「自宅でできるから続けやすそう」
オンライン英会話や通信教育などに、このような印象を持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。
わが家でも、送迎が不要で自宅で学べることに魅力を感じて、オンライン英会話とスマイルゼミを受講しています。
しかし実際に始めてみると、「家庭でどう習慣化するか」が思っていた以上に難しいことに気づきました。
同じ頃、いとこもオンライン学習を始めましたが、「たまってばかりで続かない」といった理由から、しばらくしてやめてしまいました。
その様子を見て、「続けられるかどうかは教材ではなく、家庭でどう回すかが大切なのではないか」と感じたことを覚えています。
今回は、スマイルゼミとオンライン英会話を続ける中で見つけた、親の負担を増やさず学習を習慣化するための工夫をご紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 「空いた時間にやろう」という方法は、毎日の判断が親の負担になり続きにくい。考えなくても始められる仕組みが大切。
- 「まず宿題、そのあとオンライン学習」など生活の流れに学習を組み込むと、声かけの回数が自然と減る。子どもも自分から取りかかりやすくなる。
- 学習の進捗確認や計画づくりを子ども自身に任せると、主体的に学ぶ姿勢が育つ。親が管理し続けなくても学習が回るようになる。
「空いた時間にやる」は続かなかった

オンライン学習を始めた頃は、「空いた時間にやろう」と考えていました。
学校から帰ってきた様子を見ながら、
「今日は宿題のあとかな」
「夕飯の前にやろうか」
その日ごとに学習時間を決めていたのです。
一見、子どもの予定や体調に合わせられる柔軟な方法のようでした。
しかし、実際には毎日「いつ始めるか」を親が考えなければならず、それが少しずつプレッシャーになっていきました。
子どもにとっても、遊びや宿題をしている途中で「そろそろ学習を始めよう」と気持ちを切り替えるのは簡単ではありません。
そのため、学習そのものよりも、「いつ始めるか」を考えることが負担になっていたように思います。
また、毎日のように「今日はいつやる?」「今始められる?」と声をかけることは、親にとっても意外と大きな負担でした。
送迎は必要ありませんが、その分、家庭の中で学習時間を管理する役割が親に移っていたのです。
振り返ると、続かなかった原因は子どものやる気ではなく、「考えなくても始められる仕組み」ができていなかったことでした。
そこで、「その日によって決める」のではなく、生活の中で無理なく回せる方法を意識するようになりました。
時間の使い方を少し見直しただけで、毎日の声かけや判断が減り、学習を続けるハードルも少しずつ下がっていったのです。
親の負担を減らすために見直したこと

