会話で「オッケー」と言う代わりに「オキドキ」と言う場合があります。軽くおちゃらけたニュアンスの「オキドキ」ですが、これは英語圏でも使える表現なのでしょうか。

普段から会話で使っても大丈夫か?仕事場や目上の方にも使ってもいい表現なのか?今回は例文を参考に「オキドキ」についてお話してきます。

「オキドキ」は英語でどう書く?

「オキドキ」は英語でどう書く?

「オキドキ」は英語で “Okey Dokey”と書きます。英語で言う場合は「オーキードーキ」のような言い方で発音します。また、”Okey-Dokey”と真ん中にハイフンを書いて表現する場合もあります。ここでは “Okey Dokey”のスペル表現を使っていきます。

「オキドキ」の意味は?

“Okey Dokey”は、「OK」という意味です。古くから使われているOKのスラングのようなもので、”OK OK”と”OK”を二回繰り返していうのが”Okey Dokey”になったようなものだと考えてよいでしょう。日本語として「合点承知の助」と面白く「分かったよ」「大丈夫だよ」「了解」を言うように、 “Okey Dokey”もおちゃらけたニュアンスとして「了解」の返事をする場合に使えます。

意味は”OK”ですが、いつ、どのような状況で使うことができるのでしょうか。以下見ていきましょう。

“Okey Dokey”の語源は?

“Okey Dokey”は、”OK”が語源となっていますが、”OK”そのものは、”all correct”という言葉で韻を踏む遊びをしていたところから始まったと言われています。これにより”all correct”が”OK”となり、”OK”を韻を踏む言い方をして”Okey Dokey”となったと言われています。この”Okey Dokey”は1930年頃から使われるようになったと言われています。

また、1984年の「インディージョーンズ魔宮の伝説」という映画で”Okey Dokey”が使われていたことからさらに広く使われるようになりました。

以下、”Okey Dokey”の使い方を紹介します。

“OK”と了解したときの”Okey Dokey”

“Okey Dokey”は、”OK”と意味が同じなので、”OK”と返事をしたい場合にそのまま使えます。親しい友人や家族などから何か伝えられて「了解」とカジュアルに言いたいとき”Okey Dokey”と返事をします。

Aさん
I will be a littele late so can you wait at the cafe for a while?
訳)ちょっと遅れそうだからカフェで少し待っててくれる?
Bさん
Okey Dokey!
訳)了解!

ただ、”yes”と答えられる場合で”Okey Dokey”を使うと「はいはい」「はいはい、わかったよ」というニュアンスで少しやる気がないけど了解だよ、と返事をしている様子を表現します。

Aさん
Hey, can you clean up the floor now because your uncle is visiting this afternoon.
訳)今日の午後におじさんがくるから床を掃除してくれない?
Bさん
Oh, Okey Dokey!
訳)うーん、分かったよ!

相槌としての”Okey Dokey”

軽く相槌を打つ時も”Okey Dokey”を使います。「いいよ」と肯定の返事をする場合に使います。

友達に遊びなどを誘われたときや、頼まれご戸をされた場合にカジュアルに相槌をするときに”Okey Dokey”を言います。

Aさん
Hey do you want to try the new bar we were talking about tonight?
訳)今夜、前話していた新しいバーに行ってみない?

Bさん
Okey Dokey! How about 7 o’clock?
訳)いいよ!7時はどう?

間を埋める時に使う”Okey Dokey”

間を埋める時に使う"Okey Dokey"

「では」「えっと」と会話の文章の間に使う表現として”Okey Dokey”が使えます。

Aさん
Okey Dokey, tell me the answer to this question.
では、この問題に対する答えを教えてください。

例えば、話題を切り替えたい場合には”well” “well well well” “so”などと言いますが、”okey dokey”も同様に使えます。

Aさん
That’s all for  today. Okey dokey, time for lunch!
訳)今日はこれでおしまいです。それでは、ランチにしましょう!

考えているときにとりあえず発する「えーっと」という意味としても使います。

Aさん
Okey Dokey…What should I cook with these vegetables.
さあて、この野菜で何を料理しようかしら。

話を始めるときの”Okey Dokey”

「さて」「それでは」「えっと」と日本語でも話を始めるときに何か言葉を添えます。英語では”well”とも言いますが”Okey Dokey”ということもできます。

Aさん
Okey Dokey, today’s topic is how to advertise our new products online.
訳)では、今日のトピックは我々の新商品をどうやってオンラインで広告を打っていくかです。

また、さっき話していたことと違う話をして話題を変えたい場合にも使います。

Aさん
So that’s what happened last night! Isn’t it amazing?
訳)これが昨夜起こったことなのよ。凄いでしょ?
Bさん
Yes. I’m glad that you had such a great experience. Okey Dokey, I have to go pick up my daughter!
訳)いいね、そんな素敵な経験をしたなんて私も嬉しいわ。さあて、娘を迎えに行かなきゃ!

“Okey Dokey”は少し古い?ジョークのように聞こえる?

日本語でも「OK牧場」「合点庄之助」と言うように、”Okey Dokey”もすこしオヤジギャグのエッセンスがあります。また、1980年頃に流行った言葉なので少し古く聞こえることもあります。そのことも知った上で、場を選んで使うようにしましょう。

そのため、目上の方やビジネス相手に使うことは避けたほうが良いでしょう。ただ、面白みのある表現なので、親しい仲やカジュアルな場では使っても良いです。

“Okey Dokey”の類語

“OK”の意味としての”Okey Dokey”の類語としては”All right” “Got it” “Of course” “No worries” “No problem”などが挙げられます。

「えっと」という意味の”Okey Dokey”の類語としては”Well” “So”などが挙げられます。

“Okey Dokey”は”OK”としてカジュアルに使える言葉

“Okey Dokey”は、”OK”として広い意味をもつ言葉です。「了解」という返事をしたい場合にも使えますし、話題を変えるつなぎ言葉にも使えます。ただ、少し古いニュアンスとオヤジギャグの要素もあるので、使うときは場をわきまえて使えられるとよいでしょう。リズムも良いフレーズなので、自然に使えるように例文を見て使えるようにしておくと良いでしょう。

【関連記事】