簡単に英語を話す機会を作れる学習方法の1つに、オンライン英会話があります。ネット環境さえあれば、家にいても受講できるため、最近特に人気に火がついています。
それでは、このオンライン英会話の実際の効果とはどのようなものなのでしょうか？
今回は、オンライン英会話の学習期間ごとの効果を解説していきます。
目次
オンライン英会話で効果を実感するまでの時間は？
オンライン英会話を始めたからといってすぐに英語が話せるわけではない、ということはみなさんもご理解いただけているでしょう。しかし、あてもなく学習を続けるのもストレスですよね。そこで、効果を実感できるまでの目安をお伝えしたいと思います。
これはあくまで目安なので、個人差があることをあらかじめご了承ください。
効果を実感できるのは約100時間から
効果を実感できるようになるには、約100時間の受講が必要とされています。ここで言う効果は、「英語でのコミュニケーションが取れる」ということを前提とします。
オンライン英会話は1レッスン25分のものが多いので、毎日1レッスン受講しても240日間かかることになりますね。これはあくまでも1日1レッスンの場合なので、1日に複数回レッスンを受ける、またはレッスン時間が長いものを受講することで、より短い時間で100時間を達成することができます。
予習・復習の時間を含めると約200時間は必要
またレッスンを受講するだけでは、実力が身につきません。レッスンの前後で予習・復習を行うことで、より理解度が深まることは間違いないでしょう。予習・復習はそれぞれ10分ずつでも構いません。
その日に学ぶことをレッスン前に確認してレッスンに臨み、レッスン終了後は学んだことを思い返す、この一手間で効果は格段にアップします。復習に関しては、レッスン直後と、レッスンから数日後の2回行うようにするとより勉強効率が上がると言われています。
オンライン英会話学習期間別の効果
オンライン英会話は学習期間によって、得られる効果が大きく異なります。ここでは、3ヶ月、6ヶ月、1年の期間ごとに分けてその効果を解説していきます。
3ヶ月間の学習
3ヶ月間の学習で相手が言っていることが、漠然と理解できるようになります。全ては理解できないけれど、要点は掴める、または何回か聞くと全て理解できるという状態です。
まだまだ話せるというレベルには到達できない人がほとんどですが、相手の話を漠然と理解し、簡単な受け答えであればできるようになるでしょう。
聞き取りができるようになってくるので、その点で言うと効果を実感できる1番初期の段階と言えるかもしれません。
行動科学では、「3の法則」というものがあり、3日で継続力、３週間で習慣、3ヶ月で効果がついてくると言われています。会話ができると言う意味での効果はまだ実感できませんが、リスニング力だけで見ると3ヶ月でも十分効果が得られると言えるでしょう。
6ヶ月間の学習
6ヶ月間オンライン英会話を継続できれば、聞き返すことも少なくなり、より円滑なコミュニケーションが取れるようになります。
6ヶ月間毎日受講すると、25分のレッスンであれば総レッスン時間は約75時間です。効果を実感する目安としてあげた100時間にはまだ及びませんが、予習・復習の頑張り次第ではこの時点で誰とでも会話ができるレベルに到達できるかもしれません。
ここまで継続できていれば、英語を話すことには抵抗がなくなってきて、苦手意識も克服されてきます。
1年間の学習
1年間しっかり学習することで、日常会話はもちろんのこと、自分の専門分野であれば複雑な会話もできるようになります。ここまでオンライン英会話を継続できていれば英語で話すことに一切の抵抗がなくなりますし、自分の英語力にかなりの自信がつくはずです。
また1対1だけでなく、複数人での会話でもしっかり相手の話を理解でき、自分の考えをしっかり伝えられるようになってきます。
6ヶ月で話せるという実感を得て、1年で自分は英語が話せるんだ、という自信を持つことができると考えると良いでしょう。
オンライン英会話が効果がないと言われる理由とは？
オンライン英会話の効果について書いてきましたが、オンライン英会話には効果がない、と考える人もいます。実際にオンライン英会話で英語力を身につけた人もいるので、必ずしも効果がないわけではありませんが、なぜこのように言われるのでしょうか？
