「将来のために英語を習わせたい」
「海外でも活躍できるようになって欲しい」
「自分のように英語で後悔させたくない」

このような思いを抱えている親御さんはたくさんいますよね。

日本でインターナショナルスクールや全寮制のボーディングスクールが増加している背景には、そんな子供の将来性を案じた切実な親心が隠れているのでしょう。

英語を習得するにはそうしたスクールに入学できれば一番いいのですが、そう簡単には希望が叶わないのが現実です。

今回は、英語力に欠かせないライティングスキルを伸ばす方法として効果的な、子供オンライン英会話のメリットとデメリットを解説します。

「英語力」にライティングスキルは必須

「英語力」と聞くとどんな能力をイメージしますか?
英字新聞が読めたり字幕なしで洋画を理解できたり、またネイティブのように流暢な英語が話せたりと、英語を「読む」「聞く」「話す」ことに長けていることを想像する人が多いのではないでしょうか。

もちろん、英語力向上にリーディング・リスニング・スピーキングの学習は重要です。
しかし、英語力にはもう一つ欠かせないライティングスキルがあるのを忘れてはなりません。
あまり必要性を感じないと思われがちですが、じつは日本で実施されている多くの英語試験で必須となっているのがライティングスキルなのです。

英検やTOEICをはじめとするおもな英語試験ではライティングスキルを測る問題が必ず出題されています。

参考までに受験者数の多いおもな英語試験を紹介します。

実用英語技能検定
(英検)
  • 最も有名な英語試験の代表格
  • 3級以上の一次試験でリスニング、リーディング、ライティングの3技能、二次試験(面接)でスピーキングの技能を測る
TOEIC S&W
  • TOEIC L&Rのスピーキング・ライティング版
  • TOEIC L&Rが「聞く」「読む」力を測るのに対し、TOEIC S&Wは「話す」「書く」力を測る
  • L&RとS&Wの両方の試験を受けることで、日常生活やビジネスシーンで使える英語の4技能を網羅できる
TOEFL iBT
  • 海外留学や進学の受験に必須ともいえる英語試験
  • 大学生活で必要な「アカデミックな英語力」をリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能からを測る
  • アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど、160カ国を超える11,500以上の大学で入学審査の基準に定められている
IELTS
  • ブリティッシュ・カウンシルと日本英語検定協会が共同運営
  • 世界140カ国で認められた国際的に通用する正式な検定試験
  • 受験者数は年間300万人以上
  • 試験項目はリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能
  • 海外留学や海外移住の際の英語力を証明する試験として日本でも受験者が増えてきている
国際連合公用語英語検定試験
(国連英検)
  • 1981年に始まった非常に長い歴史を持つ英語試験
  • 英語4技能と総合的な「国際コミュニケーションスキル」を測る
  • B級以上で時事問題に関するライティングが出題される
  • グローバルに活躍したい、国際問題に興味がある人に特におすすめ
GTEC
  • ベネッセコーポレーションが運営
  • 小学生〜社会人まで幅広い年齢層が受験
  • 4技能をバランスよく測る試験問題は3種類10レベルから構成される
  • 国内外の多くの大学で入学審査の基準として認められている
  • 海外でも通用する英語試験のなかで比較的受験しやすい試験

上記以外にも、ライティングスキルを測る英語試験はいろいろあります。総合的な英語力を高めるためには、リーディング、リスニング、スピーキングとともにライティングスキルを伸ばすことが必要です。

ライティングを学習するメリット

ライティングを学習するメリット

大人だけでなく、子供にとってもライティングを学習するメリットはたくさんあります。

子供にとってライティングを学習するメリットについて紹介します。

アウトプット力が高められる

英語4技能「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」のうち、アウトプットに関連する技能はどれでしょうか?

