英語学習を行う人にとって、避けて通れないのが「発音」の課題です。
せっかく英語を勉強しているのに、外国人に上手く聞き取ってもらえなかったり、何度も聞き返されたりして自信を失ってしまった人も多いのではないでしょうか。
英語の発音を良くするためには「発音矯正」を行うのが効果的です。そこで今回は、発音矯正の詳細やメリット、デメリット、おすすめの方法などについて詳しく解説していきます。
英語の発音に自信が持てずにいる人は、ぜひ参考にしてください。
目次
英語の発音矯正とは?
英語の発音矯正とは、多くの日本人がしてしまいがちな誤った発音を、ネイティブにも通じる正しい発音に矯正することを指します。
日本の英語教育では、昔からリーディング(読む)、ライティング(書く)、リスニング(聴く)の3技能の比重が高く、スピーキング(話す)が重要視されるようになったのは比較的最近のことです。その結果、充分な文法や単語の知識があるにもかかわらず、自分の発音に自信が持てない人が多いんです。
その点、英語の発音矯正を行えば、日本人独特のカタカナ発音を修正したり、誤って覚えていた発音を正しい発音にできたりします。そのため、より実践的な英語力を身に付けるためには、発音矯正が非常に効果的だといえるでしょう。
英語の発音矯正を行うメリット
英語の発音矯正を行うことには、多くのメリットがあります。
ここでは、代表的なものを3種類確認していきましょう。
メリット①:外国人に英語が通じるようになる
英語の発音矯正を行う最大のメリットは、外国人に英語が通じるようになる点です。
先述の通り、日本の英語教育ではスピーキングの機会が少ないため、しっかり学校で英語を学んだにもかかわらず、まともに英語を話したことがないという人が多くいます。
そのため、いざ外国人に英語で話しかけてみると、発音が正しくないために、全然聞き取ってもらえないということが頻発します。そのような経験がトラウマとなり、英語自体に苦手意識を持ってしまっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、英語矯正を行えば、外国人に通じる正しい英語が話せるようになります。学校で学んだ英語の知識を有効活用するためにも、発音矯正は非常に重要だといえるでしょう。
メリット②:自分の英語力に自信が付く
英語の発音矯正を行うと、自分の英語力に自信が付くというメリットも得られます。
せっかく勇気を出して外国人に話しかけたのに、正しく聞き取ってもらえなかったり、何度も聞き返されたりすると、心が折れてしまいますよね。その結果、英語学習への意欲自体が低下してしまい、途中で挫折してしまう原因になってしまうことも考えられます。
しかし、正しい発音に矯正すれば、外国人とスムーズに会話が続くため、自分の英語力に自信が持てます。その結果、もっと上手に話したいという前向きな気持ちに繋がり、英語学習自体がより楽しいものになるはずです。
メリット③:リスニング能力も向上する
英語の発音矯正を行うと、スピーキング能力だけでなく、リスニング能力も向上します。
人間の口は、自分が聞き取れる音しか発することができないといわれています。それは裏を返せば、発音できるようになった音は、正しく聞き取れるようになっているということです。
そのため、英語の発音矯正を行うと、これまで上手く聞き取れなかった音もスムーズに理解できるようになり、リスニング能力が飛躍的に向上します。
英語学習を続けていて、リスニングに苦手意識を持っている人は、視点を変えて発音矯正に取り組んでみるとよいでしょう。
英語の発音矯正を行うデメリット
英語の発音矯正には、以上のように多くのメリットがありますが、気をつけるべきデメリットもあります。
ここでは、代表的なものを3種類確認していきます。これから発音矯正を行う際は、充分に注意するようにしましょう。
デメリット①:独学では難しい
英語の発音矯正は、独学で行うのが非常に難しい点がデメリットとして挙げられます。
発音を矯正するためには、正しいお手本が必要不可欠です。そのため、基本的には自分以外の英語上級者に協力してもらう必要があります。
しかし、独学の場合は協力者がいないため、CDやアプリなどの音声データを参考にするしかありません。その際、正しく真似できているかどうかの判断は自分でするしかないので、発音を誤って覚えてしまう可能性が高いんです。
デメリット②:継続的な学習が必要
英語の発音を正しく矯正するためには、継続的な学習が必要な点にも注意しておきましょう。
発音矯正は、勉強というよりも身体のトレーニングに近いものです。たとえば、泳げない人が自由にプールを泳げるようになるためには、それ相応の期間スイミングスクールに通う必要がありますよね。発音矯正の場合もそれと同じで、ある程度長い期間、継続的に行う必要があります。
デメリット③:お手本を見極めなければならない
発音矯正を行う際、真似するお手本次第では、かえって外国人に通じにくい発音になりかねないので注意が必要です。
ひとくちに英語といっても、話す国によってさまざまな特徴があります。そのため、癖の強い国の英語をお手本にしてしまうと、他の国の人には通じにくい発音に矯正されてしまいます。
イメージとしては、日本語を学ぼうとして、関西弁や博多弁、津軽弁などをお手本にするようなものです。もちろん、これらの方言が悪いわけではありませんが、より多くの人に通じることを目標にするのであれば、お手本は東京弁(標準語)にしておくに越したことはありませんね。
英語の発音を矯正する方法は?
