子どもに英語を学ばせるなら、できるだけ長く続けてほしい。
そう思って、「毎日少しずつ勉強しよう」「宿題はきちんと終わらせよう」と考える保護者の方も多いのではないでしょうか。
わが家には、中学生と高校生の息子がいます。次男は小学4年生のころに英会話教室へ通い始め、自宅でもレッスンの宿題に取り組んでいました。
私もはじめは、決められたことをきちんとこなすことが、英語の力につながると思っていました。
しかし、学校の宿題が多い日もあれば、疲れてなかなかやる気が出ない日もあります。学年が上がれば、部活動やほかの予定との両立も必要になります。
子どもたちの英語学習を見守る中で感じたのは、長く続けるためには「頑張らせること」だけでなく、「続けやすい形をつくること」も大切だということ。
今回は、わが家での経験を振り返りながら、子どもの英語学習を続けるうえで、わが家が大切だと感じたポイントを紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 子どもの英語学習を長く続けるには「頑張らせること」だけでなく、家庭の生活に合わせて「続けやすい形をつくること」が大切。
- 取り組む時間の固定、できない日のルール、学習量の調整、親の関わり方の見直しといった具体的なチェックポイントがある。
- 子どもの成長や学習目的の変化に合わせて、以前の方法が合わなくなったら見直すことも重要で、続けるための鍵は「頑張れない日があっても再開できる仕組み」にある。
英語学習は「始め方」だけでなく「続け方」も考える

子どもの英語学習を始めるときは、教材の内容や先生との相性、レッスンの回数などに目が向きやすいもの。
もちろん、子どもに合った教材や学習サービスを選ぶことは大切です。
一方で、実際に学習を始めると、家庭でいつ取り組むのか、忙しい日はどうするのか、親はどこまで手伝うのかといったことも考えるようになります。
わが家でも、次男が英会話教室に通っていたころ、学校の宿題と英語の宿題が重なり、親子ともに負担を感じることがありました。
その経験から、決められたことをすべてこなすだけでなく、家庭の生活や子どもの様子に合わせて、続け方を調整する必要があると考えるようになりました。
チェック1 取り組む時間を決められている?
まず確認したいのが、英語学習に取り組む時間。
「毎日20分勉強する」と決めても、いつ取り組むのかが曖昧なままでは、後回しになりやすいものです。
学校から帰ったあとにするのか、夕食の前にするのか、週末に復習するのか。
家庭の生活リズムや子どもの性格に合わせて時間を決めることが大切です。
毎日同じ時間に勉強するほうが続けやすい子もいれば、曜日を決めて取り組むほうが合っている子もいるでしょう。
わが家では現在、週末の朝に次男と喫茶店へ行き、モーニングを食べたあと、そのまま学校の宿題や英語の勉強をすることがあります。
家ではなかなか始められなくても、場所と時間を決めることで、気持ちを切り替えやすいようです。
また、私と二人で喫茶店へ行くこと自体が、次男にとってはちょっとした楽しみになっているように感じます。
理想的な学習計画を立てることよりも、普段の生活の中で実際に取り組める時間を見つけることが大切です。
チェック2 できない日のルールがある?
英語学習を始めると、「毎日続けなければ」と考えてしまいませんか。
語学学習では、継続することが大切だといわれています。できるだけ毎日取り組めれば理想的でしょう。
しかし、子どもにも疲れている日はあります。学校行事が続くこともあれば、体調が悪い日や、ほかの宿題に時間がかかる日もあるでしょう。
そのような日まで普段と同じ量を求めると、英語そのものが負担になってしまうかもしれません。
わが家では、どうしてもやる気が出ない日は、「とりあえず座るだけでもよい」と考えています。
問題を1問だけ解く。英単語を少しだけ確認する。それも難しければ、その日は休むこともあります。
大切なのは、1日できなかったことを責めるのではなく、また次の日や週末に戻れるようにすることだと思います。
あらかじめ「忙しい日は少しだけ」「体調が悪い日は休む」と決めておけば、予定どおりにできなかったときにも、親子ともに焦らずに済みます。
チェック3 学習量が多すぎない?

