子どもの英語学習が一度止まってしまったとき、「このままやめてしまうのではないか」と不安になる保護者の方も多いのではないでしょうか。
長女も英検5級合格後、英語学習のペースや向き合い方が変わった時期がありました。
その時、子どもがもう一度前向きに英語へ向かえる時間をつくることも大切なのだと感じるようになりました。
少し気持ちを整える時間を過ごした娘は、その後、再び英語学習へ向かうことができました。
今回は、一度離れたように見えた英語学習を、娘がどのように再スタートできたのか。その過程で、親として感じたことを紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 英検5級合格後、娘が学習の負担に追い込まれていることに気づき、完全にやめるのではなく気持ちを整える「充電期間」をつくることにした。
- レッスン頻度を減らし試験対策は一旦休む一方、無理のない範囲で英語との接点は残し、次の目標までの見通しを持ちながら娘のタイミングを待った。
- 英語に追われない時間ができたことで、娘の中で英語が「やらなければいけない勉強」から「知りたい時に自分から関わるもの」へと変化し、再スタートにつながった。
娘の本音

長女がオンライン英会話を始めたのは、小学3年生の後半でした。
最初は、英語で聞こえてくる音をまねすることから始まり、少しずつ単語や表現を覚えていきました。
英検にも挑戦し、単語学習や文法の確認、過去問演習など、合格という目標に向かって一緒に取り組んできました。
そして、無事に5級に合格。
親としては、「このまま次は4級にも挑戦してみよう」と自然に考えていました。
ところが、ある時、娘からこんな言葉が出ました。
「英語って、これからもずっと続くの?」
さらに、
「周りの子は、こんなにやっていないよ」
と言われたこともあります。
その時の娘は、英語そのものを嫌いになったわけではありませんでした。
しかし、学習を続けることへの負担が大きくなり、「このまま続けたら本当に英語が嫌いになりそう」と話すほど、追い込まれていたのだと思います。
「せっかくここまで頑張ってきたのに、やめてしまったらどうしよう」
私は、そんな不安を感じました。
これまで積み重ねてきた時間や努力を考えると、簡単にペースを落とすことへの迷いもありました。
しかし、英語を続けることだけを優先して、娘が英語を嫌いになってしまっては本末転倒です。
そこで、英語を完全にやめるのではなく、一度立ち止まって気持ちを整える時間をつくることにしました。
また前向きに英語へ向かえる気持ちが戻るまで、少し余白をつくることも、長く英語を続けるために必要なのだと考えました。
充電期間をつくる決断

