

保護者目線での考察|向いている人・向いていない人

GTEC®対策講座 模擬試験コースを受講してみて、このコースに向いている人、向いていない人を解説します。

このコースが向いている人

GTEC受験を控えている方。本番と同じ形式で繰り返し練習できるため、試験当日の流れへの慣れと回答精度の向上を効率よく進められます。特にスピーキングセクションは独学での対策が難しい部分のため、このコースの価値は大きいです。

ディスカッションの練習をしたい英語初級の方。一般的なディスカッションコースはハードルが高いと感じる方でも、このコースであれば問題形式が決まっているため取り組みやすいです。「意見を述べる」練習の入り口として、ちょうど良い難易度です。

このコースが向いていない人

長めの英文を読むのが難しい方。Part Aの音読問題ではまとまった英文が提示されます。基礎的な英単語の読み取りが難しい状態だと、発音以前に内容の理解に追われてしまう可能性があります。まずは中学英語レベルの読解力を固めてからこのコースに臨むのがおすすめです。

まとめ

「GTEC®対策講座 模擬試験」を体験して感じたのは、GTECのスピーキング対策を本番形式で繰り返し練習できる、市場でも珍しい実用的なコースだということです。

  • GTECのスピーキングテストの全パートを模擬形式で繰り返し練習できる
  • 指示が日本語で書かれているため、初受験でも迷わずスタートできる
  • 1レッスン内で「試験→フィードバック→試験→フィードバック」のサイクルを2回行う設計
  • 「意見はよく言えているが、こう言うとより正確」という具体的なフィードバックが得られる
  • 初級者でもディスカッション形式の練習に取り組める難易度設定

GTECのスピーキング対策は、一般的なオンライン英会話では難しい部分です。専用コースで問題形式に慣れながら、フィードバックを積み重ねることが本番スコアアップへの最短ルートです。

author avatar
Tommy 英語講師・英語教育ライター / English Instructor & Education Writer
英語指導歴17年、指導生徒数2000人以上。英検準1級・TOEIC875点を保持し、受験英語からビジネス英語まで幅広く指導。海外勤務経験も活かし、実践的な英語学習情報を発信している。