アウトプットに関連するのは、ずばり「ライティング」と「スピーキング」です。

逆にインプットに関連しているのは「リーディング」と「リスニング」です。たくさん読んだり聞いたりすることで、インプットができますね。

たくさんインプットした単語・熟語や文法を、ライティングを通してアウトプットしてみましょう。近年、日本での英語試験は、「ライティング」と「スピーキング」のアウトプット力に重点を置いて評価する傾向が高まっています。

正しい英文法でスピーキングができる

ライティングをする際には、単語・熟語を書くだけでなく、英文法を意識して、英文を書こうとします。

英語の先生に書いた英文をチェックしてもらうと、自分のライティングの文法の間違いに気づくことができます。

そして、正しい英文法を学んだら、それがスピーキングにも活かせるようになるので、ライティングの学習は、スピーキング力のアップにもつながります。

リーディングに役立つ

ライティングを学習することで、英文法がたくさん学べて、ボキャブラリーが増えます。

英文法をたくさん学んで、ボキャブラリーが増えることで、リーディングがよりスムーズにできるようになります。

ライティングを学習することは、リーディングの強化にもつながっていきます。

自分のライティングが推敲できるようになる

ライティングを学び始めたときは、英語の先生にそのライティングをチェックしてもらって、文法や書き方を修正してもらう必要があります。

最初は先生にライティングのチェックをしてもらい、フィードバックを見て、どこを修正すべきかを学ぶ必要があります。

だんだん慣れてきて、英文法や英語ライティングのコツが分かるようになると、自分のライティングを見直して推敲できるようになってきます。

小学校で本格的にライティングの課題が出る学校は少ないですが、中学校や高校になると、英語のライティングを課題にしている学校は増えてきています。

テーマに沿って英語でライティングをして、それをプレゼンテーションで発表することが求められている中学や高校もあります。

子供の頃から英語のライティングを学んでおくことで、中学や高校になってもあたふたせずに、ライティングに対応できます。

ライティングを上達させるコツ

ライティングを上達させるコツ

ライティングを学習するメリットについて説明しましたが、ライティングを上達させるにはコツがあります。

そのコツのうち、主要なものを紹介します。

基本的な英文法をマスターする

ライティングを上達させるコツ、その一は、基本的な英文法をマスターすることです。

基本的な英文法をマスターしていないと、誰が読んでも理解できるようなライティングはできません。

英語の語順は、主語の後に動詞が来て、目的語がある場合は動詞の直後に目的語が来ます。目的語がない場合は、動詞の後に副詞句が来たりします。

英語の語順を含む基本的な英文法をマスターしてから、ライティングに取り組むようにすると、スムーズにライティングを学んでいくことができます。

英語の重要構文を音読して暗記する

ずっと日本在住で英語を勉強している場合、英語は学校の授業やテストのために勉強するだけで、日常生活で使う機会がないので、なかなか定着しなかったりします。

正しい文法を学んで、ライティング力を上達させる一つの方法として、英語の重要構文を音読して暗記するというやり方が効果的です。

英語ネイティブの人達は、日常生活の中で英語を使っており、彼らがよく使う英語表現の中に、英文法のルールが散りばめられています。そのため、彼らはよく使われる英語表現の中で、英文法を確認したりすることができます。

日本人の英語学習者も、英語の重要構文を音読して暗記することで、正しい英文法を学び、それを思い出して応用しながら、英語のライティングをすると、ライティングが上達します。

英語の熟達者に添削してもらう

英語でライティングをし始めたばかりの人は、英語の先生など英語の熟達者に添削してもらいましょう。

英文法やライティングの本を読んで、どんどんライティングをやっていくのもいいですが、どうしても独りよがりのライティングになりがちです。

英語の熟達者に添削してもらって、修正を入れながら、たくさんライティングをすることで、英語ライティングは着実に伸びていきます。

ライティングの学習には添削と継続が重要

大人と違って集中力が続かない子供でも、飽きずに英語学習に夢中になれたら英語力はみるみる向上していきますよね。
なかでも英語力に必須のライティングスキルを伸ばすには、どのような学習方法が有効なのでしょうか。