予習・復習をしていない
効果がないと言っている人の多くは、オンライン英会話を受講するだけで、英語力が身に付くと誤解しています。オンライン英会話を受講するだけで英語が話せるのであれば、英語を話せる日本人はもっと多いはずです。
効果がない、と言う人の多くは自発的に予習・復習をしなかった結果、期待した成果が得られなかったのかもしれません。
オンライン英会話は講師がいるため、つい受身の姿勢になってしまいますが、自分から勉強する姿勢を保つように心がけましょう。
学習期間が短い
英語学習はよくマラソンに例えられます。最初は長距離走が苦手でも、毎日走る練習をすれば、いずれ走れる距離は伸び、タイムも短くなりますよね。それと同じことが英語学習にも言えます。
今回は、3ヶ月、6ヶ月、1年の３パターンの効果を紹介しましたが、英語学習はいかに継続して学習をできるかが重要です。学習を継続すればするだけ英語の実力は必ず成長します。
効果がない、と言う人は、自分の英語力が成長する前に学習をやめてしまっていたのかもしれません。
目標を設定していない
オンライン英会話で成果を出すためには、目標を設定する必要があります。
「英検に合格する」、「GTECのテストで点数を上げる」、「ビジネス英会話をマスターする」など、最初に何かしら目標を設定して、その目標を達成するために、オンライン英会話でレッスンを受けるようにしましょう。
最初に１つ目標を立てて、その目標が達成できたら、また次の目標を立てるというようにして、どんどん学習を進めていくと、目に見えて効果が表れるようになり、学習のモチベーションも上がります。
自分のレベルに合ったカリキュラムを受講できていない
最後にレベルの問題です。英語にはそれぞれ個人のレベルがあります。個人のレベルに合ったカリキュラムを受講しなければ、英語学習の効率が非常に悪くなってしまいます。
極端な例ですが、英語初心者がいきなりビジネス英会話のカリキュラムを受講すると考えてみてください。まずは自己紹介から習うべきところを、基礎をすっ飛ばしてビジネス英会話を学んでも、何が何だかさっぱり分からない、となるのは目に見えていますよね。
これはカリキュラム選びに失敗した例です。必ず自分のレベルに合ったカリキュラムを選び効率良い英語学習を行いましょう。
Kimini英会話なら予習・復習までフォローあり！
ここまで読んでいただいたあなたなら、英語学習には「オンライン英会話だけ」では不十分ということがお分かりいただけているでしょう。より効果を発揮するためには、予習・復習が不可欠です。
Kimini英会話は、予習・復習にも力を入れており、受講内容にレッスン前とレッスン後の学習もしっかり含まれています。
レッスンは順を追って受講していくのですが、途中で複数回の確認テストが行われ、確認テストでつまづいた点を復習することで苦手を克服していくことができます。
また、Kimini英会話には、140を超える多くのカリキュラム、コース があるのも特徴です。必ず自分の目的とレベルに合ったものが見つかるでしょう。
Kiminiオンライン英会話で効果が出やすいコース
Kiminiオンライン英会話には、140を超える多くのコースがありますが、その中でも特に効果が出やすいコースがあるので、紹介します。
英検®合格コース
Kiminiオンライン英会話で、効果が出やすいコースとして、一番におすすめしたいコースは、英検®合格コースです。
一次試験と二次試験の英検対策コースとして、英検5級から英検2級までの英検®合格コースが活用できます。
効果を出すためには、予習と復習をすることが重要だという話をしましたが、予習や復習にフルに使えるテキストが用意されています。
「英検〇級をひとつひとつわかりやすく。」という学研の人気書籍をベースにレッスンが受講できるので、テキスト選びに迷うことがありません。
英検３級以上は二次試験で面接試験があるので、英検®3級合格コース、英検®準２級合格コース、英検®２級合格コースには、二次試験対策レッスンも含まれています。
一次試験は合格していて、二次試験対策のみ受講したい方は、英検®二次試験対策コースを受講することも可能です。英検®二次試験対策コースは、英検3級から準１級までのコースが用意されています。
