TOEICを受けようと思ったとき、
「試験の構成がよく分からない」
「リスニングとリーディングって、何問ずつあるの?」
そんな疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。
TOEICは、試験の構成を正しく理解するだけで、対策のしやすさが大きく変わるテストです。
出題されるセクションや問題形式を知らないまま勉強を始めると、遠回りになってしまうこともあります。
この記事では、TOEIC初心者に向けて、
- TOEIC試験全体の構成
- セクションごとの役割
- リスニング・リーディングの出題構成
を、できるだけ分かりやすく解説します。
まずはこの記事で、TOEICの全体像をしっかりつかみましょう。
TOEIC試験の全体構成とは?【まずはここを理解しよう】

TOEIC L&Rテスト(TOEIC Listening & Reading Test)は、英語でのコミュニケーション能力を測る試験です。
ビジネス英語の印象が強いですが、実際には日常シーンに関わる英語も多く出題されます。
リスニングとリーディングの2セクションで構成されている
TOEICは、大きく分けて次の2つのセクションで構成されています。
- リスニング
- リーディング
それぞれ495点満点で、合計990点満点です。
スピーキングやライティングは含まれておらず、「聞く力」「読む力」に特化した試験です。
試験時間・問題数の全体像
TOEICの試験時間と問題数は、以下のようになっています。
| セクション | 問題数 | 試験時間 |
|---|---|---|
| リスニング | 100問 | 約45分 |
| リーディング | 100問 | 75分 |
つまり、リスニング・リーディングをあわせて約2時間の試験です。
そして、初心者が特に注意したいのは、リーディングは時間が足りなくなりやすいという点です。
この点も、構成を理解しておくことで対策がしやすくなりますよ。
TOEICのセクション構成をわかりやすく解説
ここからは、TOEICのセクション構成をもう少し詳しく見ていきます。
それぞれのセクションが、どんな力を測っているのかを意識して読み進めてください。
TOEICリスニングセクションの構成(Part1〜4)
リスニングセクションは、Part1〜Part4の4つで構成されています。
音声はすべて一度しか流れないため、集中力が重要です。
| Part | 問題形式 | 特徴 |
|---|---|---|
| Part1 | 写真描写(6問) | 1枚の写真を説明する文を聞く |
| Part2 | 応答問題(25問) | 質問に対する適切な返答を選ぶ |
| Part3 | 会話問題(39問) | 2〜3人の会話を聞いて答える |
| Part4 | 説明文問題(30問) | アナウンスやナレーションを聞く |
TOEICリーディングセクションの構成(Part5〜7)
リーディングセクションは、Part5〜Part7の3つで構成されています。
文法知識だけでなく、文章を速く正確に読む力が求められます。
| Part | 問題形式 | 特徴 |
|---|---|---|
| Part5 | 短文穴埋め(30問) | 文法・語彙問題が中心 |
| Part6 | 長文穴埋め(16問) | 文脈理解が必要 |
| Part7 | 読解問題
1つの文書(29問) 複数の文書(25問) |
長文・複数文書を読む |
TOEICリスニングの構成と出題の特徴

リスニングは、TOEIC初心者が特に不安を感じやすいセクションです。
しかし、構成を知っておけば、対策の方向性ははっきりします。
リスニングは4つのPartで構成されている
Part1とPart2は比較的短く、基礎的なリスニング力が問われます。
一方で、Part3とPart4は会話や説明文が長くなり、内容理解と集中力が重要になります。
すべての音声は一度しか流れないため、「聞き取れなかったら次に切り替える」判断力も必要です。
初心者がつまずきやすいポイント
TOEICリスニングで初心者がつまずきやすい点は、次のとおりです。
- 英語のスピードに慣れていない
- 先読みができず、選択肢を見る時間が足りない
- 途中で分からなくなると焦ってしまう
これらは、試験構成を知り、問題形式に慣れることで徐々に改善できます。
TOEICリーディングの構成と出題の特徴
リーディングは、「時間が足りない」と感じる人が非常に多いセクションです。
その理由も、構成を知ることで理解できます。
リーディングは文法+長文読解で構成されている
Part5・6では、英語の基礎知識や文構造の理解が問われます。
Part7では、メールや案内文など、実際のビジネス文書に近い文章が出題されます。
単語や文法だけでなく、必要な情報を素早く見つける力が重要です。
リーディングで時間配分が重要な理由
リーディングは75分で100問を解く必要があります。
後半になるほど文章が長く難しくなるため、前半に時間を使いすぎると最後まで解けません。
構成を理解したうえで、「どのPartにどれくらい時間をかけるか」を意識することが、高得点への第一歩です。
TOEICの構成から考える初心者向け勉強の優先順位

TOEIC対策というと、「単語を覚える」「問題集を解く」といった勉強をすぐ始めてしまいがちです。
しかし、TOEICは試験の構成を理解したうえで、優先順位を決めることがとても重要です。
ここでは、TOEICの構成を踏まえて、初心者がまず意識すべき勉強の考え方を解説します。
まず対策すべきセクションはどこか
TOEICは、リスニングとリーディングで構成されていますが、初心者の場合、どちらも同じ力の入れ方で勉強する必要はありません。
一般的におすすめされる優先順位は次のとおりです。
| 優先度 | セクション | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | リスニング | 慣れで伸びやすく、毎日少しずつ対策できる |
| 中 | Part5(文法) | ルールを覚えれば短期間で点数に直結する |
| 低 | 長文読解 | 基礎力がないと時間がかかりやすい |
TOEICの構成上、リスニングは問題数が多く、毎回同じ形式で出題されます。
そのため、音に慣れるだけでもスコアが上がりやすいのが特徴です。
一方で、リーディングの長文問題は、語彙や文法の基礎がない状態で取り組むと、効率が悪くなってしまいます。
構成を無視した勉強が失敗しやすい理由
TOEIC初心者がやりがちな失敗のひとつが、構成を意識せずに、いきなり問題集を最初から解き始めることです。
例えば、
- Part7の長文が読めずに自信をなくす
- リスニングの音声が速すぎて挫折する
- 何ができていないのか分からなくなる
といった状態に陥りやすくなります。
これは、「英語力が足りない」というよりも、TOEICの出題構成に合っていない順番で勉強していることが原因です。
TOEICは、構成が非常に固定された試験です。
だからこそ、
- どのセクションが点数につながりやすいのか
- どこは後回しでもよいのか
を理解したうえで勉強を進めることで、無駄な遠回りを防げます。
構成を知ることは、単なる知識ではありません。
「どこから勉強すればいいか」を決めるための地図のような役割を持っています。
まとめ|TOEICの構成を知れば、勉強の方向性が見えてくる
TOEICは、やみくもに勉強するよりも、まず構成を理解することが非常に大切です。
- TOEICはリスニングとリーディングの2セクション構成
- それぞれにPartごとの特徴がある
- 構成を知ることで、効率的な対策ができる
この記事で全体像をつかめたら、次は「勉強法」や「スコア別対策」に進むとよいでしょう。
TOEICは、正しい順序で対策すれば、初心者でも着実にスコアを伸ばせる試験です。
目標のスコアに向けて、地道に勉強を進めていきましょう。
【参照サイト】
