「今日はやりたくない」。画面の前に座らせるまでに毎回ひと悶着あって、こちらの気力のほうが先に尽きる。英語を習わせている家庭の多くが、一度は通る場面だと思います。

厄介なのは、この状態にうまい説得の言葉がないことです。「せっかくお金を払ってるんだから」は逆効果、「英語ができると将来役に立つよ」は小学生には遠すぎる。結局こちらが折れるか、無理にやらせて後味が悪くなるかのどちらかになります。

この記事では、Kimini英会話の2つの調査データを並べて、この場面を見ていきます。1つは「有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)で、続いている家庭の記録。もう1つは「無料体験済み・未入会者アンケート」(2026年6月実施・有効回答137件)で、続かなかった家庭の記録です。やめた側とやめなかった側、両方から見ると、親に動かせたものと動かせなかったものがはっきり分かれました。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 無料体験後に入会しなかった最大の理由は、未就学〜小学生74件のうち25.7%を占めた「受講者本人が乗り気ではなかった」で、料金9.5%や効果への疑問4.1%を上回る、サービスの中身ではなく気持ちの問題だった。
  • 親が動かせたのは「講師・回数と時間・教材のレベル」という環境の側だけで、小学生の保護者が講師に求めるのも「楽しい雰囲気で褒めてほしい」79.5%が最多と、矯正より場の楽しさが優先されている。
  • 嫌がる山は始めて数ヶ月がいちばん高く、小学生の利用歴1〜3ヶ月では30.4%が「モチベーションが続かない」を一番のハードルに挙げたため、やめる決断を急がず環境を1つ変えるほうが現実的である。

入会しなかった最大の理由は、料金でも講師でもなかった

まず、無料体験を受けたのに入会しなかった家庭のデータから見ます。未就学児から小学生までの子どもが受講したケース74件で、見送った最大の理由を1つ選んでもらった結果です。

子どもの受講で入会を見送った最大の理由(未就学〜小学生74件)

その他(自由記述)

29.7%

受講者本人が乗り気ではなかった

25.7%

他のサービスを利用することにした

12.2%

料金が予算に合わなかった

9.5%

25分のレッスンをやりきれるか自信がなかった

6.8%

効果がイメージできなかった

4.1%

子どもの受講で入会を見送った最大の理由(未就学〜小学生74件・単一回答)
理由 件数 比率
その他(自由記述) 22件 29.7%
受講者本人が乗り気ではなかった 19件 25.7%
他のサービスを利用することにした 9件 12.2%
料金が予算に合わなかった 7件 9.5%
25分のレッスンをやりきれるか自信がなかった 5件 6.8%
効果がイメージできなかった 3件 4.1%

※数値は「Kimini英会話 無料体験済み・未入会者アンケート」(2026年6月実施・有効回答137件)のうち、未就学児〜小学生が受講した74件の回答に基づく自社調査の結果です。「その他」は自由記述のため理由が分散しています。調査の対象・時期により結果は異なる場合があります。

理由が特定できる項目のなかで、いちばん多かったのが「受講者本人が乗り気ではなかった」でした。料金(9.5%)より、レッスンの長さ(6.8%)より、効果への疑問(4.1%)より多い。子どもの英語が続かない最大の分岐点は、サービスの中身ではなく、本人の気持ちのところにあります。

ちなみに全137件で見ると「本人が乗り気ではなかった」は26件。その内訳は小学校低学年が12件でいちばん多く、高学年6件、中学生5件と続きます。低学年に集中しているわけです。

親は最初から分かっていた。それでも解消できなかった

興味深いのは、同じ家庭が体験を受ける前に何を不安に思っていたかです。

無料体験を受ける前に不安だったこと(未就学〜小学生74件・複数回答)