総合英語コース
中学や高校の英文法にあまり自信がなく、文法の復習からレッスンを進めていきたい人には、総合英語コースがおすすめです。
総合英語コースは、総合英語コース１から総合英語コース5まで５つのコースがあって、自分が文法を復習したいレベルからスタートしていくことができます。
総合英語コース１は中学１年レベル、総合英語コース２は中学２年レベル、総合英語コース３は中学３年レベル、総合英語コース４は高校１年レベル、総合英語コース5は高校２年レベルの文法を学べるようになっています。
無料体験レッスンで自分の英語レベルがどれぐらいなのかを確かめて、コースを選ぶこともできます。
ビジネス英会話コース
学校の英文法はだいたい理解しているけれど、ビジネス英会話は勉強したことがなくて、ビジネスで英語を使っていく上で不安をかんっるという方には、ビジネス英会話コースがおすすめです。
このコースは、ビジネス英会話コース１とビジネス英会話コース２が用意されています。
英文法の基本的なルールをビジネスシーンに特化した形でおさらいしながら、ビジネスのシーンでよく使われる英単語やフレーズがたくさん学べます。
ビジネス英会話コース１では、ビジネスシーンに適した自己紹介、電話応対の際の基本的なやりとり、英語でのビジネスメールの書き方、表やグラフなどを説明しながら、効果的なプレゼンテーションなどが学べます。
ビジネス英会話コース２でも、ビジネスシーンでよく使われる単語やフレーズを学習しますが、英語での面接やアドバイスの仕方の練習やロールプレイなどを学びます。
ビジネス英会話コース２のロールプレイでは課題と役が設定されており、与えられた役に扮して課題解決に向けて取り組みます。課題では、マネージャーとして職場の問題を解決するための方法を考えて部下に指示、クレーム対応や部下への昇進の打診など、ビジネス英会話コース１より難易度があがり、踏み込んだ内容となっています。
短期集中トレーニングコース
短期集中トレーニングコースは、各10レッスンで、文法特訓コース、ビジネスシーン特訓コース、ニューストーク特訓コースなどがあります。
文法特訓コースは、さらに細かく細分化されているので、文法の中で自分の苦手な単元が分かっている場合は、その単元だけのコースを受講すると、効率的に学べます。
ビジネスシーン特訓コースも、ビジネスシーン特訓コース＜電話・メール・会議＞編、ビジネスシーン特訓コース＜プレゼン対＞編、ビジネスシーン特訓コース＜ビジネス文法＞編１、ビジネスシーン特訓コース＜ビジネス文法＞編２、ビジネスシーン特訓コース＜語彙強化＞編１、ビジネスシーン特訓コース＜語彙強化＞編２、ビジネスシーン特訓コース＜語彙強化＞編３というように細分化されているので、ビジネス英語の中で、自分が強化したい単元だけを幾つか選んで受講することができます。
ニューストーク特訓コースは、ニューストーク特訓コース<The Japan Times ST編＞の１コースのみですが、ニュースサイトの記事を使用し、世界各地のニュースを英語で学習できます。
まとめ
今回は、オンライン英会話の効果について解説しました。思ったよりも時間がかかるな、と思った方もいるのではないでしょうか？英語が話せるようになるには、少なくとも半年はかかると考えてください。
オンライン英会話は、やり方さえ間違えなければ絶大な効果を発揮します。自分がどこまでの英語力を身につけたいかを考えてオンライン英会話を受講してみてはいかがでしょうか？
Kiminiオンライン英会話で、効果がでやすいコースもいくつか紹介しているので、ぜひ受講を検討してみてください。
また、せっかく身につけた英語力も使わなければいずれ衰えます。
オンライン英会話は、1度習得した英語力を維持する目的でも使えるので、すでに英語が話せる、という人もブラッシュアップのために、活用してみてはいかがでしょうか？
Webライター/ブロガー 高校時代の海外旅行がきっかけで英語に興味を持つ。大学時代には10ヵ国を旅し、TOEIC870点を取得。6年間の英語講師経験あり。現在は英語特化型のWebライターとして活動中。自身でもWebメディア「#オンライン英会話のある生活」の運営を行っている。