英語面接でほぼ確実に聞かれる質問の一つが、
“Why do you want to work here?”(なぜ当社で働きたいのですか)です。

日本語面接でも「志望動機」は必ず聞かれます。
この質問には、企業理解・志望度・貢献可能性という、重要な評価ポイントがすべて含まれています。

「御社に興味があります」という回答では不十分です。
自分の経験と企業を結びつけ、「なぜこの会社なのか」を明確に伝える必要があります。

この記事では、企業研究の生かし方とあわせて、説得力のある志望動機の作り方を解説します。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Why do you want to work here?” では、企業理解・志望度・貢献可能性が総合的に評価される。
  • 説得力のある志望動機には、企業研究の内容と自分の経験・強みを結びつけることが重要。
  • 結論→理由→具体例の順で、具体的なエピソードを交えて話すと、短い英語でも分かりやすく伝わる。

Why do you want to work here? を聞く理由

Why do you want to work here? を聞く理由

この質問は、企業理解・論理性・志望度を同時に見極めることを目的としています。準備の質が、そのまま評価に直結します。

企業理解を確認するため

面接官は、「どれだけ自社を理解しているか」を見ています。以下のような点まで把握しているかがポイントです。

  • 事業内容・強み・理念
  • 業界内でのポジション
  • 最近の取り組みや戦略
  • 競合との差別化

そして重要なのは、調べた内容を「自分の経験と結びつけて語れるか」です。

志望度の高さを見極めるため

この質問は、「どこでもいいのか、それとも本当にこの会社なのか」を見極めるためのものでもあります。

  • 他社でも通用する内容になっていないか
  • 具体性があるか
  • 企業への理解に基づいているか

こうした点から、志望度の高さが判断されます。

志望動機の回答ポイント

説得力のある志望動機は、「企業理解」と「自分の経験」が結びついています。ポイントを押さえることで、短い英語でも十分に伝わります。

自身の強みをアピールする

志望動機は「興味」だけでなく、「自分を採用するメリット」を伝える場です。

  • どんなスキルがあるのか
  • どんな実績があるのか
  • それがどう生かせるのか

を具体的に伝えましょう。

I understand that your company is expanding its global operations and placing strong emphasis on collaboration across different regions.

In my previous role, I worked with teams in different locations to align project timelines and priorities, which helped ensure on-time delivery.

I believe this experience would allow me to contribute to effective coordination in your global initiatives.


(御社がグローバル展開を強化し、地域間の連携を重視されていると理解しています。

前職では各拠点と連携し、スケジュールと優先順位の調整を行うことで、納期遵守に貢献しました。

この経験を生かし、御社のグローバルプロジェクトでも効果的に貢献できると考えています)

キャリアの方向性を伝える

企業側は「長く活躍できる人材か」も見ています。
そのため、

  • 今後どんなスキルを伸ばしたいか
  • なぜこの企業でそれが実現できるのか

をセットで伝えることが重要です。

熱意を示す

「興味があります」だけでは弱く、具体的な理由=熱意の裏付けになります。

  • 事業内容への共感
  • プロダクト・サービスへの関心
  • 実際に調べた内容

こうした情報を盛り込みましょう。

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企業研究をどう生かすか

企業研究をどう生かすか

企業研究の目的は情報を集めることではなく、「自分との接点を見つけること」です。

なぜこの企業・この職種なのか

他社でも通用する志望動機は評価されません。

  • なぜこの会社なのか
  • なぜこのポジションなのか

を明確にしましょう。

自分との共通点を見つける

企業研究で得た情報と、自分の経験をつなげます。

  • 過去の経験
  • 得意分野
  • 価値観

この3つのどれかと結びつけると、説得力が増します。

説得力を高めるコツ

志望動機は内容だけでなく、「伝え方」で印象が大きく変わります。シンプルでも構造が整っていることが重要です。

具体的なエピソードを入れる

抽象的な説明ではなく、

  • どんな経験をしたか
  • 何をしたか
  • どんな結果だったか

まで伝えると説得力が増します。

結論から話す(結論→理由→具体例)

英語面接では、回りくどい説明は評価されにくい傾向があります。

結論→理由→具体例の順で話すと、短くても分かりやすくなります。

避けるべき回答

Why do you want to work here?と聞かれたとき、これだけは避けたい答え方を紹介します。NG回答をしてしまわないためにも、しっかり準備をすることが必要です。

前職への不満を理由にする

「辞めたいから応募した」という印象はマイナスです。

NG: I want to leave my current job because I’m not satisfied.

条件面だけを理由にする

待遇面のみを理由にすると、志望度が低く見えます。

NG: I like your company because the work-life balance seems good.

どこでも通用する内容

企業名を変えても成立する志望動機はNGです。

Why do you want to work here?への回答例

Why do you want to work here?への回答例

場合学生(新卒)の場合

ポイントは、ポテンシャル・学びへの姿勢です。なぜこの企業・業界か、将来どう成長したいかを伝えられるようにしましょう。

I’m very interested in working at your company because of your strong focus on sustainable technology.

During my university studies, I researched environmental issues and became particularly interested in how businesses can contribute to solving them.

I was especially impressed by your recent initiatives in renewable energy, and I would like to be part of a company that is actively making an impact.

Although I am at an early stage in my career, I am eager to learn and contribute to your team while developing my skills.


御社が持続可能な技術に注力されている点に魅力を感じ、志望いたしました。

大学では環境問題について研究し、企業がどのように課題解決に貢献できるかに関心を持つようになりました。

特に御社の再生可能エネルギーへの取り組みに感銘を受け、社会に影響を与える企業で働きたいと考えています。

まだ経験は浅いですが、学びながらチームに貢献し、スキルを伸ばしていきたいと考えています。

キャリア採用の場合

キャリア採用の場合は、即戦力性、過去の実績とのつながり、入社後の貢献などを伝えられるようにしましょう。

I’m interested in working at your company because of your expansion in the global market, particularly in Asia.

In my previous role, I was responsible for managing regional sales and successfully increased revenue by developing new client relationships.

Through this experience, I developed strong skills in market analysis and stakeholder coordination.

I believe I can contribute to your team by supporting further growth in the Asian market and strengthening client relationships.


御社がアジア市場を中心にグローバル展開を強化されている点に魅力を感じ、志望いたしました。

前職では地域営業を担当し、新規顧客の開拓により売上向上に貢献してきました。

この経験を通じて、市場分析力と関係構築力を培いました。

これらのスキルを生かし、アジア市場でのさらなる成長と顧客関係の強化に貢献できると考えています。

revenue=「収益、売上」(英辞郎

stakeholder=「a person or company that is involved in a particular organization, project, system, etc., especially because they have invested money in it」(Oxford Learners Dictionaries

まとめ

“Why do you want to work here?” は、面接で必ず聞かれる質問です。企業理解・志望度・貢献可能性を総合的に伝える質問です。

英語面接では、完璧な表現よりも、シンプルで論理的に伝えることが評価されます。

しっかり準備しておけば、この質問は自分をアピールできるチャンスにつながるでしょう。

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anna 英語教育コンテンツライター / English Education Content Writer
新聞記者としての取材・執筆経験を経て、英語教育分野を中心に活動するライター。英文学専攻および国際交流経験を活かし、英語学習や異文化理解に関する情報を発信している。