子どもの集中力や性格

59.5%

子どもの英語力

43.2%

外国人講師とのコミュニケーション

41.9%

会話が続くか

37.8%

学習効果があるか

33.8%

継続できるか

24.3%

無料体験を受ける前に不安だったこと(未就学〜小学生74件・複数回答)
不安の内容 件数 比率
子どもの集中力や性格 44件 59.5%
子どもの英語力 32件 43.2%
外国人講師とのコミュニケーション 31件 41.9%
会話が続くか 28件 37.8%
学習効果があるか 25件 33.8%
継続できるか 18件 24.3%

※数値は「Kimini英会話 無料体験済み・未入会者アンケート」(2026年6月実施・有効回答137件)のうち、未就学児〜小学生が受講した74件の回答に基づく自社調査の結果です。調査の対象・時期により結果は異なる場合があります。

トップは「子どもの集中力や性格」59.5%。親は始める前から「うちの子は座っていられないかもしれない」と分かっていたのです。そして体験を受けたあと、その不安がどうなったかを聞くと、「ある程度解消された」59.5%に対し、「あまり変わらなかった」25.7%、「むしろ不安が大きくなった」10.8%。約3分の1が、不安を抱えたまま帰っています。

小2ですが、すべて英語だったので、最初の雑談や途中の細かい指示がわからず、やる気が落ちてしまいました。上の子は数ヶ月やってやっと使い方が分かってきましたが、まだ親のサポートが必要です。

幼児は座っていられませんでした。15分という設定があるのは納得なのですが、料金が変わらないとなると、なんとなくもったいなくも感じてしまって。

※アンケート回答を再構成した一例です。

この時点で「うちの子には向いていなかった」と結論を出したくなります。ただ、続いている家庭のデータを見ると、少し違う景色が見えます。

嫌がる山は、始めて数ヶ月がいちばん高い

続いているほうの調査で、小学生の受講者493人に「学習を続ける上で一番のハードル」を聞きました。これを利用歴別に並べると、「モチベーションが続かない」の出方に山があります。

小学生の利用歴別「モチベーションが続かない」と答えた比率

1ヶ月未満(11人)

9.1%

1〜3ヶ月(102人)

30.4%

4〜6ヶ月(64人)

14.1%

7ヶ月〜1年(93人)

22.6%

1〜2年(142人)

23.9%

2年以上(81人)

17.3%

小学生の利用歴別「モチベーションが続かない」と答えた比率
利用歴 人数 「モチベーションが続かない」
1ヶ月未満 11人 9.1%
1〜3ヶ月 102人 30.4%
4〜6ヶ月 64人 14.1%
7ヶ月〜1年 93人 22.6%
1〜2年 142人 23.9%
2年以上 81人 17.3%

※1ヶ月未満は11人と少数のため参考程度にご覧ください。数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)のうち小学生493人の回答に基づく自社調査の結果で、継続中の会員の自己申告によります。そのため、この時期に完全にやめてしまった家庭は含まれていません。

1〜3ヶ月で30.4%と最も高く、そこから4〜6ヶ月で14.1%まで落ちます。嫌がりのピークは、始めて数ヶ月に集中しています。ここを越えた家庭では、いったん落ち着く。この山の構造については3か月のハネムーン明けに来る谷を扱った記事でも詳しく触れています。

ただし、このデータは今も続けている家庭に聞いたものです。この山で完全にやめた家庭の声は入っていません。だから「越えれば必ず楽になる」とは言えない。言えるのは、嫌がっている状態が、続いている家庭でも普通に起きているということです。うちの子だけが特別に向いていない、という話ではありません。

親ができたこと:講師・時間・レベルの3つ

では、越えた家庭は何をしたのでしょうか。データと自由記述から浮かぶのは、いずれも「子どもの気持ちを直接動かす」ものではなく、環境の置き方を変えるという打ち手でした。

1. 講師を選び直す

小学生の保護者が講師に求めるものを聞くと、優先順位がはっきり出ています。

小学生の保護者が講師に求めるもの(小学生493人・複数回答)

