日本の食卓に欠かせないお米。その販売を専門に行う米屋(こめや)は、今もなお地域に根づいた存在として親しまれています。
近年では、観光地や商店街の米屋で「このお米は寿司に合う?」「玄米と白米の違いは?」といった質問を外国人から受ける場面も増えており、英語での基本的な案内ができると喜ばれます。
この記事では、米屋店員の仕事内容や接客スタイル、日本の米文化の特徴などを、英語でどう説明すればよいか、例文付きでわかりやすくご紹介します。英語でお米を案内したい方は、ぜひ参考にしてください。
日本の米屋店員とは?

米屋店員は、白米・玄米・雑穀など、さまざまな種類の米を取り扱い、販売・精米・配達・接客などを行う仕事です。
In Japan, rice shop staff sell various types of rice, polish it, provide delivery, and assist customers.
- rice shop staff(ライス・ショップ・スタッフ):米屋店員
- polish rice(ポリッシュ・ライス):精米する
- assist customers(アシスト・カスタマーズ):接客する
品種や用途に応じたアドバイスも大切な役割で、「おにぎり向き」「丼に合う」などの提案を行います。
They also suggest suitable rice varieties depending on how it will be used, like for rice balls or rice bowls.
- suitable rice varieties(スータブル・ライス・ヴァライエティーズ):用途に合った米の品種
- rice balls(ライス・ボールズ):おにぎり
- rice bowls(ライス・ボウルズ):丼ぶり
店によっては、精米機を使って注文ごとに米を精米するスタイルをとっており、新鮮な状態での提供にこだわっています。
Some shops use rice polishing machines to provide freshly polished rice per order.
- rice polishing machine(ライス・ポリッシング・マシーン):精米機
- freshly polished(フレッシュリー・ポリッシュド):精米したての
米屋店員の主な業務内容
米屋のスタッフは、米の販売、精米、配送、在庫管理、商品案内など、多岐にわたる業務を担当します。
Rice shop staff handle sales, polishing, delivery, stock management, and customer service.
- stock management(ストック・マネジメント):在庫管理
お客様の希望に応じて、白米・玄米・五分づきなどに精米することもあります。
They adjust the polishing level upon request—like white rice, brown rice, or half-polished rice.
- brown rice(ブラウン・ライス):玄米
- half-polished rice(ハーフ・ポリッシュド・ライス):五分づき米
外国人のお客様には、和食に合う米や炊き方のコツなどを英語で説明できると安心されます。
Explaining which rice goes well with Japanese food and how to cook it in English builds customer trust.
- goes well with(ゴーズ・ウェル・ウィズ):~に合う
- how to cook(ハウ・トゥ・クック):炊き方
日本の米屋の接客スタイルの特徴
米屋では、お客様の好みに寄り添った提案と、丁寧な商品説明が重視されます。
Rice shops focus on friendly suggestions and clear product explanations.
- friendly suggestions(フレンドリー・サジェスチョンズ):親切な提案
- product explanations(プロダクト・エクスプレネーションズ):商品説明
たとえば、「もっちり系が好き」「あっさりしたお米がいい」といった要望に応じて、食味や食感の違いを案内する場面もあります。
Staff often respond to preferences like “chewy texture” or “light taste,” and explain flavor profiles.
- chewy texture(チューウィー・テクスチャー):もっちりした食感
- light taste(ライト・テイスト):あっさりした味
また、量り売りやブレンド米など、米屋ならではの特徴を英語で説明できると、より深く日本文化を伝えられます。
Explaining unique features like rice sold by weight or blended varieties adds cultural value.
- sold by weight(ソールド・バイ・ウェイト):量り売り
- blended varieties(ブレンディッド・ヴァライエティーズ):ブレンド米
外国人に説明したい「日本の米文化の特徴」

日本では、米は主食として毎日食べられており、料理に合わせて品種や炊き方を変えるのが一般的です。
In Japan, rice is a staple food, and people choose rice types and cooking methods based on the dish.
- staple food(ステイプル・フード):主食
- rice types(ライス・タイプス):米の種類
- cooking methods(クッキング・メソッズ):調理方法(炊き方)
「おにぎり」「寿司」「和食全般」などに使われる米は、それぞれ最適な種類や水加減があり、炊飯器の設定も変えることがあります。
For dishes like onigiri, sushi, or general Japanese meals, people use different rice types, adjust the water level, and sometimes change the rice cooker setting.
- water level(ウォーター・レベル):水加減
- rice cooker setting(ライス・クッカー・セッティング):炊飯器の設定
日本の米は粘り気があり、冷めてもおいしいという特徴もあります。
Japanese rice is sticky and still tastes good even when cold.
- sticky(スティッキー):粘り気がある
- tastes good even when cold(テイスト・グッド・イーヴン・ウェン・コールド):冷めてもおいしい
まとめ
今回は、米屋店員の仕事内容や接客スタイル、日本の米文化の特徴を英語で説明する方法についてご紹介しました。
米屋は、日本の食文化を支える大切な存在であり、外国人にとっては興味深い買い物体験のひとつです。簡単な英語で米の品種や使い方を案内できれば、より安心感のある接客につながります。
今回ご紹介したことを参考にして、外国人に日本の米について正確に伝えていきましょう。
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