「借金の英語表現を完全習得しよう!」
皆さんは英語で「借金」を表現できますか?
こちらの記事では、英語学習者向けに、借金を表す英語表現の種類や使い方、さらには具体的な例文を紹介します。
借金に関する英語表現が分からなくて困っている人や、英語で借金について話したいと思っている人は必見です!
「借金」を英語で表現する方法
まずは、「借金」を意味する英単語を4つ紹介していきます。
- “debt”
- “loan”
- “mortgage”
- “obligation”
それぞれの単語の意味や使い方・例文を確認していきましょう。
“debt”
“debt”は、「借金」を意味する最も一般的な英語表現です。
これは、ある一方が他方に対して負っている金銭や何らかの債務を指します。
品詞は「名詞」であり、他にも「恩義」や「負債」を意味することあるのです。
訳)私は学生ローンの借金がたくさんあります。
訳)学生ローンも借金の一種なので、返済が滞るとブラックリストに載ることを意識してね。
訳)私のボーイフレンドは今ひどい借金を抱えています。
訳)僕は彼に深い恩義がある。彼にお金を貸すのは厳しいけれど、彼に仕事をあっせんすることはできるよ。
“be in debt”で、「借金を抱えている」という意味ですが、”be in debt to ~”とすると、「~に恩義がある」という意味になります。to ~ が付くだけで、”in debt”の意味が変わってしまうので、要注意です。
ちなみに、「負債」の対義語の「資産」は英語で、”asset”と表現します。
“loan”
“loan”は、日本語の「ローン」に相当する英単語です。
この単語は、お金を貸す行為や、後で返済する意図で他者から借りた金額を表します。
通常は利息を伴うものであり、いわゆる「貸付金」です。「車のローン」や「学費ローン」などがあります。
訳)新しい車を買うためにローンを組む必要があります。
訳)私は大学の学費が高いので、学費ローンを組みことを決めました。
訳)日本では、大学進学資金を調達する手段として、奨学金と教育ローンがあります。
訳)その2つの違いは何ですか?
訳)奨学金は、学生本人がローンを組んで返済しますが、教育ローンは保護者がローンを組んで返済します。
訳)また、奨学金には給付型と貸与型があり、学業と収入の基準によって受給資格が決定される。
“mortgage”
“mortgage”は、「住宅ローン」に相当する英語です。mortgageの発音は、「モーゲージ」となり、”t”は発音しません。
“mortgage”も ”loan” もどちらも借金を意味する単語ですが、何が違うのかというと、”mortgage”は住宅や土地、ビルなど不動産の購入という明確な目的がある借金の指します。不動産を担保に入れて、借金をするときに”mortgage”を使います。
2008年に「リーマンショック」が起きましたが、そのきっかけとなったのは、米国で住宅市場の悪化によるサブプライム住宅ローン危機だったと言われています。
訳)リーマン・ショックは、サブプライム住宅ローン危機のクライマックスだったと言われています。
「リーマンショック」は “The bankruptcy of Lehman Brothers” と訳されます。”bankruptcy”は「破産」「破綻」という意味です。
“obligation”
“obligation”は、何らかの義務や責任を果たすことを意味し、しばしば道徳的または法的な責任に基づいています。
直訳は「義務」や「恩義」、「債権」などになり、使われる状況によって色々な意味を持つ単語です。”obligation”が「法的義務」という意味で使われるのは、主に契約書など法的文書においてです。その法的義務には、「支払い義務」も含まれます。
発音は「オブリゲイション」でも伝わりますが、アメリカ英語で発音したい場合は「アブリゲイション」と言いましょう。
訳)契約書の法的義務には、支払い義務も含まれています。
「借金」に関連する表現
次は、「借金」に近しい意味を持つ表現を確認していきましょう。
- 借金返済:“debt repayment”
- 借金地獄:”debt trap”
- 借金取り:“debt collector”
それぞれの単語の意味や使い方、例文を解説します。
借金返済:“debt repayment”
“debt repayment”は、「借金の返済」や「債務の返済」を意味する表現です。
“repayment”単体には「返済」という意味があります。
複合名詞となるので、セットで覚えておくことが重要です。
訳)債務返済のスケジュールは5年以上になってる。
「借金を返済する」は “repay one’s debt(s) “ですが、「借金を完済する」の場合は “pay off one’s debt(s)”となります。
訳)彼はやっと住宅ローンを完済しました。
訳)彼が借金を完済するまでに、どれぐらいかかりましたか?
訳)20年かかりました。
借金地獄:”debt trap”
“debt trap”には、「借金地獄」や「負債の連鎖」という意味があります。
“trap”単体では、「罠」という意味があるので、借金の罠にハマるようなイメージです。
訳)多くの人が、高利のローンによって借金の罠にはまる。
借金取り:”debt collector”
“debt collector”には、「借金取り」や「債権回収業者」という意味があります。
“collector”単体では、「集める人」という意味があり、例えば「カードコレクター(Card collector)」のような使い方もできるのです。
訳)借金の取り立て屋が、未払い金の取り立てのために連絡してきた。
「借金」の実戦練習|例文紹介
最後に「借金」を使った実戦練習をしていきましょう。
対話形式の例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。
“debt”の例文紹介
訳)ねえ、新しい車を買う予定って聞いたけど。それを一括払いするのか、ローンで買うのかどっちなの?
訳)ローンを組もうと思ってるよ。現金で買うための貯金があるわけじゃないからね。
訳)ローンは気を付けてね。しっかりと返済しないと、多額の借金を背負うことになるよ。
訳)もちろんだよ。しっかりお金の管理して、遅れないように返済するよ。
“loan”の例文紹介
訳)起業したいのですが、資金面の援助が必要です。ビジネスローンを利用したことはありますか?
訳)はい、あります。起業資金として銀行から融資を受けました。
訳)融資の手続きは難しかったですか?
訳)簡単でした。過去3年間の自分の確定申告の書類を提出して、自分のビジネスプランが実行可能であること示しました。
“mortgage”の例文紹介
訳)日本銀行がマイナス金利政策を解除したから、住宅ローンの金利も上がるらしいです。
訳)住宅ローンの金利には固定金利と変動金利があるけど、どちらの金利が住宅ローンに影響するのだろう?
訳)変動金利を選ぶと、金利が大幅に上がるリスクがあるため、固定金利を選ぶのが無難だと思います。
“obligation”の例文紹介
訳)友達からお金を借りたんだけどさ、早く返さなきゃって思ってるんだよね。
訳)それは返さなきゃいけないね。お金の約束はしっかりと守ることが重要だよ。
訳)そうだね。友達をほったらかしにして、関係性にが悪くなるのは嫌だし。
訳)自分が返済義務を果たすことの重要性を認識しているのは良いことだよ。
”be obliged to ~”で「~する義務がある」という意味です。
“fulfill one’s payment obligations”で、「返済義務を果たす」という意味になります。
まとめ
今回の記事では、英語で「借金」を表す様々な単語とその使い方について紹介しました。3つの言い方を最後に復習していきましょう。
- “debt”
- “loan”
- ”mortgage”
- “obligation”
英語を使った「借金」の表現は、日常会話やビジネスの場でも頻繁に使われる表現の一つです。
今回の記事を参考に、「借金」を正確に伝えるための表現を学び、英語力の向上に役立ててみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。