子供のライティングスキルを伸ばす効果的な学習方法を3つ紹介します。

  • 英文の書き写し
  • 的確なフィードバック
  • ライティングの継続

それでは一つずつ確認していきましょう。

英文の書き写し

最も簡単で始めやすいのが英文の書き写しです。正しい単語と文法で書かれた文を書くことで、英単語のスペルや英語独特の文のリズムが身に付きます。
その際、ただの書き写し作業にならないように注意が必要です。内容をイメージして単語の意味や並び順など、何を覚えるのかも意識して書くようにしましょう。

的確なフィードバック

実際に文を書き出したら、的確なフィードバックをもらうこともとても重要です。お手本を真似して書いたとしても、自己流の文のままではいつまでたってもライティングスキルは上達しません。
添削できる人が身近にいない場合は、英語のスクールやオンライン英会話を利用するのがおすすめです。

ライティングの継続

ライティングスキルは、書き始めたからといってすぐに習得できるものではありません。長く続けることで徐々に身についていくので、毎日コツコツと継続することが大切です。
英語日記は子供でも取り組みやすいので、まずは短いセンテンスから毎日少しずつ書き始めてみるとよいでしょう。

オンライン英会話でライティングの基礎を学ぼう!

オンライン英会話でライティングの基礎を学ぼう!

子供のライティングスキルを伸ばすには正しい添削と継続した学習が重要だとわかりました。

オンライン英会話は、定期的かつ継続的に書いた文章のフィードバックを受ける方法として最も有効です。

教室型のスクールに比べレッスン費用が安く通学の手間もないため、効率的に英語学習が進められます。
ライティングスキル向上に欠かせない的確なフィードバックを、自宅にいながら受け取れるのは最大の魅力ですね。

一方で、対面しないオンラインだから生じる弊害もあります。子供がオンライン英会話でライティングを学ぶメリットとデメリットをまとめたのでチェックしていきましょう。

メリット
  • 費用を抑えられる
  • 自宅で落ち着いて学習できる
  • 負担なく継続しやすい
デメリット
  • 提出~添削までに時間がかかる
  • 受講環境に左右されやすい

オンライン英会話のメリットは、費用と通学の負担がスクールに比べて圧倒的に軽いことです。時間を有効活用できるのでスケジュールを立てやすく、継続的な学習が可能となります。

添削まで多少のタイムラグがあったり、レッスンに集中できるよう自宅の学習環境を整えたりといった点に注意すれば、英語を学び始める子供に最適な学習方法といえるでしょう。

ライティングを学べる子供オンライン英会話

コロナ禍で急速に普及してきたオンライン英会話は、種類も数も非常に多くどれがいいのか悩んでしまいますよね。

特にライティングスキルを伸ばしたい場合は、添削の質と量が重要になってきます。

Kiminiオンライン英会話は、質の高い講師陣と充実したカリキュラムで人気の高い子供向けオンライン英会話です。教育で70年以上の歴史を誇る学研が運営しているので、実績と信頼は折り紙つきです。

4技能をバランスよく伸ばせる総合英語コースや各種試験に特化した対策コースなど、全156コースから子供のレベルにぴったり合ったレッスンを選べます。

各種試験に特化した対策コースとしては、英検®合格コースGTEC®対策コースなどがあります。中でも、英検®合格コースは、英検5級から2級まで級別にコースが分かれており、分かりやすいテキストが用意されています。

学研が独自に開発した予習復習教材により、効率的なライティングスキルの向上が期待できるでしょう。

まとめ

英語力に欠かせないライティングスキルを伸ばす方法として効果的な、子供のオンライン英会話のメリットとデメリットを解説しました。

英語力を測る試験はたくさんありますが、どの試験でも上のレベルには必ずライティングテストが含まれています。
将来、海外で学ぶにしろ外資系企業で働くにしろ、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4技能はどれも必要不可欠です。

英会話というと「聞く」「話す」がメインで、ライティングはおろそかになってしまいがちですが、子供の英語上達のためには意識して取り組んでいくことが大切といえます。

Kiminiオンライン英会話で、子供と一緒に英語を楽しくスマートに学んでいきましょう。