楽しい雰囲気で褒めてほしい

79.5%

子どもの対応が上手い講師がいい

72.6%

間違いをしっかり指摘・修正してほしい

50.7%

発音がきれいな講師がいい

49.9%

テンポよくレッスンを進めてほしい

17.6%

小学生の保護者が講師に求めるもの(小学生493人・複数回答)
講師に求めること 人数 比率
楽しい雰囲気で褒めてほしい 392人 79.5%
子どもの対応が上手い講師がいい 358人 72.6%
間違いをしっかり指摘・修正してほしい 250人 50.7%
発音がきれいな講師がいい 246人 49.9%
テンポよくレッスンを進めてほしい 87人 17.6%

※数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)のうち小学生493人の回答に基づく自社調査の結果で、継続中の会員の自己申告によります。

「楽しい雰囲気で褒めてほしい」79.5%と「子どもの対応が上手い」72.6%が、「間違いを指摘してほしい」50.7%を大きく上回ります。嫌がっている時期に必要なのは、正確さを鍛える先生ではなく、その25分を楽しい時間にしてくれる先生です。合わないと感じたら、遠慮なく別の講師に変えていい。それは我慢が足りないのではなく、環境の調整です。

最初は人気の先生に教えていただいていたのですが、教育熱心な方が多いのか、グイグイ質問されるのが怖くなったようで。最近は講師になったばかりの先生が大好きになりました。

※アンケート回答を再構成した一例です。

2. 時間の単位と回数を落とす

小学生の1回あたりの学習時間は、25分程度が81.5%と大半ですが、15分程度も9.5%います。頻度も、毎日は23.9%にとどまり、週3〜4回26.8%、週1〜2回26.0%と分散しています。毎日25分が標準というわけではありません。嫌がる時期は、まず頻度を落として「行けば終わる」経験を積み直すほうが早いことがあります。

3. レベルを下げる、戻る

自由記述で目立ったのが、教材が進みすぎて追いつけなくなるパターンです。難しくなった瞬間に、レッスンは「できない自分を確認する時間」に変わります。コースを戻すのは後退ではなく、嫌がりの原因を1つ取り除く作業です。

毎日やっていたら教材がすぐ先に進んでしまい、日本語の理解力がまだの子には少し難しくなっていました。今は前のレベルに戻して、講師との会話のほうを重視させています。

中学レベルに入って内容が難しくなり、レッスン中に泣くことが増えてしまいました。

※アンケート回答を再構成した一例です。

親ができなかったこと:やる気そのもの

根拠②感情的な日常会話で人間が強い理由

一方で、データを見るかぎり親の力ではどうにもならなかったものもあります。

本人のやる気を、外から直接つくること。入会を見送った理由の1位がまさにそれでした。説得も、ごほうびも、叱ることも、根本的な解決にはなっていません。動かせたのは講師・時間・レベルという環境のほうで、気持ちはその結果としてあとから動いています。順番が逆にならないことが大事です。

毎回横についていること。未入会の家庭からは「子どもだけでは会話が続かず、つきっきりのサポートが必要だった」という声が複数ありました。共働きの家庭では現実的に難しい。実際、Kiminiに決めた理由として「子どもが一人でも続けやすいと思った」を挙げた小学生の保護者は10.5%います。最終的な目標は、親が張りつかなくても回る形にすることです。

すぐに結果が出ること。これも動かせません。ただ、続いた家庭の記録を読むと、時間の単位が想像よりずっと長いことが分かります。

小学生の頃から5年ほど続けています。一時は英語いやいや期で、レッスンの画面をオフにしてお絵かきをしていた時期もあり、子どもと喧嘩になったこともありました。中学生になって成果が見えてきて、本人も勉強が楽しくなってきたようです。

小6の子どもが始めて6か月。最初は慣れずに嫌がっていましたが、だんだん楽しさも感じるようになってきたみたいです。英語の授業がわかる、という手ごたえを本人なりに感じているようで、自信もついてきました。

