「オンライン英会話がしんどい」と悩まれている方はいませんか?
近年さまざまなサービスがあり、利用者が増えているオンライン英会話。
しかし、ユーザーの動向を調査しているMMD研究所によると、オンライン英会話の継続率はわずか5.8%と挫折する人が多いのも事実です。
そこで今回は、オンライン英会話が「しんどい」と感じる理由について紹介していきます。
オンライン英会話を苦痛に感じ、現状をよくしたいと思っている人だけでなく、英会話を続けるコツを知りたい人にも読んでもらいたい内容です。
「しんどい」原因を明らかにして改善し、辛い状況を乗り越えていきましょう!
オンライン英会話が「しんどい」と感じる7つ理由
オンライン英会話が「しんどい」と感じる理由は、おもに7つあると考えられます。
この章では、辛い状況から抜け出すヒントについても紹介しているので、学習環境を見直す際の参考にしてみてください。
1.毎日忙しいから
毎日仕事や家事で忙しいとレッスンが負担になり、「しんどい」と感じてしまうでしょう。
たとえば会社員の方で、仕事から帰宅した後の疲れた状態で、集中力を維持しながら受講するのは簡単ではありません。
脳科学者の茂木健一郎氏によると、朝の起床後の約3時間が最も脳が効率よく働くゴールデンタイムだと語っています。
学習に向いている時間帯の朝にレッスンを変更する、といった工夫が必要です。
2.話せない、聞き取れないから
「話せない」「聞き取れない」といったことが理由で、オンライン英会話を辛いと感じる場合があるでしょう。
私が英会話初心者だった時、海外の人と意思疎通できないことで落ち込み、英語学習をやめたいと思った経験があります。
自信を持って話せるようになるには、日々個人で学習することが必要不可欠です。
英語の基本である単語・文法・発音の3つを定着させるために、「新しい単語や文法を学ぶ」「声に出して発音する」など、レッスン以外でも力をつけていきましょう。
3.英語を話すのが恥ずかしいから
思うように英語を発話できない恥ずかしさや悔しさから、英会話を苦痛に感じているとも考えられます。
たとえば、私が英会話講師として働いていた時、リスニングができてもスピーキングが苦手な生徒がいました。「何と言えばいいかわからず止まってしまい、恥ずかしい」といった意見はよく耳にします。
英検の2次試験で行われる面接では、コミュニケーションを取ろうとする意志「アティチュ―ド」が配点に加わるほど、英語では話す時の「態度・姿勢」が重要視されます。
英語力に自信をつけるためにも、「使える表現を増やす」「単語を覚える」といった日頃の積み重ねが大切です。
また、完璧な英文で話そうとせず、(間違っても大丈夫)と自分で自分を許すことも、恥ずかしさから抜け出すきっかけになります。
まずは積極的に話すことを心がけ、インプットした表現や単語を引用しながら会話してみましょう。
4.上達を実感できないから
講師に褒められても(本当にできているのかな)と不安になり、上達を実感できず、英会話を辛いと感じる人もいるでしょう。
そういった場合は、スピーキングのテストを受けてみるのがおすすめです。
たとえば、約20分で話すスキルを測定する試験の「TOEIC Speaking Test」は、日常会話やビジネス英語など、客観的な英語力を判断する指標となります。
上達を実感できない時は、ぜひ受験を検討してみてください。
5.講師と相性が合わないから
講師と相性が合わないと、レッスンを苦痛に感じるケースがあります。
優しくゆっくり進める講師や、厳しくスピーディに進める講師など、受講するレッスンのコースや講師によって教え方が異なります。また、講師と馬が合わないと気を遣ってしまい、精神的に負担になるでしょう。
レッスンや講師、スクールを臨機応変に変えて、自分に合った学習環境を探すことが上達の秘訣です。
6.モチベーションが続かないから
「なんとなくやっている」といった状態であれば、すぐにやる気がダウンしがちでモチベーションが続きません。
受講の目的が不明瞭だと学習意欲が低下し、辛いと感じてしまいます。
そのため、進むべき軸となる具体的な目標を決めましょう。
目標を定める際は、コンサルタントのジョージ・T・ドランが提唱した「SMARTの法則」を活用するのがおすすめです。
- Specific(具体的な)
- Measurable(測定可能な)
- Assignable(誰がやるのか割り当て可能な)
- Realistic(現実的な)
- Time-related(期限が明確な)
上記5つの観点から、英会話の目標を設定してみてくださいね。
7.英会話が楽しくないから
目標ばかり意識が強くなると、純粋に英会話を楽しめなくなり、段々と苦痛になることもあります。
その場合は、目標を一旦横に置き、講師との会話を楽しむことに専念するのがおすすめです。
英会話は継続が命。無理をし過ぎず、続けやすい自分のペースで進めていきましょう。
オンライン英会話の「しんどい」を乗り越える!継続のコツ4選
ここでは、オンライン英会話を「しんどい」と感じた時、学習を継続させるコツについて紹介していきます。
自分に合った方法を探し、辛い状況から抜け出しましょう。
目的や目標を再確認する
「なぜ英会話ができるようになりたいのか?」といった具体的な目的や目標を再確認していきましょう。
ゴール設定はモチベーション維持に効果的です。
「以前よりも使える表現や単語が増えた」「スムーズに会話ができた」など、成長を実感すると、前向きに継続して受講したいと思えます。
目的や目標を再確認して、理想とする将来に向かって進んでいきましょう。
学習計画やペースを見直す
学習計画やペースを見直すことも大切です。
たとえば会社員の方であれば、急な仕事が舞い込んできて多忙になり、短期的な学習計画を調整する必要が出てくるかもしれません。
忙しい中で無理に受講しては、挫折の可能性が高まります。レッスンの調整や学習計画、ペース配分を定期的に見直していきましょう。
自分に合った講師を見つける
自分に合った講師を見つけ、英会話を続けやすい環境にしていきましょう。
実際私は講師を変更したことで、学習のモチベーションが向上したことがあります。
特に英会話初心者の方は、ペースを配慮してくれる物腰の柔らかい講師がおすすめです。
ネイティブ講師との会話を「しんどい」と感じれば、日本人講師とのレッスンも検討してみましょう。
ライティングでアウトプットの練習をする
オンライン英会話は流動的になりやすく、見直しや振り返りがしにくいといった欠点があります。
そのため、「英語で動画にコメントする」「英語で日記を書く」など、ライティングで学習するのもおすすめです。
知識の不足や文法の間違いにも気づきやすく、ゆっくり自分のペースでサイトや辞書を活用してアウトプットの練習ができます。
英語に自信がなく、オンライン英会話を「しんどい」と感じている人はぜひやってみてください。
まとめ
オンライン英会話は続けることで成果が出てきます。
途中で挫折しないためには、目的や目標の再確認や、講師やレッスンを変更するなど、ポジティブなマインドセットと臨機応変さが継続の鍵です。
オンライン英会話を「しんどい」と感じている人は、一度自分の気持ちと向き合い、受講内容を見直してみましょう。