英語の発音矯正を行う方法には、いくつかのバリエーションがあります。
それぞれにメリットとデメリットが異なるので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは、代表的な方法を5種類確認していきましょう。
方法①:お手本音声を聞き、音読する
発音矯正に最も手軽なのが、お手本音声を聞き、それを真似て音読するという方法です。
この方法のメリットは、自宅で簡単にできる点です。その一方、正しく発音を真似できているかのチェックが自力では難しい点が大きなデメリットとして考えられます。
方法②:英会話スクールに通う
発音矯正を行いたいなら、英会話スクールに通う方法も考えられます。
特に、発音矯正に特化したコースのある英会話スクールであれば、正しく発音のチェックをしてもらえるので、効率的に学びたいならおすすめの方法です。
しかし、英会話スクールでの発音矯正は、費用が高額になりやすい点が大きなデメリットでしょう。また、毎回スクールに通う必要があるので、通いやすい立地のスクールを選ぶことも重要です。
方法③:英語学習アプリを利用する
最近では、英語学習をするためのアプリも充実してきました。そのため、発音矯正をアプリで行うというのも1つの方法です。
アプリでの発音矯正のメリットは、どこでも好きな場所で、好きなときにできる点でしょう。しかし、自力で音読する場合と同様、正しく矯正できているかのチェックがしにくい点がデメリットとして挙げられます。
方法④:発音検定試験を受ける
英語の発音矯正を行う際、定期的に発音検定試験を受けるのも1つの方法です。
発音検定試験とは、文字通り英語の発音の正しさを計る検定試験で、文章を音読するなどして、現状の発音力をチェックします。
発音検定試験を受けるメリットは、自分の発音の正しさを客観的に知ることができる点です。その一方、あくまで確認するための目安なので、発音矯正をするためには、別途他の方法と組み合わせる必要があります。
方法⑤:オンライン英会話を利用する
英語の発音矯正には、オンライン英会話を利用する方法もあります。
オンライン英会話は、パソコンやスマホを使って、画面上で英会話を学べるため、時間や場所を気にせずに受講できます。また、外国に住む講師のレッスンを受けられるため、より実践的な英語をお手本に発音を矯正できるでしょう。
もちろん、オンライン英会話を受講するからには、相応の費用がかかりますが、一般的な英会話スクールと比べると、かなりリーズナブルに抑えられます。
効率よく発音矯正をするなら、Kimini英会話の「発音コース」がおすすめ!
以上見てきたように、発音矯正を行うには様々な方法が考えられますが、学習の効率の良さや、費用を安く抑えられる点を考慮すると、オンライン英会話が非常におすすめです。
その中でもKimini英会話は、発音矯正に特に力を入れているオンライン英会話サービス。発音矯正に効果的なフォニックスの理論を下敷きにし、文字と音の関係を理解しつつ、正しい発音を身に付けることができます。
基本的には、1回のレッスンで1つから2つの音を学習し、数レッスンごとに復習テストを実施します。これにより、無理なく着実に発音を正しく矯正することができます。
また、Kimini英会話の講師はセブ島在住のフィリピン人です。フィリピン英語は世界的にも発音がきれいと言われているので、発音矯正のお手本としては打ってつけです。
英語の発音に自信が持てない人は、この機会にKimini英会話の発音コースをぜひ受講してみてください。
まとめ
今回は、英語の発音矯正について詳しく解説してきました。
日本人の英語はカタカナ発音になってしまいがちなので、発音矯正が非常に効果的です。その際、いくつかの方法が考えられますが、特におすすめなのはオンライン英会話。リーズナブルな金額で、効率的な学習効果を得ることができます。
今回ご紹介したことを参考に、自分自身の発音に自信を持てるよう、発音矯正を行いましょう。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!
中学では英語が大の苦手で、偏差値30台。高校時代に詰め込み勉強に嫌気がさして一念発起。独学で勉強を進めるうちに「大切なのは覚えることではなく、イメージを理解することだ」と気づき覚醒。模試の偏差値は最高80に。 苦手を得意にした経験を活かし、約10年の学習塾講師経験(+人見知り克服のためのアパレル店員経験)を経て、現在はWEBライターとして独立。「何故がわかる英語学習」をモットーに活動を続けています。