最初は母親と手をつなぎ、わからないときはすぐ聞いてきましたが、最近は自分ひとりで受講できるようになりました。

※アンケート回答を再構成した一例です。

また画面の前に座るまでに、親がやることは3つだけ

整理すると、嫌がり始めたときに手を入れられるのは次の3か所です。

  • 講師を変える。相性が合わないだけのことは多い。褒めてくれる先生、子どもの扱いに慣れた先生を探し直す。
  • 回数と時間を落とす。毎日25分にこだわらない。週1〜2回でも、やめるよりはるかにいい。
  • レベルを戻す。難しすぎるレッスンは嫌がりの直接の原因になる。分かる場所まで戻す。

逆に、やらなくていいのは「やる気を出させようとすること」です。ここに正面から取り組むと、親も子も消耗します。初回に固まってしまう場面については子どもがレッスンで固まる理由を扱った記事も参考になります。子ども向けの始め方全般はこちらの記事にまとめています。

そして、いったん離れても戻ってくることはあります。休会して再開した家庭の声も調査には複数ありました。やめる決断を急がなくていい、というのがデータから言えることです。

これから始める方は、Kimini英会話の無料体験で、まず「うちの子が座っていられる時間の長さ」を確かめるところから始めてみてください。

※無料体験の内容・回数・条件は変更される場合があります。最新の内容は公式サイトの案内をご確認ください。

よくある質問

よくある質問(FAQ)

子どもがレッスンを嫌がります。うちの子だけでしょうか。

いいえ、よくあることです。無料体験済み・未入会者アンケートでは、未就学児〜小学生が受講した74件のうち25.7%が「受講者本人が乗り気ではなかった」を入会を見送った最大の理由に挙げており、料金や効果への疑問より多くなっています。続けている家庭でも、小学生の利用歴1〜3ヶ月では30.4%が「モチベーションが続かない」を一番のハードルに挙げていました。

嫌がるとき、まず何を変えればいいですか。

講師、回数と時間、教材のレベルの3つです。有料会員実態調査2026では、小学生の保護者が講師に求めるものとして「楽しい雰囲気で褒めてほしい」79.5%、「子どもの対応が上手い」72.6%が上位でした。合わないと感じたら講師を変える、頻度を落とす、難しくなったコースを戻す、という順で環境を調整すると負担が減ります。

毎日25分を続けないと意味がないですか。

そんなことはありません。調査では小学生の1回あたりの学習時間は25分程度が81.5%ですが、15分程度も9.5%います。頻度も毎日は23.9%にとどまり、週3〜4回が26.8%、週1〜2回が26.0%と分かれていました。やめてしまうより、回数を落として続けるほうが現実的です。

親がずっと横についていないと続きませんか。

最初の時期は付き添いが必要なことが多いものの、慣れると一人で受けられるようになるケースが多く見られます。調査では、Kiminiに決めた理由として「子どもが一人でも続けやすいと思った」を挙げた小学生の保護者が10.5%いました。付き添いを前提にせず、少しずつ本人に渡していく形を目指すのがおすすめです。

一度やめてしまったら、もう戻れませんか。

戻ってくるケースはあります。調査の自由記述にも、部活や受験で休会したあとに再開した例が複数ありました。休会や再開の手続きに費用がかからず、オンラインで完結する点を続けやすさの理由に挙げる声もあります。嫌がる時期にやめる決断を急ぐ必要はありません。

※本記事のデータは「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件、継続中の会員が対象)および「Kimini英会話 無料体験済み・未入会者アンケート」(2026年6月実施・有効回答137件)に基づきます。体験談は、アンケートに寄せられた複数の保護者・受講者の声をもとに再構成した一例で、効果や感じ方には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。料金・キャンペーン・サービス内容は変更される場合があります。最新かつ正確な情報は公式サイトをご確認ください。

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Kiminiオンライン英会話ブログ マーケティング・調査チーム / Marketing & Research Team
学研グループが運営するKimini英会話のマーケティング・調査チーム。有料会員や無料体験ユーザーへの独自調査、レッスン評価データの分析をもとに、実データに基づく英語学習コンテンツを制作している。