私は、「毎日大変」と感じていた原因を振り返り、生活の中で何を変えれば無理なく続けられるのかを考えました。
その結果、「親が頑張る」のではなく、「親が頑張らなくても回る仕組み」をつくることが大切だと気づきました。
特に見直してよかったと感じていることが、次の3つです。
オンライン学習を生活リズムに組み込む
最初に見直したのは、学習時間ではなく生活の流れです。
わが家では、
- 帰宅
- 学校の宿題
- スマイルゼミ
- オンライン英会話
- 自由時間
という順番を基本にしました。
もちろん、習い事や学校行事がある日は、このとおりに進まないこともあります。
それでも、「まず宿題、そのあとオンライン学習」という大まかな流れだけは変えないように意識しました。
以前のように、「今日は何時から始めよう」「夕飯の前にできるかな」と毎日考える必要がなくなり、親が声をかける回数も自然と減っていきました。
子どもにとっても、「この時間になったら取りかかる」という流れが少しずつ定着し、「そろそろスマイルゼミをやるね」と自分からタブレットを開くことも増えていきました。
学習を特別な予定として考えるのではなく、歯磨きや宿題と同じように生活の一部として組み込んだことで、親子ともに無理なく取り組めるようになったと感じています。
子どもが自分で気づける仕組みをつくる
学習を始めた当初は、
「スマイルゼミやったの?」
「そろそろレッスンの時間だよ」
と、何度も声をかけていました。
親が管理しなければ学習は進まないと思っていたからです。
しかし、毎日同じように声をかけ続けていると、子どもは「言われたらやる」という状態になり、学習を自分ごととして捉えにくくなっていることに気づきました。
そこで意識したのは、親が管理することではなく、子ども自身が学習の状況に気づける仕組みをつくることです。
たとえば、月末にはスマイルゼミの学習状況を一緒に確認する時間をつくっています。
その際に大切にしているのは、進度を評価する場ではなく、現状を確認する場にすることです。
「今月はどのくらい進んだ?」
「来月分まで進められそうな講座はある?」
と声をかけ、「もっとやりなさい」「今月は遅れているね」といった言葉はできるだけ使わないようにしています。
良い・悪いを判断したり、できていないことを指摘したりするのではなく、子ども自身が「今はここまで進んでいるんだ」と客観的に気づけるように意識しています。
すると、長女は画面を見ながら、
「あと少しで今月分が終わりそう。」
「来月分も少し進めておこうかな。」
と、自分から次の講座に取り組むことが増えてきました。
親が答えを示すのではなく、子ども自身が現状を把握し、「次はどうしよう」と考える機会をつくることで、少しずつ主体的に学習へ向かう姿勢が育っていったように感じています。
子ども自身が学習の状況に気づけるようになると、親が管理し続けなくても、少しずつ自分で学習を進められるようになりました。
学習計画は子ども自身に決めてもらう
もう一つ意識したのは、学習計画を親が組み立てすぎないことです。
以前は、
「今日はこの講座をやろう」
「次はこのレッスンにしよう」
と、学習内容を私が決めていました。
その方が効率よく進むと考えていたからです。
ところが、それでは毎回親が考えなければならず、子どもも「言われたことをこなす」だけになってしまいます。
そこで、学習する時間や生活の流れだけは親が整え、その中で何に取り組むか、どのように進めるかは子ども自身に考えてもらうようにしました。
最初は、
「今日は算数から始める」
「国語はあとでやる」
と、その日に取り組む講座や順番を決めるところからスタートしました。
それが習慣になると、「今週中にここまで終わらせよう」「週末はダンスがあるから、今日は少し多めに進めておこう」と、一週間単位で予定を考えられるようになっていきました。
さらに、夏休みなどの長期休みには、「旅行の日はできないから、その前に進めておこう」「今月中にここまで終わらせたい」と、自分で見通しを立てながら計画する姿も見られるようになりました。
もちろん、計画どおりに進まないこともあります。
そのようなときも、「これからどうすれば進められそうかな?」と一緒に考えるようにしています。
一日の学習を自分で決める経験は、小さなことのように思えるかもしれません。
しかし、その積み重ねが、一週間、一か月、さらには長期休みまで見通して計画を立てる力につながっていきました。
オンライン学習は、知識を身につけるだけでなく、自分で学習を管理し、計画を立てる力も育てられると実感しています。
親がすべて決めるのではなく、子どもが自分で考える機会を少しずつ増やしていくことが、主体的に学ぶ姿勢を育てることにもつながるのではないでしょうか。
まとめ|オンライン学習を続けるために大切なこと

オンライン学習は、自宅で気軽に始められる一方で、家庭の中で学習時間を確保したり、習慣化したりする難しさもあります。
大切なのは、一日の学習量にこだわることではなく、無理なく続けられる仕組みをつくることです。
生活リズムの中に学習を組み込み、子ども自身が学習の状況に気づき、自分で計画を考える機会を少しずつ増やしていくことで、親が管理し続けなくても学習を進められるようになります。
もちろん、予定どおりに進まない日もあるでしょう。
そのような日があっても、「また明日から続けよう」と気持ちを切り替えることが、無理なく続けることにつながります。
オンライン学習は、親がすべてを管理するものではなく、子どもが少しずつ「自分で学ぶ力」を育てていく場でもあります。
まずは生活の中に無理なく取り入れられる仕組みをつくり、それぞれの家庭に合った続け方が見つかるといいですね。