娘の気持ちを知り、私は「闇雲に続けさせること」だけではなく、「無理なく続けられる状態をつくること」も大切なのだと考えるようになりました。
英語学習は、毎日同じペースで進み続けることだけが継続ではありません。
一度立ち止まり、気持ちを整える時間があるからこそ、再び前向きに取り組めることもあります。
そこでわが家では、英語を完全にやめるのではなく、次の挑戦へ向けた充電期間をつくることにしました。
続けることへの迷い
英語学習を一度立ち止まると決めたものの、親としては迷いもありました。
小学生の時期は、吸収力が高く、少しの積み重ねが大きな成長につながる時期でもあります。
だからこそ、「今続ければ、もっと伸ばせるのではないか」「せっかく覚えたことを忘れてしまうのではないか」と考えてしまいました。
特に、合格まで一緒に取り組んできた時間を思うと、ここでペースを落とすことへの不安は簡単には消えませんでした。
しかし、学習は短期間で頑張り続けることだけが大切なのではありません。
子ども自身が「やってみたい」「もう一度挑戦したい」と思える気持ちを持ち続けることも、長く英語を学ぶためには必要です。
無理に次の目標へ進むことで、英語が「楽しいもの」ではなく「頑張らなければいけないもの」になってしまっては、これまで積み重ねてきた経験がもったいないと感じました。
そこで、完全にやめるのではなく、一度ペースを落とし、気持ちとエネルギーを整える期間をつくることにしました。
英語とのつながりは残した
充電期間中も、英語との接点が完全になくなったわけではありません。
オンライン英会話のレッスン頻度は少し減らし、英語に触れる時間は無理のない範囲で残しました。
一方で、英検4級に向けた勉強は一旦お休みすることにしました。
これまで長女は、目標に向かって単語を覚えたり、文法を確認したり、問題に取り組んだりしながら、少しずつ力を身につけてきました。
だからこそ、この時期に必要だったのは、新しい課題を増やすことではなく、英語を「頑張らなければいけないもの」から少し離れ、自然な形で触れ続けることでした。
充電期間中は、英語への向き合い方にも波がありました。
英語に興味を示す日もあれば、以前ほど積極的に取り組まない時期もありました。
とはいえ、ふとした瞬間に「知りたい」という気持ちが戻ってきていることを感じる場面もありました。
例えば、日常の中で気になった言葉があった時、
「これ英語で何て言うの?」
と、娘から聞かれたことがあります。
その姿を見て、英語から少し離れているように見える時期があっても、これまで積み重ねてきた経験は娘の中に残っているのだと感じました。
毎日机に向かって学習する時間が減っても、積み重ねてきた経験がなくなるわけではありません。
無理に学習量を戻そうとするのではなく、娘自身の中から出てくる興味を大切にすることで、英語とのつながりを保ちながら、次の挑戦へ向かう準備ができていたのだと思います。
次の一歩を見据えた準備期間
この充電期間は、英語から離れるための時間ではなく、娘がまた「やってみようかな」と思える気持ちを整え、次の一歩へ進むための時間でした。
ただ休むだけではなく、娘がまた前向きに英語へ向かえるように、親としては次の目標までの見通しを持ちながら過ごすようにしました。
英検4級の対策は、すぐに始めるのではなく、娘の気持ちが整った9月頃から取り組む予定にしていました。
先の流れを考えていたことで、私自身も焦らず娘のタイミングを待つことができました。
親が次の一歩をイメージできていれば、一時的にペースを落とすことも後ろ向きな選択ではなくなります。
そして、十分に気持ちを整える時間を過ごしたことで、少しずつ娘の中に「また英語をやってみよう」という変化が見られるようになりました。
英語に追われない時間が再スタートにつながった

英語に追われる時間から少し離れたことで、娘の中にも変化が見られるようになりました。
それまでは、英検という目標に向かって、覚えることや取り組むことが常に目の前にありました。
しかし、一度ペースを落としたことで、「次は何をしなければいけない」という気持ちから離れ、英語と自然に向き合える余白が生まれました。
英語が「やらなければいけない勉強」ではなく、「知りたい」と思った時に自分から関わるものへ変わっていったのです。
再スタートにつながったのは、特別な方法ではありません。
一度立ち止まり、英語に追われない時間をつくったことで、娘自身がもう一度英語に向き合おうと思える余裕が生まれたこと。
そして、これまで積み重ねてきた経験が、娘の中に残っていたこと。
その二つが、再び英語へ向かうきっかけになったのだと思います。
まとめ|また挑戦したい気持ちを育てる
子どもの英語学習では、毎日同じペースで進み続けることだけが「継続」ではないのだと、今回の経験を通して感じました。
目標を達成した後に少し立ち止まること。
気持ちを整え、また前向きに取り組める時間をつくること。
それも、長く英語を続けていくために大切な過程の一つなのだと思います。
小学生の英語学習では、知識やスキルを身につけることだけではなく、「英語がわかった」「伝わった」という経験を積み重ねることも大切です。
一度ペースが落ちたり、離れたように見えたりする時期があっても、これまでの経験がなくなるわけではありません。
大切なのは、子ども自身が「またやってみよう」と思える気持ちを育てることです。
これから先も、思うように進まない時期があるかもしれません。
そんな時は、無理に前へ進ませるのではなく、子ども自身が「また挑戦したい」と思えるタイミングを大切にしながら、見守っていきたいと思います。
