訪日観光客や日本在住の外国人が増える中、米屋でも英語で接客する機会が少しずつ増えています。特に「このお米は寿司に合いますか?」「玄米はどう炊いたらいい?」といった質問を受けたとき、英語で簡単に答えられると、安心感を与えられるでしょう。

この記事では、米屋店員が知っておくと便利な英単語や英語フレーズ、接客を想定したロールプレイ会話を、シーン別にご紹介します。

英語が苦手な方でも使いやすいよう、短くて覚えやすい表現を厳選しているので、ぜひ参考にしてください。

米屋で役立つ英単語

米屋店員

ここでは、米屋でよく使う英単語をカテゴリ別にまとめました。

品種・精米・炊き方などの基本単語を知っておくと、英語での接客がスムーズになります。いきなり全部覚えようとせず、よく使う単語から順にマスターしていきましょう。

※カタカナは英語の発音に近づけて記載しています。

米の種類・精米に関する単語

  • white rice(ホワイト・ライス):白米
  • brown rice(ブラウン・ライス):玄米
  • half-polished rice(ハーフ・ポリッシュド・ライス):五分づき米
  • short-grain rice(ショート・グレイン・ライス):日本のうるち米(短粒種)
  • polished rice(ポリッシュド・ライス):精米されたお米
  • rice blend(ライス・ブレンド):ブレンド米

調理法・炊き方に関する単語

  • rinse(リンス):研ぐ(とぐ)
  • soak(ソーク):浸す
  • cook(クック):炊く
  • water level(ウォーター・レベル):水加減
  • rice cooker(ライス・クッカー):炊飯器
  • fluffy(フラッフィー):ふっくらした
  • sticky(スティッキー):粘りのある

接客・販売に関する単語

  • sample(サンプル):試食
  • portion(ポーション):量
  • by weight(バイ・ウェイト):量り売りで
  • total(トータル):合計金額
  • change(チェンジ):お釣り
  • shelf life(シェルフ・ライフ):保存期間
  • delivery(デリバリー):配達

米屋の接客で使える英語フレーズ

ここでは、「お客様を迎えるとき」「品種や用途の説明」「炊き方の案内」「保存方法の説明」「会計時のやり取り」など、シーン別に実用的なフレーズをご紹介します。

英語が苦手な方でも使いやすい、シンプルで丁寧な表現を厳選しているので、ぜひ接客現場で活用してみてください。

お客様を迎えるときのフレーズ

Hi! Welcome to our rice shop.

(こんにちは。米屋へようこそ。)

Everything here is freshly milled.

(すべて精米したてのお米です。)

Let me know if you need help choosing.

(どれを選べばいいか迷ったら、お声がけください。)

品種・用途を説明するときのフレーズ

This rice is good for sushi because it’s sticky.

(このお米は粘りがあるので寿司に向いています。)

Brown rice is healthier but takes longer to cook.

(玄米はヘルシーですが、炊くのに少し時間がかかります。)

You can use this blend for everyday meals.

(このブレンド米は普段使いにぴったりですよ。)

炊き方や保存について案内するときのフレーズ

Rinse the rice, soak it for 30 minutes, then cook.

(お米を研いで30分ほど浸し、それから炊いてください。)

Keep it in a cool, dry place.

(涼しくて乾燥した場所で保存してください。)

Use within one month for best flavor.

(風味を保つため、1か月以内にお使いください。)

注文・会計時のフレーズ

How many kilograms would you like?

(何キロご希望ですか?)

Would you like it delivered?

(配達をご希望ですか?)

The total is 3,200 yen. Here’s your change.

(合計で3,200円です。お釣りです。)

米屋での実践的な英会話ロールプレイング

ここでは、米屋での接客を想定したロールプレイ会話を6パターンご紹介します。

用途に合った米の提案や炊き方の説明、保存方法の案内、会計時のやりとりまで、現場でよくある流れをまとめています。

英語が苦手な方でも、繰り返し練習すれば自然と口から出てくるようになりますので、ぜひ現場での接客にお役立てください。

パターン1:用途に合うお米を提案する

Aさん

What kind of rice is good for sushi?

寿司に合うお米はどれですか?

Bさん

This short-grain rice is sticky and perfect for sushi.

こちらの短粒米は粘りがあるので、寿司にぴったりです。

Aさん

Sounds good. I’ll take 2 kilograms.

いいですね。2キロください。

パターン2:玄米と白米の違いを説明する

Aさん

What’s the difference between white rice and brown rice?

白米と玄米の違いは何ですか?

Bさん

Brown rice has more fiber and nutrients, but it takes longer to cook.

玄米は食物繊維や栄養が多いですが、炊くのに時間がかかります。

Aさん

Thanks, I’ll try brown rice this time.

ありがとうございます。今回は玄米にしてみます。

パターン3:炊き方を案内する

Aさん

How do I cook this rice?

このお米はどうやって炊けばいいですか?

Bさん

Rinse it well, soak it for 30 minutes, then use your rice cooker.

よく研いで、30分ほど水に浸してから炊飯器で炊いてください。

Aさん

Got it. Thank you!

わかりました。ありがとう!

パターン4:保存方法を聞かれたとき

Aさん

How should I store the rice?

このお米はどうやって保存しますか?

Bさん

Keep it in a cool, dry place, and use it within one month.

涼しくて乾燥した場所で保管し、1か月以内に使ってください。

Aさん

OK, I’ll do that.

了解です。そうします。

パターン5:量り売りを案内する

Aさん

Can I buy just a small amount?

少量だけ買えますか?

Bさん

Yes, we sell rice by weight. How much would you like?

はい、量り売りできます。どれくらいご希望ですか?

Aさん

Just 1 kilogram, please.

1キロお願いします。

パターン6:会計時のやり取り

Bさん

That’s 980 yen. Would you like a bag?

980円です。袋はご利用になりますか?

Aさん

Yes, please.

はい、お願いします。

Bさん

Here’s your change. Thank you very much!

お釣りです。ありがとうございました!

まとめ

今回は、米屋店員として使える英単語や英語フレーズ、実践的なロールプレイをご紹介しました。

お米は、日本の食文化を代表する食材であり、米屋はその魅力を直接伝える重要な存在です。 英語で品種や用途、炊き方のポイントを丁寧に説明できれば、外国人のお客様にも安心して購入してもらえます。

今回の内容を参考にして、少しずつ英語表現を接客に取り入れてみましょう。

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