日本の気象予報士は、気象データの解析、天気図の読解、予報の作成、テレビやラジオでの解説、防災情報の発信など、多岐にわたる業務を担うスペシャリストです。気温・降水・風などの観測情報を読み取り、地域や季節に合わせて分かりやすく伝える高度なコミュニケーション力も求められます。
近年は、海外向けの気象情報発信、国際災害対応の協力、英語による気象解説動画の制作、SNSでの英語コメント対応など、気象の現場で英語を使う機会が増えています。特にグローバルに災害情報を共有する際には、正確で簡潔な英語表現が大きな武器になります。
この記事では、気象予報士の現場で使える英単語、シーン別フレーズ、そして実践的なロールプレイ会話をご紹介します。英語で天気解説や情報共有を行いたい気象関係者の方は、ぜひ参考にしてください。
気象予報士に役立つ英単語

ここでは「気象・観測」「予報・解説」「防災・コミュニケーション」の3カテゴリに分けて、気象予報士がよく使う英単語をご紹介します。
カタカナ読みも添えているので、声に出して覚えていきましょう。
気象・観測に関する単語
- temperature(テンパラチャー):気温
- precipitation(プリシピテーション):降水
- humidity(ヒューミディティ):湿度
- atmospheric pressure(アトモスフェリックプレッシャー):気圧
- wind direction(ウィンドダイレクション):風向
【ピックアップ単語】
precipitation
rain, snow, etc. that falls; the amount of this that falls
雨・雪などとして降るもの、またはその降った量。
予報・解説に関する単語
- forecast(フォーキャスト):予報
- weather chart(ウェザーチャート):天気図
- front(フロント):前線
- high pressure system(ハイプレッシャーシステム):高気圧
- low pressure system(ロープレッシャーシステム):低気圧
【ピックアップ単語】
forecast
a statement about what will happen in the future, based on information that is available now
現在利用可能な情報に基づいて、将来起こることについて述べたもの。
防災・コミュニケーションに関する単語
- alert(アラート):警報・注意報
- evacuation(エバキュエーション):避難
- hazard(ハザード):危険要因
- visibility(ビジビリティ):視程
- announcement(アナウンスメント):発表・告知
【ピックアップ単語】
evacuation
the process of moving people from a place of danger to a safer place
危険な場所から、より安全な場所へ人々を移動させる過程。
気象予報士が使える英語フレーズ

ここでは、天気解説・観測データの共有・防災情報の発信など、気象予報士がよく使う英語フレーズをシーン別にまとめました。
いきなり全部覚えようとせず、明日使えそうな表現から徐々にマスターしていきましょう。
天気を説明するフレーズ
The temperature will rise this afternoon.
(今日の午後は気温が上昇する見込みです。)
A cold front is approaching from the north.
(北から寒冷前線が近づいています。)
We expect light rain in the early morning.
(早朝に弱い雨が予想されます。)
観測データを共有するフレーズ
The wind speed is increasing along the coast.
(沿岸地域で風速が上がっています。)
Humidity levels are higher than usual today.
(今日は湿度が通常より高くなっています。)
Let’s check the latest pressure chart.
(最新の気圧配置を確認しましょう。)
防災情報を伝えるフレーズ
Please be aware of the heavy rain alert.
(大雨警報に注意してください。)
Visibility is low due to dense fog.
(濃霧の影響で視程が悪くなっています。)
Evacuation is recommended in low-lying areas.
(低地では避難が推奨されています。)
気象予報士の実践的な英会話ロールプレイ
ここでは、気象予報士が実際に直面する3つのシチュエーションを想定したロールプレイ会話をご紹介します。
ぜひ、2人以上でそれぞれの役に分かれて練習してみてください。
パターン1:天気解説の事前打ち合わせ
Could you update the temperature forecast for the evening?
夕方の気温予報を更新していただけますか?
Sure. It will drop to around 10 degrees.
はい。およそ10度まで下がる見込みです。
Great. Let’s highlight that for viewers.
よし、その点を視聴者向けに強調しましょう。
Got it. I’ll prepare the script.
了解です。原稿を準備します。
パターン2:最新データの確認ミーティング
The low-pressure system is moving faster than expected.
低気圧が予想より早く進んでいます。
Really? Should we adjust the rainfall forecast?
本当ですか?降水量予測を調整しますか?
Yes, we should increase the expected amount.
はい、予想降水量を増やすべきですね。
Understood. I’ll update the chart.
了解です。天気図を更新します。
パターン3:防災情報を英語で共有する
We need to announce the heavy rain alert.
大雨警報を発表する必要があります。
Okay. Should we mention the evacuation advice?
わかりました。避難の呼びかけも入れますか?
Yes, especially for the riverbank areas.
はい、特に河川沿いの地域に向けてお願いします。
Got it. I’ll prepare the announcement.
了解です。原稿を作成します。
まとめ
今回は、気象予報士に役立つ英単語・フレーズ・ロールプレイをご紹介しました。
天気解説、観測データの共有、防災情報の発信を英語で行えるようになると、海外向けの情報発信や国際的な災害対応において、大きな強みになります。
ぜひ、日々の天気解説や打ち合わせに少しずつ英語表現を取り入れてみてください。
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