英語学習を始めたころは、早く力をつけてほしいという思いから、つい多くの課題に取り組ませたくなることがあります。
しかし、学習量が子どもに合っていなければ、英語に触れること自体が苦痛になってしまうかもしれません。
次男が通っていた英会話教室では、レッスンごとに宿題が出ていました。
学校の宿題と重なると、すべて終わらせるのが難しいこともあり、レッスン前には親子で慌てて取り組んでいました。
その様子を見た先生が、次男に合わせて、取り組む部分を減らしてくれたことがあります。
そのとき、出されたものをすべて終わらせることだけが正解ではないのだと感じました。
英会話教室の宿題に限らず、市販教材や英単語の暗記でも、量が多すぎると「終わらせること」が目的になってしまいます。
子どもが毎回嫌がる、学習前になると親子で言い争いになる、ほかの宿題に影響が出るといった状態が続く場合は、学習量を見直してみてもいいのでは、と思います。
教室に通っている場合は、先生に相談するのも一つの方法です。
チェック4 親が頑張りすぎていない?
子どもの英語学習では、教材の準備や学習時間の管理、宿題の確認など、親が関わる場面も少なくありません。
次男がまだ自分のスマートフォンを持っていなかったころは、音声を確認するために私のスマートフォンを貸し、必要なページを開くところまで手伝っていました。CD教材も、一人ではうまく聞けないことがあり、私が準備する必要がありました。
さらに、いつ宿題に取り組むのかを決めたり、レッスン前に終わっているか確認したりするのも親が担っています。
一つひとつは小さなことでも、毎回続くと負担になることがあります。私自身、仕事や家事で余裕がない日にまで、すべてを管理しようとして疲れてしまうことがありました。
そのため、年齢が上がるにつれて、自分でできる部分は少しずつ本人に任せるようにしました。
困ったときには手伝いますが、親が準備から確認まですべてを担わなくても進められる形を目指しています。
子どもが続けられるかだけでなく、親にとっても無理のない関わり方になっているか、ときどき振り返ってみてもよいのではないでしょうか。
チェック5 今の方法を見直せる?

子どもの生活だけでなく、英語を学ぶ目的も成長とともに変わります。
次男が小学生のころは、英会話教室のレッスンと宿題が学習の中心でした。しかし、中学生になると学校の授業や定期テストがあり、英検にも挑戦するようになりました。
英会話を楽しむだけでなく、英単語や文法を覚えたり、リスニング問題や試験形式に慣れたりする必要も出てきます。
そのため、小学生のころと同じ学習方法をそのまま続けるのではなく、その時々の目標に合わせて、取り組む内容や親の関わり方を変えるようになりました。
以前の方法が続かなくなったからといって、英語が向いていないとは限りません。生活だけでなく、学習の目的が変わり、今までの方法が合わなくなっている場合もあります。
やめるか続けるかを考える前に、今の子どもに必要な学習は何かを見直してみることも大切だと思います。
まとめ
子どもの英語学習を始めるときは、教材や先生、学習サービスの内容に目が向きやすいものです。
しかし、実際に続けていく中では、学校生活や家庭の予定、子どもの成長に合わせて、学習量や取り組み方を調整したほうがよい場面もあります。
わが家でも、英会話教室の宿題をきちんと終わらせようとして親子で疲れてしまったり、学習する時間や親の関わり方を変えたりしながら、その時々で続けやすい方法を探してきました。
毎日完璧に取り組めなくても、それまでの英語学習がすべて無駄になるわけではありません。
忙しい日は量を減らし、できない日は休み、また取り組める日に戻ればよいはずです。
長く続けるために必要なのは、毎日頑張り続ける計画ではなく、頑張れない日があっても再開できる仕組みなのだと思います。
